ギル高 まとめ
http://w.atwiki.jp/momotatan/
ギル高 まとめ
ja
2006-12-09T21:13:24+09:00
1165666404
-
20氏まとめ6
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/58.html
日曜日-AM 8:24-
「おぉ・・・」
「おぉぉ・・・」
朝、一二三は先週見忘れた仮面ライダーを見ていた。
なるほど、むこうで聞いたとおり面白い。
細かい設定などもあったりするが、一二三脳を持ってすれば理解することは容易い。
番組が終わり、アナウンスが流れる。
『この番組は、楽しい時を作る企業BANZAIと、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。』
テレビが次の番組の予告をする中、テレビの前で一二三が硬直していた。
「やばいよ、、これ面白い・・・。あぁ、、はまってしまいそうだぁ・・・。」
さっき見た戦闘シーンを頭に浮かべる。
「凄いなぁ、あれ・・・。まさに『血踊り、肉沸く・・・。』チップにも応用できないのかなぁ・・・
やっぱり乱舞系コンボというと、前P>近S>前P>近S>前P>スシ>スキヤキRC>いろいろよねぇ・・。」
映像に影響を受けて自分のチップの方針を改めて考え直してみる。
つーか、『血踊り、肉沸く』ってなんだよ。
一度初心に戻って、立ち回りやコンボについて考えてみるのもいいだろう。
「いやいや、でもなぁ、やっぱり凄いコンボよりも立ち回りに重点を、そうね、特に最大の長所の速さを・・・。
うん、やっぱり転移、手裏剣、迷彩を多用して速さでもって相手を翻弄、攪乱・・・。
う、、でもなぁ、この間のソル使いさん・・・双琉さん・・・だったかな。らしくない立ち回りも重要なのよね。
ん~?でもチップにとってらしくない立ち回りっていうのはどういったものなのかなぁ・・・。
どっかり腰を据えて相手と殴り合い?無理よねぇ、事故した時のリスクが全てのリターンを跳ね返してくるし・・・。
ましてや、スレイヤーやポチョ、メイとかが相手だと顕著にリスクが多くなるよねえ・・・。
チップにとってはらしくない立ち回りをするときは時と場所と空気を読まないとダメってことだね。
てことは、必然的に立ち回りは高速の出入りでこっちの世界に相手を引きずりこむことなるのかな、、
いやいや、敢えて相手の世界に飛び込んで玉砕覚悟のカミカゼアタック??
いや、だからそれはダメなんだってば、危険度が高すぎてとても今の私じゃ使いこなせないよ・・・。」
悶々と
2006-12-09T21:13:24+09:00
1165666404
-
20氏まとめ5
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/57.html
「さて、決勝戦、まずは『恋するヴェノム様』が先取する形となりました。
つづく中堅戦が楽しみですね、レベルの高い試合が期待できそうです。。
それでは『エムエー』対『SΩJ』! メイ、チップです!!」
決勝中堅戦はメイvsチップ。
これに勝つことが出来れば優勝が決まる。
「一二三、頑張ってね。」
「はい、任せてください!」
「さぁ、高速の立ち回りで魅せてくれるかチップ、それともCHでピヨってしまうのか。
対してメイはどう戦うか、、なにせチップは速さだけは人外の域達してますからねぇ・・・。
ん?あぁ、、はいはい??あ、そうですね、防御力も人外の域ですね・・・、まぁ、仕方ないんじゃないですか?」
司会者が「人外」について色々解説している。
たしかにチップの速さは頭一つ出ている。防御係数も頭三つくらいは余裕で出ている。
まぁ、メイの馬鹿力も問題なく飛びぬけているわけだが、、他が他だけにあまり目立たない。
やはり、このゲームのキャラにまともなことを望む方が間違っている。
そもそも、一般青年のザッパですら、精神寄生体に憑かれればアレほど強くなれるのだから、
『師匠、見ててくれよ。』
『泣いても知らないよ~!』
HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!
