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「天まで届け、斬左の拳」(2009/04/04 (土) 20:01:43) の最新版変更点
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*天まで届け、斬左の拳 ◆BRxsUzTn5A
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『―――ようお前等!存分に殺し合ってるか?』
「――――――!」
左之助は唐突に響いた声を察知し、空を見上げた。
天空には忘れもしない、あの会場で狂った殺し合いを宣言した
張本人の顔があった。
「てめぇは……右上!何であんなとこに」
『サノスケ、あれはモニター映像です』
「もにたー……何だって?」
『貴方のいた世界でいうと……そうですね、動く写真みたいなものでしょうか?』
「動く写真……結構ヤバそうなもんだな」
『………う~ん、やはり時代が離れたものを説明するのは難しいようですね』
『…うるさい左上が言ってるから、そろそろ内容に移るぞ。
まず禁止エリアは、八時からA-4、十時からB-6だ。』
「こいつは確か左上ってやつが言ってた……禁止エリアってやつか」
『どうやら、定期的に流れる放送のようですね。サノスケ、ここは悔しいですがあいつからの放送を聞きましょう』
「ああ、分かってる」
左之助とマッハキャリバーはそのまま右上の流す放送に静かに耳を傾ける。
『脱落者は、 北条鉄平、はっぱ隊員、木吉カズヤ……』
「クソッ!もう犠牲者が出ちまってるのかよ……」
左之助は思わず地団太を踏みながら悔しがる。
『私たちと所とは別のところですでに始まっているようですね……』
「そうだな、一刻も早く奴のもとへ辿りつかねぇとな……」
『あぁあとなんか真っ白で何も書けない紙、あったろ?
あれはこの放送が終わった後、お前等以外の参加者の名前が載るようになってるんだ。』
『サノスケ、それを見せてくれませんか?』
「これのことか?」
左之助がデイバックから取り出した白い紙に、黒い文字がぼんやりと浮かび上がってきた。
左之助はそれをマッハキャリバーにかざす。
『スバル・ナカジマの名前が載ってない……どうやら相棒は無事なようですね。
安心しました。サノスケは誰か知り合いはいましたか?』
マッハキャリバーの問いに左之助は気難しそうに
名簿とにらめっこしている顔をむける。
「………分からねぇ」
『え……?』
「トテ音重……ンレ音鏡…?またさっきみてぇな暗号か?」
左之助はう~んと唸りながら、名簿を凝視する。
『サノスケ、文字を反対側から読んでませんか?』
「ん?文字ってのはそうじゃないのか?」
左之助はきょとんとした顔でマッハキャリバーを見る。
『現代では、左側から読む必要があります。』
「そうなのか、メンドくせぇことしやがるぜ。」
『私が読み上げます。これならば問題ないでしょう。』
「ああ、頼む。」
マッハキャリバーは名簿に載っている一人一人の名前を読み上げ始めた。
左之助は黙ってそれを一時漏らさずに聴く。
『……桂言葉、海原雄山、以上です。誰か知り合いはいましたか』
「知り合い……か。いるにはいたが……何つうか倒さなきゃならねぇ相手なんだがな。志々雄真実ってんだ。」
左之助は眉をひそめ、神妙そうな顔をする。
『危険人物なのですか?』
「ああ、明治政府を転覆するために大規模な軍団を率いてた。
それに、京都を火の海にしようと企てた奴だ。用心することに越したこたぁねぇ」
『分かりました。ところで、サノスケ』
「ん?何だ」
『これからどこに行くつもりですか?このまま誰とも会わないわけにはいきませんし』
マッハキャリバーは今後の方針を左之助に尋ねる。
「まずは施設を回って、そこにいる奴らから手がかりを探すつもりだ。ここで一番近いとこだと……」
左之助は地図を取り出し、一番右下にある建物の名前を指しながら、う~んとうなる。
『温泉、ですか』
マッハキャリバーはすかさず、文字を通訳する。
「ああ、そうか温泉か。俺たちがいる地点はそこに近いところなんだ。
そろそろ見えてくるころじゃないか……お?」
左之助の目の前に和風の旅館のような建物が現れた。
『入って見ましょう』
左之助はマッハキャリバーにうなづき、
旅館の前まで近づくと戸をガラリと開け、中に首を突っ込む。
「おい、誰かいるか?」
左之助が旅館の中に声をかけるも、旅館の中からは
返事があるどころか、物音一つさえも返ってくることはなかった。
「………誰もいねぇのか?」
『いえ、ついさっきまでここに人がいたようです』
「分かるのか?」
『ええ、玄関の所にわずかながら熱の反応がありました。すでにここから経ってしまったようですが』
「ちぃ、一足遅かったか……!」
左之助は苦虫を潰したように顔をする。
『サノスケ、わずかながら道にも反応があります。今追いかければ間に合うかもしれません』
「なら話ははええ。いますぐに追いかけるぞ」
左之助は温泉旅館をすぐさま出ると、森の中を駆け抜ける。
(右上……お前はお空の上でお上の立場になってるようだが、そんなモンは長くは続くと思うなよ。
俺たちのようにこの世の中を変える力を持つ奴らがお前の天から引きずり降ろすぜ。
俺たちの拳を受けるその時まで、首を洗って待ってやがれ)
左之助は走りながら、空の上を見上げながらあの忘れもしないにやついた顔を思い出し、
自分の冷たい拳を固く握りしめていた。決意を、揺るぎない物とするために。
【F-6/温泉付近/一日目・朝】
【相楽左之助@るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~】
[状態]:健康
[装備]:マッハキャリバー(ローラースケート状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS リボルバーナックル@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:支給品一式、スタープラチナのディスク@ジョジョの奇妙な冒険Part6ストーンオーシャン、携帯電話@現実
[思考・状況]
1:これが俺だ。全部守って闘う。
2:温泉から出ていった人物を追う
3:志々雄を倒す。
4:二重の極みが打てない……だと……?
