「しねばいいのに」(2009/03/13 (金) 11:02:52) の最新版変更点
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*しねばいいのに ◆KX.Hw4puWg
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「疲れたな…」
ハァ、とため息をつき俺は入った部屋の端にあった椅子に座る。
何故かいつもより体力の消費が多いが、気にしない事にしておくか。
…にしても、不思議な事だ。
この殺し合いに呼ばれていたらしい男女の女の服装は明らかに「メイドさん」、男の方は「学生服」…
「…コスプレ大会か」
俺はあの二人に対しての皮肉とも言えるどうでもいい総評をすると、前々に確認した支給品の「ブレード」というサングラスを身に付ける。
もう一つの支給品は訳の分からない巻物だったが気にしない事にする。
にしてもこのサングラス、凄くダサい。
しかもフードにこのサングラスをかけると、
「えー、マジ!?不審者ー!?キモーい!」
「不審者が許されるのは、小学生までだよねー」
「キャハハハハ!」
…と、思われるかもしれないがこのサングラス、生命反応が有るか無いか分かるらしいので、かなり役立つし、大体職業柄として不審者と思われても別に良いのだ。多分。
「…だいぶ疲れは取れたか」
俺は背筋を伸ばすと、ディパックを持ち、館を出る事にした。
◇◇◇
しばらく歩くと目の前に少女が見えた。
何故か少女は穴の中にすっぽりと入っていたが、気には止めない事にしておこう。
…それにその少女を思うと、また頭痛が来たので深くは考えない事にする。 ああ、一体ホントこれ何なんだろうか。
しかもその少女はぶつぶつぶつぶつ呟いていて耳障りだ。
だが自分からはあまり殺したくは無い。
…ならばどうする?
自分の手を血で染めない為には―――
…そうだ、騙せば良い。
こいつを保護すると騙して、こき使えば良い。
そうすれば俺は「殺害」した訳では無い。
いつか死ぬ時が来たらすぐ捨てる。
…うん。我ながら良いアイデアだ。
そう思いつくと、俺は後ろから少女に近づいていった。
◇◇◇
…どれ程経ったんでしょうか。
私は私の親指につけられたドリルが開けた穴の中にすっぽりと入っていました。
プロデューサーさんが居たら「今すぐ出てこい」って言って止めてくれるんですけどね。
…そんな中、私は誰かの視線を感じました。
でも、姿は何処に居るのか分からなかったから、怖かったです。
着々と近づいて来るその人の存在。
それは私の居る穴のすぐ近くまでに来ていました。
―――もしかして、私、死ぬ?
…多分そうなのかもしれません。
本当は死にたくは無いけど、正直今の私に生き残る術はありません。
…ああ、どうせ、どうせ死ぬんだったら、またステージに立ちたかったなぁ。また歌を歌いたかったなぁ…
もう、私の目から涙も出ません。
そしてその人の影が近づいた瞬間、私は死を覚悟しました。
私は目を閉じ、ただその人が「死」を持って来るのをただ、待つ事にしました。
◇◇◇
…あれ?もしかしてこの子、「死ぬ」って思ってる感じ?
勘弁してくれ。ただでさえこういうのは苦手なんだ。
自分の職業上、相手が「死ぬ」って思ったのは大体俺が殺しにかかった時。
でもこの少女は俺の存在が分かっただけでその感情が生まれている。
これほど面倒臭い事は無いだろう。
…でもここで話しかけないと以後、こういう機会が無いかもしれない。
すると「生き残る」可能性が低くなる。
…どうする?ここでこの少女に接触するかしないかするか。
どちらに行っても利点はありそうだが…
【A-3 平原/一日目・黎明】
【萩原雪歩@THE IDOLM@STER】
【状態】:健康、精神疲労(小)
【装備】: コアドリル@天元突破グレンラガン
【道具】:支給品一式(水少量消費) 、
【思考・状況】
1:…
2:死ぬ瞬間を待つ
【ときちく@時々鬼畜なゲームプレイシリーズ】
[状態]:健康、精神疲労(小)
[装備]: ナイフ×4、包丁×3ブレード@サイべリア
[道具]:基本支給品、フライパン、フォーク、張遼の書@ニコニコ歴史戦略ゲー
【思考・状況】
1:自分からは殺さない。
2:絶対に生き残る
3:自衛のための殺害は已む無し
4:この少女はどうするか…
【備考】
※七夜志貴と十六夜咲夜と萩原雪歩の姿を確認しました。名前は知りません
※元世界の知識はかなり封印されているようです。
※元々の能力などのせいで他の参加者に比べ疲労が激しいようです。
|sm59:[[全ては愛しき貴方の為に]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm62:[[First Stage]]|
|sm59:[[全ては愛しき貴方の為に]]|[[投下順>51~100]]|sm61:[[従兄のカードでございます]]|
|sm12:[[すすまない!ドリラー]]|萩原雪歩|sm62:[[First Stage]]|
|sm23:[[とある館の暗殺者達]]|ときちく|sm62:[[First Stage]]|
