schwalbe Marathon Extreme

  • サイズ:700x40C ETRTO 42-622
  • 重量:525g(カタログスペック)
  • スペック:エボリューションライン
  • ケブラービード
  • 購入価格:7000円
  • 評価:3 ●●●○○○○○○○

使用感など

高いだけ。
トレッドパターンはHS402
ブロックタイヤのようにも見えるが、ノブは低く、センター部のブロック面積多め
セミブロックタイヤといえばしっくりくる
ベースが硬めで、太いタイヤの割りにはホイールに嵌め難い
基本は舗装路たまに未舗装路全般という用途に、カタログスペックを知っている700Cタイヤの中では最も合っていた
40cと言う太さや薄いブロックのトレッドパターンは、未舗装路を含む道を走るパスハンターやピークハンターにとって理想に近いと思う
シュワルベのスペックを見ると700cで究極に近いオールラウンドオールマイティータイヤ
実際にいろいろな路面で使用した感じとしては、ちゃんとテストしたのかと思える悲しい出来
スピードはシュワルベ内6段階で4
 実際には、良くも無く悪くも無く、3~4(ブロックタイヤより転がり抵抗は少ない)
グリップ力はシュワルベ内では最高評価6で、悪路では特にウェット路面状況で高いグリップ性能を有している、らしい
 実際には、ウェットでのグリップ性能は低く、舗装路で全く踏ん張らずにフロントがスリップしてクラッシュしたことが複数回ある
 舗装路の軽いウェット状態でも、カーブで酷くずるずると滑る
 舗装路のドライコンディションでもずるずる滑る
  全体的に限界が低く、微びり速度でトラクション掛け捲ってもずるずるもしくはフロントトラクションしっかりかけてもフロントがそれに耐えられずはじけるようにアウトに膨らむ
  フロントの荷重が不足していると接地感がなくなるのが分かりやすい
 未舗装路のグリップ性能も高いようだが、特にセンターはノブが溝に対して外周の多くを占めているためにコンフォートタイプと大して変わらない(ただし、空気圧を下げていないせいでもある(5~5.5bar))
 マッドコンディションでは、他のツーリングタイヤと同程度
 ウインター環境でのグリップ性能も高いようだが、実際には、圧雪では全く歯が立たず、アイスバーンもだめ、通常の雪でも少しましな程度
 ぐずぐずになった雪にも弱い。積もった雪の表面が少し硬くなった状態では、他のツーリングタイヤよりも良い
 当然砂が乗っている舗装路もだめ
 本当にテストした上での評価なのだろうか?と疑問に思う。机上の空論では?
 実際に使用したところでグリップ評価は裏切られた感も含め2~3
耐パンク性能は、釘などの圧倒的貫通力があるものには無力だが、それ以外他の対パンク性能は高い。
シュワルベ内での耐久性は6段階で5(ノーマルのマラソンと同程度)
  • 実際に使用した感じでは4程度
使っていると結構短期間で表面のひび割れ劣化が始まる
大した距離も走っていないのにブロックパターンが欠けるところからして、耐久性は大して高くないと感じる

ニッチな需要に対する商品で、それ自体は非常に好印象
いろいろな欠点はあるが、代わりになるようなタイヤも無い
しかし売れなかったのか早々に本家サイトのラインナップから消えた
このモデルで検索すると、Marathon Mondialという、Marathon XRの改良版のようなタイヤに行き着く
シュワルベの最高級コンパウンドであるエボリューションラインですらこの糞ざまであることを考えればこのメーカーの程度が知れるというもの
Marathon Mondialなどごみ同然であることは買わずとも分かる








最終更新:2012年05月02日 11:30