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ふと、学校の帰りにゲーセンの近くを通りかかった。
平日なのにここは休日のようににぎわっている。
しかし、私は名の知れている進学校に通っており、あまりそのような所にはいかない
というより行く暇がないのだ。
学校に行けば 6時間授業+補習
家に帰宅すると宿題orレポートor塾 ・・・・うん 何だこの三択は
まぁ 今の成績を維持するのにはしかたがないことだが
その上現在テスト期間だ もっぱらこんなところに立ち寄る暇などない

「永治」

?私はこんな時期にこのような所にいる知り合いはいないはずだが
知らない人に声をかけられても不用意に近づかないと習ったことだし速く通り過ぎるとしよう

「永治ー」

赤毛の男は私の名前を叫ぶともにすごい勢いで近づいてきた
ここは無視をするのが一番 今はテスト期間こんなつまらないところだ油を売っている暇は

「シュ、パイルバンカー」
「はぐあ」

わけの分からん言葉を発するとともにそいつは思いっきり私の背中を殴り飛ばした
痛い、背骨が折れて背中から突き出るくらいに痛い

「はっはっはっ、俺をシカトした天罰じゃいw」
「ぃつ・・・・・」

赤い頭の彼はそういうと満足そうにのたうち回っている私をみくだしている。
黒乃 鈴 小学校以来からの付き合いでいわいる幼馴染というやつだ
昔から 人は自由人だから何をするのも俺の勝手だ とか理解不能なことを言っていたなたしか。
そのくせ散々やりたいことをやっていたわりには成績は私と張り合っていたな

鈴いわく

「お前に負けるときは、俺が消えるときだ。」

中学時代こいつとつるんでいたおかげもあって自分も教師たちにめをつけられていた
またっくもって迷惑な話だ

「この、サル助がぁー」

満面の笑みに鉄の拳がヒットして木の葉が舞うように宙を舞う

「ぐはぁ、ナイスリバサVV」
「ナイスじゃない、背骨がキシム音が聞こえたぞ!?」
「そんなことよりも最近お前付き合い悪くない?」

カッチーン
こいつにっとって人を背後から本気で殴ることがそんなことらしい。
もう一発打ち込んでやりたいが今はテスト期間
時間が1秒でも惜しいのでこのまま放置して帰ることにする。

「あれ、どうしたの?もしかしてキレたw」
「・・・・・」
「おい おい ちっさいアナルだな」
「・・・・」

反省の色なしこのままシカトするか

「まぁ、∩(・∀・)∩オチツケ」
「・・・・・」
「一々こんな事でキレていてはこの先ツマラン人生だぞ」

あぁ もう私にかまうな
こういう人が忙しいときにかっぎってこいつはしつこいな

「要求は何だ」
「久しぶりに会ったのにつれないな」
「最近学校に来たり来なかったりしてるからだろ で なんで呼び止めた?」
「冷たいなー こんな性格だから友達が少ないんだよ」

なんでこんなやつに性格云々を突っ込まれなきゃならないんだよ

「帰る」

「まぁまぁそう邪険にすんなよw それより今日暇?」
「暇なわけないだろう お前と違って俺は勉強しないといけないのでな」
「分かった、じゃあ一緒にゲーセンに行くか」

はたしてこいつは日本語を理解しているのか?
今の会話からどうやったらこのような答えになるのか
久々に会ったことだし付き合ってあげますか

「OK つきあってやるよ、その代わりにまじめに学校にくること これが条件な」
「分かってるって」
「あぁ あと俺、あんまり遅くまでいれないから」
「はいよー」

ホンとに分かってるのか ずいぶんといい加減な返事だ
別に時間が来れば勝手に帰ればいいしな

「うわ また場所変わったの?」
「そら 変わるでしょう、大体四ヶ月ぶりだろ?」

地元のゲーセンはそんなに広くないが大体半年に1回ペースで基盤の場所を変えている
まえまでは音ゲーなどが入り口付近にありアーケードゲームは隅の方にあった
が今は中央付近に移動していた
普段はは音ゲーしかしないけど中央ふきんに移動したこともありアーケードが目に入った

「それにしても人がおおいな」
「最近メルブラはいったしね」
「ふーん」

たかだか新しいゲームでこんなに人がわくものなのか
ほんとうにヲタを洗脳すると世界征服ができそうだ
と、上のテレビに目が行く
ここはビーマニをテレビににつないであるのは知っていたが、まさかアーケードまでやっているとは
画面には天使みたいなキャラとタイツ姿で足ものに小さな塊があり本体とそれで攻撃をしている

