暗峠
【くらがりとうげ】
国道308号線にある峠。
酷道。
大昔からある峠。
大阪側は、自動車で登坂走行ができる舗装国道としては多分最も急勾配な峠道。
自転車に乗っているなら、特にヒルクライムが好きなら、一度は行ってみる価値がある。
ヒルクライム自体を目的とすることが出来る数少ない峠、だと感じる。
- トイレ:峠道の途中、みんなの広場?(府民の森?)、森のレストハウス
- 付近にある峠、山:生駒山、鳴川峠
- 付近にあるもの:峠付近に飲食店、みんなの広場、森のレストハウス、寺
峠位置 |
奈良県生駒市 |
道所在地 |
大阪府東大阪市~奈良県生駒市 |
距離 |
大阪側:2.33km 奈良側:3.78km |
路面距離 (計算値) |
大阪側:2.38km 奈良側:3.81km |
最大標高 |
455m |
最大標高差 |
大阪側:401m 奈良側:345m |
平均勾配 |
大阪側:17.2% 奈良側:9.1% |
スタート |
大阪側:交差点 奈良側:交差点 |
ゴール |
峠の石碑、県境標識 |
地図 |
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ルート地図 |
大阪側 奈良側 |
暗峠。
大阪側から奈良側を撮影。
峠とその付近のみ石畳。
奥に信貴生駒スカイラインが見える。
大阪側
スタート地点より前からR308は登坂だが、スタート地点から雰囲気が変わる。
ほぼコンクリート舗装路。
大きく深い溝が幾つかあり、超急勾配のところに段差がある。
路面状態:悪路だが、あまり荒れてはいない。
堆積物等:少ない。
交通量等:そこそこある。
ハイカー(と一般歩行者)が結構いる。
スタート地点は、それほどでも無いように見えるが、すぐにこれ以上になる。
ギアの出し惜しみ(特にフロント)は多分、後悔にしかならないと思う。
若干の緩急を繰り返しながら、弘法大師の水場?迄激坂が続く。
この水場を過ぎると激坂は少しましになる。
ヒルクライム中に本当に死ぬかも知れないと思った。それでも止まらなかったが。
また行きたい。二度と行きたくないと言う人も多いようだが。
一度登りきれると、次に登るときも上りきれることを自分に期待してしまうので、行くときには、今回より体調が良い状態であってほしい。
コンパートメント症候群の貧脚でも初挑戦で足を付かずに登りきることが出来た。
当日は、上り始める前に軽く足も攣っていた。
出来ないと言う人は多分、
- 本当に死ぬまで登り続ける気が無い
- 足が壊れて再起不能になるまで登り続ける気が無い
- 見栄張りすぎ
のどれか。
登り切れないけど登り切りたい人は、何か(肉体、見栄)を犠牲にすれば、登り切れる、かも。
ヒルクライム時の自転車スペック
車重:19-20kg(リアキャリアに5kg程度積載)
タイヤ:ETRTO42-622 70x40C or 28x1.6inch
使用最低ギア比:22x27(0.815)
下りは結構怖い。
雨が降るとさらに怖い。
奈良側
緩いのは最初(と、途中の何区間か)だけ。
こちら側も十分な急勾配(平均勾配9.1%は真に受けないほうが良い)。
基本的にコンクリート舗装で、切り貼りされた箇所も多い。
一部きれいなところもある。
路面状態:悪路
堆積物等:そこそこある。
交通量等:それなりにある。
ハイカーと一般歩行者が結構いる。
奈良側でも少しは暗がり峠を体感できる。
- 体力の無いコンパートメント症候群の貧脚が60km程走った後に登りきれる程度ではある。
登坂走行ルート
登坂未走行ルート
大阪側スタート地点。
近鉄の高架を抜けるとR308は一変する。
R308道なりに進めば迷うことも無いはず。
奈良側スタート地点。
R308の案内と、暗峠の看板にさえ注意していれば見過ごすことは無いと思う。
峠を奈良側から。
峠付近のみ石畳。
もっとも、石畳といって想像するほどきれいなものでもない。
標識のある辺りに道があり、奥に地蔵とどうやらトレイルがある。
標識の斜め向かい(ベンチの奥辺り、南側)にも道があり、以下に続く。
奈良側を登っている最中に私を追い越していったトラック(3トン?)が、
峠を越えて大阪側に下り始めた所で立ち往生していた。
助けられながら30分ほど掛けて奈良側に頭を向けていた。
その間、南側の小径に座って残りの飲食料を全て消費しつつ休憩しているとハイカーに声をかけられ、
この先に何やらあるから行こうと誘われ、自転車を押しつつ更に坂を登り、以下に続く。
峠にある南側の小路をしばらく進むとみんなの広場?にでる。
その中にある鉄塔付近から大阪の街を一望できる。
壮大なパノラマは、この辺りではここからしか見ることができないらしい。
残念ながら写真当日は黄砂などガスがかかっていた。
この辺りからもトレイルが伸びている。
大阪側初挑戦&初足を付かずに峠到達の日の大阪側からの峠。
同日奈良側からの峠。
同日大阪側スタート地点。
リアキャリアに荷物満載でリアへヴィ。
そのため、激坂でただでさえ設置感の薄くなるフロントがさらに浮きやすくなっていた。
R308起点終点の一端、大阪側。
最初から坂で始まっている。
最終更新:2012年04月22日 14:07