「これで一二三が勝てば、お前出番なしだな。」
「あはは・・・、なんかツマンナイね。」
「意地張って大将なんかやるから暇なんだよ、大体、俺達ギル高生だぞ?」
「確かに・・・、普通の人には負けない、か。」
確かに、ここで一二三のチップがメイを倒した場合、樹の出番は無い。
ただし、相手がメイなのでピヨって負けてしまう可能性は無いとはいえない。
しかし、一二三のチップはちょこまかと動き回って的を絞らせない戦い方が印象的だ。
特に『事故』に関しては細心の注意を払って立ち回っている。
必然的に事故を狙いがちになるチップ戦において、事故しないチップは脅威だ。
ただ、それでも読まれてしまえば死ぬのはあっという間なのだが・・・。
「さぁ、γブレードを読んでいたかエムエーのメイ!!」
画面には体力4割のチップと体力5割のメイ、
どうやら体力的には押していたが、γを読まれて痛いコ
2006-12-09T20:49:52+09:00
1165664992
-
20氏まとめ4
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/56.html
「さぁ、第一試合も終わって、チームも半分になりました。
ときに今回の3on3、非常にレベルが高くてワクワクしてきます。
心なしか、地元の人たちがほとんど帰っちゃった気もしますけど・・・。」
そう、地元の顔なじみプレイヤー達はことごとく一回戦で敗退していった。
『我らアサシンズ!』のエディ、スレイヤー、ポチョムキンもそんな可愛そうな人たちだ。
他にも、『弱キャラ』というチームもやはり地元人だったようだ。
それも弱キャラを名乗って強キャラばかりが雁首揃えて実は一番強いのは大将の闇慈ですといった奴ら。
「なんだ、地元のヤツらはみんなやられたのか・・・。」
「あたし達が倒したのもその一つだと思うんだけど。」
「あの、さっきから気になってることがあるんですけど、いいですか?」
一二三が唐突に話を切り出す。
どうやら、このゲーセンでとっても気になることがあるらしい。
「なんだか、キャラ選択画面おかしく無かったですか?」
「ん~?微妙に違和感感じたけど気のせいじゃねぇの?」
意味の分からない相談を持ちかける。
キャラ選択画面の違和感?SPカラーでも出現してるのだろうか。
もしそうだったところで、大会で金キャラや黒キャラを使うDQNはいないだろう。
「え~、それではそろそろ参りましょうか、
準決勝第一試合!『恋するヴェノム様』vs『隠れキャラ』!!」
準決勝が始まる。
相手のチーム名はしょうもない冗談だろう。
「んじゃ、軽く終わらしてくる。」
そういって愛が筐体へ向かう。
慣れた手つきで、ニュートラルのソルからカーソルをヴェノムへ持っていく。
「・・・違和感の正体はこれか。つーか何でだよ・・・。」
何故かこのゲーセンの筐体はJUSTICEが解放されていた。
「チョット待て司会者。なんで隠しキャラ出てんだよ!」
流石に相手にジャスティスを選ばれるわけにはいかない。
そもそも、チーム名が『隠れキャラ』なだけあって一層危ない。
「え?あぁ、今日の大会のために特別に解禁させてもらいました。
どうせみんな慣れたキャラしか使わないだろうからいいかな~ってことで。」
「そういう問題じゃねぇっての・・・。そもそもアーケ
2006-12-04T23:21:02+09:00
1165242062
-
5スレ目まとめ1
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/55.html
「糞ッ!!」
「みっさー…そんなに気にすることないよ。まだ僕や蘇留もいるんだし…」
「そういう問題じゃねぇんだよ!!」
やっぱり気にしてるのかな。いや…気にしてないわけ無い。
まだみっさーは本調子じゃないんだ。僕がみっさーの分まで頑張らないと。
「……やっぱりアタシなんかより葵夙(きすく)を出していた方が…」
「馬鹿な事を言うなッ!!」
蘇留が怒鳴る。
「海なんかよりもお前の方が絶対に強い!!私が保障する!!それに、あんな女が出たら私の士気まで殺がれる」
「そうだな…悪かった…」
そう言ってみっさーは笑った。それはまるで自分を嘲笑うような、痛々しい笑顔だった。
「…雹」
「な~に?」
「あのヴェノム使い強ぇぞ。大丈夫だとは思うけど、ナメてかかるな」
「うん」
ステージに登って行く。僕がみっさーの分まで頑張らないと。
敵はヴェノム……同キャラ戦……同キャラなら6:4で有利、それが僕の理論だ。
「雹、忘れてるぞ。ほら」
「あ」
みっさーが投げてきた赤い物体を片手でパシッとキャッチした。早速包装を手で切って中身をほおばる。
ぱきぱき…もぐもぐ。
「ん~~これが無いと調子でないんだよね~~さんきゅうみっさ~」
キットカットはいつ食べてもおいしいけど、やっぱり試合前に食べるのが一番だ。
・・・
リアルヴェノムが筐体に歩み寄ってくる。長い前髪のせいで表情はやはり窺い知れない。
「そう言えばお前あの時の…」
クリスマスの日にこいつに占ってもらった時の事を思い出す。
たしか名前と誕生日と血液型を聞かれて……将来は犯罪者になるかもしれないとか言われて……
そんで三綾との相性がバッチリ、とか言われたんだっけ。
お互いに友達としか思っていなかったのに急にあんな事を言われたもんだから、あの時は流石にかなり困惑した。
もしあの日こいつに会ってなかったら、俺と三綾の関係もなかったように思える。
「あ~~はいはい。たしか松瀬……でしたっけ~~?」
だら~~っと間延びした口調。緊張感の無い奴だ。なんかチョコレートみたいな甘い匂いもする。
しかもこのポリポリと言う音……まさか―――
「キットカット…だと…?」
"試合寸前にキットカットを食う!"