「・・・・・なんだこれは」

思わず口に出してしまうくらい異様な光景が写っていた
画面端から一向に抜け出せないタイツとさまざまな飛び道具をつかって固めている天使
ここまでゲームスピードの早い格ゲーははじめて見た。
しかもコンボの威力がアフォみたいにたかい。

「なぁ、今テレビで流れている動画ってどのゲームだ」
「んぁGGのこと?、それならアンタから見て右手にあるやつだ」
「ギルティというのか、ありがと」
「ん もしかしてお前GGやるの?」
「チョット触るだけな♪」

『ガキュイン』

「そうか いいことだ」

いや お前にニヤニヤしながら言われるとキモくてやる気がなくなるのですが
1コイン入れたことだしこいつのことは忘れて楽しみますか

『カチャ カチャ カチャ』

カーソルを反時計回りにまわす
取りあえず初めてなので見た目で選ぶとする
(キャラが多くいることはいいが・・・・)
どれもキャラが濃すぎてえらべないよ
ウン?
(KY KISUKE・・・カイキスク)
うん主人公っぽいしこの中で一番まともそうだしカッコいいしこいついかいないだろう

一人目は紙袋?をかぶった男だ
(何か弱そうだな、技を確認するにはちょうどいいか・・・)

ボタン配置と必殺技を確認する

  K S HS
  P   D

スンエッジ 236+S
スタンチャージ 236+HS
ディパー 236+K
         eat

(一番上のやつから試してみるか)
『スタンエッジ』
(これは飛び道具か・・・するとチャージというやつは)
『本気を見せましょう』
(デカ!スタンの強化板と予想していたがこれほどとは)
『見えてますよ』
(これは当たると相手は浮くのか多分ここからコンボを入れるのだろう)
『ズザァー』
(これは見たまんまだな)
『ヴエパースラスト』
(これは昇竜拳か・・・・)

とりあえずチャージが強いし硬直が短い上にダッシュで追いかけれる
 チャージ>K>S>HS>ディパー
初心者の私でもできるお手軽コンボだ。
(やはり私は間違っていなかった・・・)
勢いにのり五人目まできてしまった。
(結構面白い・・・いやかなり面白いぞ)
不器用な私でもコンボができるのだこのゲームを作った会社は初心者に優しいんだな。

『ユウハンは、ベジタボー』

(お、乱入者だ もう少し練習したいが 自分のレベルを見るのにはちょうどいい)

カーソルは・・・・先ほど画面端でやりたい放題やっていたキャラに合わさっている
(Dizzy・・・・ディジーというのか)
ふと先ほどの動画が頭をよぎる
(まさか な)
こんな初心者に乱入してくるプレイヤーが、先ほど動画で見たプレイヤーのわけがない
弱い者たちと戦って自己満足している者は、どのせかいでも強いものなどいないからだ。
動画にでていたディジーは素人の私が見ても強いと思えた
こんな明らかな初心者に入ってくるはずがない。

『迅雷のゆえんをお教えしよう』

『今日は、食事当番なので皆を待たせたくないのです』

先ほどの動画でみた色と一緒なんだが
(1/6だしな)

『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』

(微妙に緊張するな・・・・)
開幕は取り合えず様子見

『どうしよう』

ゲージがわずかに増えた
(挑発か・・・・余裕を見せてられるのもいまのうちだ!!!)
頭に血を上らせてはいけない
勝負の世界ではあせったりした奴からちっていく
(取り合えず距離を離すか)
BSを入力した
な ディジーがものすごい勢いで距離を離す
(はや!まぁ距離を離してくれと事はありがたいが・・・・ん?)
妙なものが画面に出現した
私はこれを知っている
そう先ほどのどうがの画面端でディジーが使っていたものだ
続けてやり見たいものが出現する
(・・・・・近づけん 何かをして切り返さなくては)
しかしギルティ歴役15分 とうぜん何をすればいいのか分からない
こういうときこそ考えるんだ
取り合えず先ほど必殺技は一通り使ってどういうものかわ自分なりに分かってきたはずだ
それらの中でこの状況を打破できる技は
(これしかない)

突然カイがはしりだす
ディジーの方は余裕のつもりか?動くけはいがない
(ふ、その余裕が命取りになりますよ)