5:主催者相手に『喧嘩』する。
6:弱い奴は放って置けねぇ。
7:主催者になんとかたどり着く方法を模索する。
8:最悪の場合は殺す。でもそんな最悪の場合には絶対持ち込ませねぇ
【マッハキャリバー(ローラースケート状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 】
[思考・状況]
1:サノスケに同行する。
2:まずは情報収集ですね
3:志々雄真実に警戒
4:相棒が無事で何よりです
※黎明の間はずっと練習してずっと修行してました。
※マッハキャリバーの不調もサノスケの不調も制限によるものです。
※佐之助はマッハキャリバーを結構使いこなせていますが”完全”には使いこなせていません。
※佐之助の機動力はかなり強化されています。
しかし本人はその機動力を生かして遠くまで移動しようという気は現在ありません
※ある程度の信頼関係を築いています。
※佐之助は色んな意味で覚悟しました。
|sm105:[[三国武将達は大変な鬼畜野郎にハメられていきました]]|[[時系列順>第二回放送までの本編SS]]|sm106:[[熱血の松岡に死ぬほど励まされてもヘタレなベジータ]]|
|sm112:[[onemorechance]]|[[投下順>100~150]]|sm114:[[ゆっくり考えるでいいさ]]|
|sm65:[[デバイスは儚き覚悟の悪に]]|相楽左之助|sm125:[[機動拳士リリカルさのすけ デバイスジェネレーション・ギャップ]]|
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*天まで届け、斬左の拳 ◆BRxsUzTn5A
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『―――ようお前等!存分に殺し合ってるか?』
「――――――!」
左之助は唐突に響いた声を察知し、空を見上げた。
天空には忘れもしない、あの会場で狂った殺し合いを宣言した
張本人の顔があった。
「てめぇは……右上!何であんなとこに」
『サノスケ、あれはモニター映像です』
「もにたー……何だって?」
『貴方のいた世界でいうと……そうですね、動く写真みたいなものでしょうか?』
「動く写真……結構ヤバそうなもんだな」
『………う~ん、やはり時代が離れたものを説明するのは難しいようですね』
『…うるさい左上が言ってるから、そろそろ内容に移るぞ。
まず禁止エリアは、八時からA-4、十時からB-6だ。』
「こいつは確か左上ってやつが言ってた……禁止エリアってやつか」
『どうやら、定期的に流れる放送のようですね。サノスケ、ここは悔しいですがあいつからの放送を聞きましょう』
「ああ、分かってる」
左之助とマッハキャリバーはそのまま右上の流す放送に静かに耳を傾ける。
『脱落者は、 北条鉄平、はっぱ隊員、木吉カズヤ……』
「クソッ!もう犠牲者が出ちまってるのかよ……」
左之助は思わず地団太を踏みながら悔しがる。
『私たちと所とは別のところですでに始まっているようですね……』
「そうだな、一刻も早く奴のもとへ辿りつかねぇとな……」
『あぁあとなんか真っ白で何も書けない紙、あったろ?