それ
2006-12-04T23:05:43+09:00
1165241143
-
5スレ目まとめ
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/54.html
[[5スレ目まとめ1]]
2006-12-04T23:04:20+09:00
1165241060
-
4スレ目まとめ5
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/53.html
「言ったでしょ?あんた達の出番は無いって」
どう?と無い胸を張る聖。
まさか本当に3タテしてしまうとは思わなかった。
あのジョニーも倒してしまうし……やっぱりあのジョニー使いも大したヤツじゃなかったのか?俺が弱いだけなのか?
(…また気分が…)
「ほら、次の試合始まるわよ。早く戻ろ」
控え室に戻ると次の組が既に揃っていた。
黒いショートカットの眼鏡が1人、ヴェノム並みの超絶ロングヘアーが1人、そしてツンツン頭の低身長が1人。
このいかにも優等生そうな眼鏡の奴は初めて見る顔だ。……いや、どこかで見たような気もするが…思い出せない。
でもリアルヴェノムの方は覚えている。インパクトのある容姿だからだろうか。
たしか名前は赤井 雹。これでヴェノム使いじゃなかったら詐欺だ。という事は眼鏡がミリア使いか。
「勝ったようだな」
蘇留が話しかけてくる。
「お前らが負けたら意味無いけどな」
「なんだ?そいつら蘇留の知り合いか?」
眼鏡が会話に入ってくる。ですます調かと思いきや、容姿に似合わないぶっきらぼうな口調だった。
「2回戦で当たる事になる」
「ふ~ん……」
舐め回すように俺から聖、聖から永園へと視線を滑らせる。鋭い目付きは少し永園に似ている。
パッと見は優等生に見えるが、良く見ると荒々しい目をしている。
「あ……アンタあの時のDQN!」
そう言って永園を指す。
「ん?知り合いか?」
「知らねェよこんなヤツ」
と言いながらも暫し睨み合う2人。どうやら知り合いらしい。
永園はあの性格だからな……揉め事なんか日常茶飯事なんだろう。
「続きましてG組対H組の試合を行います!」
火丸さんの声が体育館に響き渡る。
「首を洗って待ってろ」
親指を首に当て、横にズバッと斬るような動作をする。様になり過ぎてて怖い。
いまだに蘇留の奴には恐怖に似た感情を覚えることがあるが、そのたびに蘇留の背が低くてよかったと思う。
もし俺と同じくらいの身長だったら、マジでかなりの恐れを抱くのだろう。
あの冷血そうな声といい、静謐だが覇気の溢れた瞳といい……
「俺トイレ行ってくる……」
「ちょっとちょっと!ちびっ子の試合見なくていいの?」
「気分が悪いんだ」
「また?し
2006-12-04T21:40:08+09:00
1165236008
-
4スレ目まとめ4
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/52.html
『とあっ!』
開幕は空中バックダッシュで間合いを離す。相手の2Sが空振りする。
カイ戦はゼイネストが消されやすい…とりあえずここはHITOMIを植えておきますか…。
『そこっ!』
『カウンタ!』
HITOMIを植えようとした所にスタンが当たった。一気に中距離まで詰められてしまう。
せめて一個だけでもHITOMIを植えておきたかったのですが……さて、どうすべきか。
この状況、非常に分が悪いと言わざるを得ない。罠は一つも無い。しかもあと少し後退すればそこは画面端。
飛んで逃げるべきか……いや、そんな事をしても大して状況は変わらない。
すぐに追いかけられて固められるのが関の山。下手をすれば逃げようとした所を落とされてしまう。
牽制…振るしかありませんね……。
『とあっ!』
『カウンタ!』
敵の遠Sが刺さる。
―――ズサァー……
『本気にさせたな!』
ディッパー2段目にバーストをあわせた。
テスタメントが一糸纏わぬ姿になる。全く……いつ見ても恥ずかしい人だ。
『エグゼビースト!』
ダッシュからエグゼ。持続の後半を起き上がりに重ねて有利な状況を作る。
差し合いで勝てない以上、起き攻めで倒すしかない。テスタメントならそれも十分可能。
見えない2択をループさせて一気に殺しきる。この爆発力もテスタメントの強みだ。
―――ガッ、ガッ
2P>6Pをガードされる。
(……見えているなんて事は…無いですよねぇ…?)