『ズザーー』

『お願い、やめて』

投げられた、とうぜんといえば当然だ
我ながら愚かな選択をしたものよ
さらにコンボが入る?え?
なにー ディジーと言うキャラは投げからコンボが入るらしい
体力が一割ぐらいなくなった
なんだよこのキャラ
しかもそのままダウンする
さらに画面には先ほどの生物が出現する
(まさか!)
思ったとおり固められた。
このまま崩されて終わってしまうのか?
(私を甘く見ないでもらいたい)
ディジーが近づいてくる。
( 今しかない!! )

『 今しかない!! 』


バーストはガードされそのまま1コンボ
(1コンボぐらい差上げますよ)

 SLASH

そのまま殺された・・・・
なんだこのゲーム
私を馬鹿にしているのか
大体ダメージがおかしすぎる

「はぁ 私の見込み違いか・・・・」

深々とため息をすると席を立つ
私はもう二度とこのゲームをしないだろう
(けっきょく無駄な時間だったな)
まだラウンドが残っているが関係ない
私を誘ってくれた鈴には悪い気がする
おそらく鈴は鈴なりに気を使ってくれたのだろう
乱入されるまでそりなりにたのしいじかんだっつた・・・
(ん?)

『これほどの力があるのに』

挑発までされた
かなり無様だ
まて 挑発?
(挑発だと?)
この城戸 永治に向かって?挑発?それも二回目
ふっ、見下しているのもいまのうちだ

「一度身の程を教えとく必要があるな・・・・」

先ほどのラウンドでだいたいこのゲームはどうやって戦えばいいのか理解した
とりあえず相手をこけさせなくてはならない
それから例の技だ
(しかし どうやってダウンさせる?)
足払い?それともヴエパー?ディパー?セーバー?
そう試行錯誤しているうちに第二ラウンドが幕を開ける
悔しいがこのゲームは15分そこらで勝てるゲームではない
しかも今相手にしている奴は遥かに格上だ
(だが、そこに付け入る隙がある!!)

『本気を・・・・』

私はチャージを入力した
無論こんに隙の多い技は開幕からやってはだめなことは私もわかる
しかしこの相手は私のことを完全に見下している
今回も開幕挑発に違いない
(ふ・ふ・ふ・己の愚かさをくいるがいい)
もうわけの分からん一点読みだ

『シマッタ』

(・・・・何をやっているのだ私は)
だが開幕の距離は動いてない
画面端でもない
(まぁ そんなにきついことはされないか)


  S L A S H

 P A F E K T

(ふぅ、ひどいな・・・・・)
身の程を分からされた。
まさか一度もまともに起き上がれずにはめ殺されるとは思ってもいないかった
しかし分からない
なぜこんなに強いのに私なんかに入ってくるのだ?
洗礼のつもりなのか?
どこの誰だか知らないが
私をここまでコケにしてくれたんだ
(強者の面構えでも見てから帰るか)
遠くからいま戦っていた相手のほうに目をやる
対戦台には赤髪の男が座っている

――――赤髪?

何かがひっかかる
私のつれの赤髪が見当たらない
(・・・・あぁ!!!)

「鈴!!」
「おう、何のようだ負け犬、それにしても厨房くさい戦いかだったなw」

いや、初めて15分やそこらで厨房もなにもあったものではないと思うが
そんなことよりも、問いたださなけらばいけないことがある

「ひとつたずねるが、なぜ俺に乱入した?」
「強いプレイヤーと戦ったほうが速く上達するだろ?」
「そうか、お前なりに考えて入ってきたんだな」

どうやらこいつは私を強くするために入ってきてくれたらしい
うーん かなり間違った方法だと思うのだが
私のためにしてくれたことだ
ここは礼を言っておくべきなのか?

「とりあえずありがとうな」

「すまん、嘘だ」

「え?」
「いや、永治があまりにも楽しそうだったからな 今永治を倒すとどうなるのかとおもって」

こいつに好意を抱いた私が愚かだった
何なんだこいつは
本当に私の友人なのか?

「満足したか・・・」
「おう、永治のいやそうな顔も見れたしな」
「帰る」
「じゃあなー」
「・・・・・・・・」
満面の笑みでどんよりと沈んだ私に手を振る
(徹底的にやりこんでこいつをぼこぼこにしてやる)
そう心に誓って家に帰宅する

――――――――決して忘れんぞ、この屈辱は

私は何をしているだ!?