あれはこの放送が終わった後、お前等以外の参加者の名前が載るようになってるんだ。』
『サノスケ、それを見せてくれませんか?』
「これのことか?」
左之助がデイバックから取り出した白い紙に、黒い文字がぼんやりと浮かび上がってきた。
左之助はそれをマッハキャリバーにかざす。
『スバル・ナカジマの名前が載ってない……どうやら相棒は無事なようですね。
安心しました。サノスケは誰か知り合いはいましたか?』
マッハキャリバーの問いに左之助は気難しそうに
名簿とにらめっこしている顔をむける。
「………分からねぇ」
『え……?』
「トテ音重……ンレ音鏡…?またさっきみてぇな暗号か?」
左之助はう~んと唸りながら、名簿を凝視する。
『サノスケ、文字を反対側から読んでませんか?』
「ん?文字ってのはそうじゃないのか?」
左之助はきょとんとした顔でマッハキャリバーを見る。
『現代では、左側から読む必要があります。』
「そうなのか、メンドくせぇことしやがるぜ。」
『私が読み上げます。これならば問題ないでしょう。』
「ああ、頼む。」
マッハキャリバーは名簿に載っている一人一人の名前を読み上げ始めた。
左之助は黙ってそれを一時漏らさずに聴く。
『……桂言葉、海原雄山、以上です。誰か知り合いはいましたか』
「知り合い……か。いるにはいたが……何つうか倒さなきゃならねぇ相手なんだがな。志々雄真実ってんだ。」
左之助は眉をひそめ、神妙そうな顔をする。
『危険人物なのですか?』
「ああ、明治政府を転覆するために大規模な軍団を率いてた。
それに、京都を火の海にしようと企てた奴だ。用心することに越したこたぁねぇ」
『分かりました。ところで、サノスケ』
「ん?何だ」
『これからどこに行くつもりですか?このまま誰とも会わないわけにはいきませんし』
マッハキャリバーは今後の方針を左之助に尋ねる。
「まずは施設を回って、そこにいる奴らから手がかりを探すつもりだ。ここで一番近いとこだと……」
左之助は地図を取り出し、一番右下にある建物の名前を指しながら、う~んとうなる。
『温泉、ですか』
マッハキャリバーはすかさず、文字を通訳する。
「ああ、そうか温泉か。俺たちがいる地点はそこに近いところなんだ。
そろそろ見えてくるころじゃないか……お?」
左之助の目の前に和風の旅館のような建物が現れた。
『入って見ましょう』
左之助はマッハキャリバーにうなづき、
旅館の前まで近づくと戸をガラリと開け、中に首を突っ込む。
「おい、誰かいるか?」
左之助が旅館の中に声をかけるも、旅館の中からは
返事があるどころか、物音一つさえも返ってくることはなかった。
「………誰もいねぇのか?」
『いえ、ついさっきまでここに人がいたようです』
「分かるのか?」
『ええ、玄関の所にわずかながら熱の反応がありました。すでにここから経ってしまったようですが』
「ちぃ、一足遅かったか……!」
左之助は苦虫を潰したように顔をする。
『サノスケ、わずかながら道にも反応があります。今追いかければ間に合うかもしれません』
「なら話ははええ。いますぐに追いかけるぞ」
左之助は温泉旅館をすぐさま出ると、森の中を駆け抜ける。
(右上……お前はお空の上でお上の立場になってるようだが、そんなモンは長くは続くと思うなよ。
俺たちのようにこの世の中を変える力を持つ奴らがお前の天から引きずり降ろすぜ。
俺たちの拳を受けるその時まで、首を洗って待ってやがれ)
左之助は走りながら、空の上を見上げながらあの忘れもしないにやついた顔を思い出し、
自分の冷たい拳を固く握りしめていた。決意を、揺るぎない物とするために。
【F-6/温泉付近/一日目・朝】
【相楽左之助@るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~】
[状態]:健康
[装備]:マッハキャリバー(ローラースケート状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS リボルバーナックル@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:支給品一式、スタープラチナのディスク@ジョジョの奇妙な冒険Part6ストーンオーシャン、携帯電話@現実
[思考・状況]
1:これが俺だ。全部守って闘う。
2:温泉から出ていった人物を追う
3:志々雄を倒す。
4:二重の極みが打てない……だと……?
5:主催者相手に『喧嘩』する。
6:弱い奴は放って置けねぇ。
7:主催者になんとかたどり着く方法を模索する。
8:最悪の場合は殺す。でもそんな最悪の場合には絶対持ち込ませねぇ
【マッハキャリバー(ローラースケート状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 】
[思考・状況]
1:サノスケに同行する。
2:まずは情報収集ですね
3:志々雄真実に警戒
4:相棒が無事で何よりです
※黎明の間はずっと練習してずっと修行してました。
※マッハキャリバーの不調もサノスケの不調も制限によるものです。
※佐之助はマッハキャリバーを結構使いこなせていますが”完全”には使いこなせていません。
※佐之助の機動力はかなり強化されています。
しかし本人はその機動力を生かして遠くまで移動しようという気は現在ありません
※ある程度の信頼関係を築いています。
※佐之助は色んな意味で覚悟しました。
|sm105:[[三国武将達は大変な鬼畜野郎にハメられていきました]]|[[時系列順>第二回放送までの本編SS]]|sm106:[[熱血の松岡に死ぬほど励まされてもヘタレなベジータ]]|
|sm112:[[onemorechance]]|[[投下順>101~150]]|sm114:[[ゆっくり考えるでいいさ]]|
|sm65:[[デバイスは儚き覚悟の悪に]]|相楽左之助|sm125:[[機動拳士リリカルさのすけ デバイスジェネレーション・ギャップ]]|
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