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雷蔵がふと横をみると、こんこが居眠りをしていた。
はじめはおとなしくしていたが、いたづら心がおさえきれす、こんこの首筋をさわっていた。
次は鼻、目、口、耳、そして手をさわろうとしたとき、こんこにひきよせられてびっくりする。

「・・・こんこ?」

そのまま無言のこんこ。
どうやら無意識だったらしい。
まるでだきまくらのように雷蔵をやさしくハグするこんこ。
なんかかわいくて、なでなでしたあと、雷蔵は仕方ないというように身をまかせた。
(貸しはおおきいよ?起きたらおいしいものいっぱいつくってもらうんだ!)

こんこの髪をそっとさわった後、気づいたら雷蔵も眠っていた。


冬のある日のことである。

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