時刻は AM 5:00 をさしている。

目の前には暗闇に光る画面
そして画面には

Infi ― Knigh カイスレまとめページ

確か私は明日のテスト勉強をしていたはず

(なぜ、こんなことに・・・・)


―――――9時間前


現在PM8:00
テーブルには一人分の食事
そしていすの上にはかれこれ30分は正座で座っている私
正面には、警察官が容疑者でも見るようなめで私を見つめている

―――城戸家の暴君、城戸 正子―――

「あの・・・もう食べてもいいですか?」
「・・・・・・・」

腹が減って死にそうなんですが

「だ か ら さっきから何度も謝ってるだろが!!!
 たかが一分やそこら門限に間に合わなくてここまで怒るか?
 こんな心の病んだ大人達が今のだめだめな日本を形作っているのか
ため息が吹き出るぞ
 くそ、ゆとり教育はいったいどこにいったんだ!
 いい加減にしないと児童虐待でうったえますよ?」

と叫ぶと本当に目の前の食事を片付けられそうなので心の中で叫んでおく

(しかし、このままではラチがあかないな―――)

本当にこのままだと食事にありつけそうにない
朝から現在までかけうどん一杯
むろん明日まで持つはずがない
ここはあまり気が進まないが、何か言い訳をしなければ

「今日遅れたのは、私の友人を
学校に来るように説得してきたから遅れたんですよ」
「ふーん」
「ですから、その・・・正当な理由があるからそろそろ許してもらえ・・・・」
「ふーん、お友達をせっとくしてきたんだ、えらいねー」

こいつ、まるっきり信じてないな
口で言っても無駄か
こんなくだらない事をしているうちに
先ほど時計を見たときから12分間も過ぎ去ってしまった
大体今はテスト期間なんだ、今は1秒でも惜しい時
それに我が高校は赤点保持者には特別ドキドキ朝補修が待っている
食事とテスト 天秤にかけるまでもない



『グゥーキュルキュルキュル』



背に腹は変えられない
生命維持のためになんとしてでも
いやせめて白米だけでもたべないと
私は男 あいてはいくら権力が強いからといっても所詮は女
強気にでればかてるはずだ
こうなれば徹底理論でたたき伏せる
そして私に食事を与えないことはどういうことか思い知らせてやるのだ
もう、後悔しても遅いぞ

「こちらが下手に出ればいい気になりやがって
 こっちは朝から消化のいいうどんしか食べてないんですよ?
 餓死させる気かっつーの
 だいたい、テスト期間中の高校生の母親は
 テスト勉強で疲れきっている息子に 

 テストお疲れ様、この調子でテスト勉強がんばってね。

のようなねぎらいの言葉をかけるのが普通ではないのですか?
 飯抜き?あやまれ?何様ですか?
 普通の子供ならグレマスヨ!?
 そこら辺分かってる?」

城戸家の暴君、城戸 正子が黙り込んだ
どうやら何も言い返せないらしい
みてみろ、表情が凍り付いている
ふん、私を怒らせるからこんなことになるんだ

「・・・・・・」
「は、何か言いたいことはありますか」

「そう、テスト期間中にゲームセンターによって
 門限を守らないあなたに

 テスト勉強お疲れ! この調子でがんばって

とねぎらいの言葉をかけなくちゃいけんないんだ
 へー、 知らなかったわ あなたがそんなに偉いだなんて
 教えていただいてありがとうw え・い・じ・さ・ま」

「・・・・見てたのか?」
「嫌だわ、私がゲームセンターに行くと思っているの
 あなたみなたいなクズ男と一緒にしないでくれる?
 ま・じ・めな斎が

 兄さん、って声をかけようとしたら
 悪そうな人と一緒にゲームセンターに入っていきまにたのよ
 私をシカトして

 と教えてくれたのよ」

「あの、小娘ー!
 チクるとはなんとこそくな。
 城戸家の風上にも置けん奴だ!!!」

こんなことしている場合ではない
一刻も速くしなければならないことができてしまった
そう、密告者 城戸 斎を裁くという正義の任務がな
怒りに肩を震わせながら席を立つ

――――ガッ

頬から血がたれる
何かが私の頬をかすめたのだ
前見ると壁に銀色の鉄が刺さっている

(これは、私が使うはずだったフォークではないのか?)