まさかとは思うが、6Pをガードされるといつもこんな考えが脳裏を過ぎる。
だが大抵は杞憂で終わる。6Pをガード出来る人なんてそうそういない。
―――キンッ、キンッ
そのままガトリングから足払いの先端をガードさせてHITOMIを植える。
『とあっ!』
『もっと攻めてみろ』
硬直に刺そうとした相手のダッシュ遠Sもなんとかガード。
なんとか罠を一つ仕掛ける事ができた。このHITOMIは大事にしないといけない。
これが消されてしまっては、またすぐに距離を詰められて刺し合いになってしまう。
ここは定石通りHITOMIを意識させて、飛ぼうとしたところを6K、6HSで落とす。
『とあっ!』
遠Sなどの牽制をチマチマ振ってくる。だがここで刺し合う
2006-12-04T21:26:21+09:00
1165235181
-
4スレ目まとめ3
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/51.html
時間が早いためか、いつもは騒がしいギル高も閑静としていた。
靴を履き替えて教室へ向かう。
カツ、カツ、と廊下に反響する靴音が一層静寂を引き立てる。
まだ誰も来ていないのだろうか、そんな事を考えながら教室のドアを開けた。
―――ガラッ
先客がいた。1人でCPU戦をしている。
「マッセか…」
ギラついた眼差しを向けられる。
いつもはあんまり近付きたくない奴だけど、何故か永園の姿を見ると少し不安が消えた。
なんだか奇妙な感覚だった。
「ちょうどいい。乱入してこい」
「お前と対戦なんかしたら本番の前に疲れきっちまうだろ…」
永園と闘うのは神経が擦り切れるから嫌だ。精神衛生に悪い。別の筐体で俺も練習を始める。
『ゆくぞ』
体調はともかく、ギルティの調子は悪くない。FRCもスラストもバッチリ出る。
だけど何かが足りない気がする……なんだろうこの感じ。モヤモヤする。
「オイ、お前オレ以外の髭使いに負けたらぶっ殺すからな?」
そう言ってプレッシャーを掛けてくる。こいつは敵なのか味方なのか分からん。
「お前こそ俺以外のヴェノムに負けるなよ」
そう言ったのと同時に教室のドアが開いた。
―――ガラッ
「あ、おはよー」
「おう」
「2人とも早いわね」
聖も教室に入ってくる。これでようやくメンバーが揃った。でも3人の間に会話は無い。
聖もすぐに別の筐体で練習を始める。
流石の永園と聖も緊張しているのだろうか。2人とも顔色が良くない。
校内も不気味に静まり返っている。嵐の前の静けさ、と言うやつだろうか。
今頃生徒たちは全員体育館に集まっているのだろう。
そのまま15分ほど経って、雁田が現れた。
「お前らそろそろ時間だ。前の試合が始まったら控え室に行ってろよ」
「控え室?」
「体育用具室の事だ。ステージの脇にある」
雁田は筐体の電源を落とし、「絶対勝てよ」と言って教室を出て行った。
最後の最後にプレッシャーかけやがって……。
(うっ…また気分が……)
「んじゃあ行こっか」
聖が立ち上がる。
「俺ちょっとトイレ行ってくる…」
「遅れないでよ」
「ああ…」
・・・
体育館の巨大な扉の前まで来る。ここに来ると入学式
2006-12-04T21:05:18+09:00
1165233918
-
4スレ目まとめ2
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/50.html
1月1日、元旦。1年の始まりは1年で最も退屈な日。
テレビには一発芸だけで人気を獲得してすぐに消えていった懐かしい芸人が映っている。
こいつらはこんな時ぐらいしか出番が無いんだ。
ボケもツッコミもまるでなってない。トークの間も悪いしフリも滅茶苦茶。
芸人の風上にも置けない。そして何より腹が立つのが、そんな芸人が売れてしまう今の日本だ。
日本人ってのは周りの行動に同調する癖がある。急激なブームの発生と衰退にその特徴が良く出ている。
大して良いと思っていないのに、周りの評価が高いと乗せられてしまう。
心理学で言うところの斉一性の圧力って奴だ。……考えたら腹立ってきた。
お笑いだけじゃねぇ!例えば韓○ブームだとかヨ○様だとか!!この国は一体どうなってんだ!!