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*しねばいいのに ◆KX.Hw4puWg
(登録タグ) [[パロロワ]] [[時鬼畜]] [[ゆきぽ]] [[不審者]]
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「疲れたな…」
ハァ、とため息をつき俺は入った部屋の端にあった椅子に座る。
何故かいつもより体力の消費が多いが、気にしない事にしておくか。
…にしても、不思議な事だ。
この殺し合いに呼ばれていたらしい男女の女の服装は明らかに「メイドさん」、男の方は「学生服」…
「…コスプレ大会か」
俺はあの二人に対しての皮肉とも言えるどうでもいい総評をすると、前々に確認した支給品の「ブレード」というサングラスを身に付ける。
もう一つの支給品は訳の分からない巻物だったが気にしない事にする。
にしてもこのサングラス、凄くダサい。
しかもフードにこのサングラスをかけると、
「えー、マジ!?不審者ー!?キモーい!」
「不審者が許されるのは、小学生までだよねー」
「キャハハハハ!」
…と、思われるかもしれないがこのサングラス、生命反応が有るか無いか分かるらしいので、かなり役立つし、大体職業柄として不審者と思われても別に良いのだ。多分。
「…だいぶ疲れは取れたか」
俺は背筋を伸ばすと、ディパックを持ち、館を出る事にした。
◇◇◇
しばらく歩くと目の前に少女が見えた。
何故か少女は穴の中にすっぽりと入っていたが、気には止めない事にしておこう。
…それにその少女を思うと、また頭痛が来たので深くは考えない事にする。 ああ、一体ホントこれ何なんだろうか。
しかもその少女はぶつぶつぶつぶつ呟いていて耳障りだ。
だが自分からはあまり殺したくは無い。
…ならばどうする?
自分の手を血で染めない為には―――
…そうだ、騙せば良い。
こいつを保護すると騙して、こき使えば良い。
そうすれば俺は「殺害」した訳では無い。
いつか死ぬ時が来たらすぐ捨てる。
…うん。我ながら良いアイデアだ。
そう思いつくと、俺は後ろから少女に近づいていった。
◇◇◇
…どれ程経ったんでしょうか。
私は私の親指につけられたドリルが開けた穴の中にすっぽりと入っていました。
プロデューサーさんが居たら「今すぐ出てこい」って言って止めてくれるんですけどね。
…そんな中、私は誰かの視線を感じました。
でも、姿は何処に居るのか分からなかったから、怖かったです。
着々と近づいて来るその人の存在。
それは私の居る穴のすぐ近くまでに来ていました。
―――もしかして、私、死ぬ?
…多分そうなのかもしれません。
本当は死にたくは無いけど、正直今の私に生き残る術はありません。
…ああ、どうせ、どうせ死ぬんだったら、またステージに立ちたかったなぁ。また歌を歌いたかったなぁ…
もう、私の目から涙も出ません。
そしてその人の影が近づいた瞬間、私は死を覚悟しました。
私は目を閉じ、ただその人が「死」を持って来るのをただ、待つ事にしました。
◇◇◇
…あれ?もしかしてこの子、「死ぬ」って思ってる感じ?
勘弁してくれ。ただでさえこういうのは苦手なんだ。
自分の職業上、相手が「死ぬ」って思ったのは大体俺が殺しにかかった時。
でもこの少女は俺の存在が分かっただけでその感情が生まれている。
これほど面倒臭い事は無いだろう。
…でもここで話しかけないと以後、こういう機会が無いかもしれない。
すると「生き残る」可能性が低くなる。
…どうする?ここでこの少女に接触するかしないかするか。
どちらに行っても利点はありそうだが…
【A-3 平原/一日目・黎明】
【萩原雪歩@THE IDOLM@STER】
【状態】:健康、精神疲労(小)
【装備】: コアドリル@天元突破グレンラガン
【道具】:支給品一式(水少量消費) 、
【思考・状況】
1:…
2:死ぬ瞬間を待つ
【ときちく@時々鬼畜なゲームプレイシリーズ】
[状態]:健康、精神疲労(小)
[装備]: ナイフ×4、包丁×3ブレード@サイべリア
[道具]:基本支給品、フライパン、フォーク、張遼の書@ニコニコ歴史戦略ゲー
【思考・状況】
1:自分からは殺さない。
2:絶対に生き残る
3:自衛のための殺害は已む無し
4:この少女はどうするか…
【備考】
※七夜志貴と十六夜咲夜と萩原雪歩の姿を確認しました。名前は知りません
※元世界の知識はかなり封印されているようです。
※元々の能力などのせいで他の参加者に比べ疲労が激しいようです。
|sm59:[[全ては愛しき貴方の為に]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm62:[[First Stage]]|
|sm59:[[全ては愛しき貴方の為に]]|[[投下順>51~100]]|sm61:[[従兄のカードでございます]]|
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