「さぁ、どう説明するんですの?」
「・・・いや、その、すみません」

―――――7時間前

時計の針は10時をさしている
結局のところあれから1時間近く言葉攻めされた・・・・・
精神の弱い奴だったら死んでいたぞ

(あーあ完璧に萎えたな)

もう勉強する気がまったくおきない
そもそも何で私がここまで言われなくてはならないのだ!?
それも斎が母に密告したのが原因だ
斎さえ何も言わなければ
今頃勉強がひと段落し、ゆっくりとリビングでくつろいでいたはずだった

(何か考えていると腹が立ってきたな・・・・・)

取り合えず周りに人がいないことを確認して

ガッ―――

思いっきり近くに転がっていた斎のバックを頭上に蹴り上げる
そしてタイミングを見計らって・・・・・

「ライジングシューットー!!!」

―――ガシャン

あたりに花瓶の破片がちらばった

「・・・・・・・・」

(明日朝一番で庭に埋めるか・・・・)

埋めてしまえば証拠も残らない
さすが私、考えることがすごい!!

――――ドタドタドタ

「兄さん!!、今すごい音がしましたけどどうしたんです?」
「いや、何も聞こえないぞ?」
「いいえ、確かにものすごい音がしました
 それとも兄さんは、私の耳が節穴だというのですか!?」


「ここまで迫られると正直に言うしかないか・・・・・
 悪い、それは私のメタンガスだw
 いやいや、そんなに気にすることはない
 きっとアナタの吐く息よりも地球に優し ハグア―――」


全てを言い終える前に見事にみぞおちに手刀が突き刺さった

「ふん、兄さんのくだらない話には付き合っていられないわ
 私は飲み物を取りに着ただけですからね!」
「心配してくれてありがとうなw」
「な、私はただ飲み物を取りに着ただけです!!
 ほら、はやくよいてください。」

といいながら微妙に頬を赤らめる
我が妹ながらかわいいところがあるではないか
どうやら本当に心配で駆けつけてくれたらしい
しかし一歩でも私を踏み越えれば

―――そこは
バラバラになった花瓶と
粉まみれの斎のバッグ・・・・・

おそらく今度の攻撃はみぞおちを貫通するだろう

(まずい、ひじょうにまずいw)

ここはまず話を長引かせ
そして私の巧みなわじゅちゅ・・

「もう!早くどいてください!!」
「遅い!!!!」
シュ、ドン

フッ、思考している最中に攻撃を仕掛けてくるとは卑劣なり
だがさすが私、高速で飛んでくる斎の張り手にみごとカウンターをあわせた
ドンぴしゃりで斎の顔に死神の鎌がふりそそぐ


「あうー・・・・・
 殴りましたね、兄さん・・・
 女の子を殴りましたねー!!」

起こってらっしゃる
やはりカウンターはまずかったか
いいわけせねば
このままでは埋められてしまう・・・・・

「悪気はなかったんですよ
 いえね、斎さんの顔にごみがついていたんですよ
 取ってあげようとしたら、そこに偶然突っ込んでこられてね
 いやーホンと事故って怖いね、ウン!」

「遺言はそれだけですか?兄さん!!」

火に油だった
こうなったら最後の手段
両膝を地面につき額をたれる

「!!」

これぞコボルイッツ家4000年に渡り伝わる究極奥義
―――真心をこめて

「スンませんでした!
 ホンと調子に乗ってスンませんでした!!
 私ごときが図に乗り斎さまに手を上げてしまうとは
 なんとも、なんとも罪深きことを・・・・
 この罪どうやって償えば!!」

「・・・フン!明日の早朝がたのしみでしてよ」

そう言い放つと斎は自分の部屋に帰っていった
どおやら許してくれたらしい
やはり真心を込めると一味違うな


―――バン!!!
勢いよく扉が閉まる音がした

「うん、まったく伝わってないなw」

危なかった、本当に危なかった・・・
もし斎がリビングにふみこんでいたらと考えると悪寒がくる

(まぁ結果オーライというやつだな)

明日の朝、どうなるか知ったことではない。
今私のするべきことは――――

花瓶の後片付け
たまっていた宿題&レポート
テスト勉強・・・・・

「ちくしょう、馬鹿にしやがってー!」

もう、ちゃぶ台をひっくり返す某マンガの親父さんみたいな
気持ちになっていた。

「うるさいですわよ!!!」

二階から罵声がとんできた・・・

「さて、始めるか!!」

私は何事もなかったようなそぶりで
元気に掃除に取り掛かった。