このままでは日本のお笑い界が駄目になってしまう!!
何がお笑いブームだ!!質が低下しちまったら何の意味もない!!
「どうしたらいいんだぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「近所迷惑だよ、右二」
と、隣の家の窓から落ち着き払った涼しい声が聞こえてきた。
この家の環境は最悪だ。俺の部屋の音声は全て隣家の女に筒抜け。満足に声も出せない。
「大声出してないでそろそろ行こうよ」
「瀬戸は?」
雪が室内に入らないように、窓ガラスを少しだけ開けて応答する。
せっかく部屋に溜まっていた暖かい空気が逃げていく。なんかもったいない気分。
「先に行ってるって……」
前を見ると、燕が窓を全開にして大きく外に身を乗り出していた。
しかも仰向け。かなり危険な体勢だ。
「死にたいのか」
「だって……ほら……綺麗……」
そう言って天を見上げている燕の髪には少し雪が積もっていた。ずっと空を見ていたんだろうか。
サラサラの黒髪と真っ白な雪のコントラストがなんとも言えない。
何も考えずにセニングシザー1本でざくざくと切り、そのまま放置したような髪。
オシャレなんかにはまるで興味を示さない。
実際燕は自分で髪を切ることが多いと言っていた。いちいち美容院に行くのが面倒臭いんだとか。
そのため後ろ髪が他の部分よりもかなり長くなっている。流石に自分では上手く切れないのだ。
これが邪魔なので、やはり適当にセニングシザーで軽量化し、首筋の辺りで一本に束ねて垂らしている。
しかし、そんな
2006-12-04T20:51:46+09:00
1165233106
-
4スレ目まとめ1
https://w.atwiki.jp/momotatan/pages/49.html
「闘劇予選の対戦カードが決定したので発表する。
各クラスをA~Dブロックまで分け、各ブロックの優勝チームが準決勝戦、決勝戦を行い優勝を決める。
優勝チームが闘劇本戦へ出場できると言うわけだ。それではトーナメント表を見せる。
E組はAブロック第3試合。初戦の相手はF組だ」
そう言って雁田は大きい紙を黒板に張った。
Aブロック
┃
┏━━━┻━━━┓
┏━┻━┓ ┏━┻━┓
┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
A B C D E F G H
組 組 組 組 組 組 組 組
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
オ 紙 や っ マ M ソ ぬ
│ ∨ ら て ッ O ル る
ガ な 言 セ E ∥ ぽ
ニ い う マ ∨ バ ∨
ッ か か ッ ッ
ク ∨ ス セ ド
マ ラ ∨ ガ
シ ッ │
ン シ ル
∨ ュ ∨
や
ら
せ
ろ
∨
チーム名とクラス名が書かれているが使用キャラはわからない…か。
ちなみに『マッセマッセ』というチーム名だが、
適当な名前を考えてくれと三綾に頼んだところ2秒で決定された。
それにしても気になるのはG組だ。
ソル=バッドガール……ソル?悪い少女?なんか嫌な予感がするが…。
あいつが代表に入るなんてことはあり得ない。あんな実力で入れるはずが無い。
だが…修学旅行のとき、俺は奴に負けた。
確かにあの頃から実力はついていた…コンボも出来ていたし、立ち回りも悪くなかった。
でもまさか代表入りなんて事が…。
『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ヴォルカ
2006-12-04T20:48:09+09:00
1165232889