おすすめ設定
mini9に載っているSSDは書き込み制限による寿命がHDDより短く、できるだけ書き込み回数を減らすことで寿命を延ばすカスタマイズが推奨されます。
また、SSD、特にMLCタイプの特徴として、読み込みは速いが書き込みが非常に遅いという欠点があります。SSDへの書き込みを減らすことは、動作の高速化にも大きな効果をもたらします。
mini9にはUbuntu版もありますが、ここではWindows版でのカスタマイズを紹介します。
他機種の設定を真似る
カスタマイズする際には、チップセットや特徴、使い道が似ているEeePCのまとめWikiが役立ちます。
PCBeepのミュート
ホワイトノイズが乗る場合、音が途切れる場合など、これにより改善する場合があるようです。
方法は
- マイコンピュータ→プロパティ→管理→デバイスマネージャを開く
- "表示"メニューの"非表示のドライブを表示"にチェック
- "プラグアンドプレイではないドライバ"の"Beep"を無効に。
仮想メモリOFF(ほぼ必須)
仮想メモリ(ページングファイル)とは、SSDの一部をシステムメモリの代用として用いる機能。
SSDへの書き込みは避けたい(寿命はもちろん、動作がもっさりするため)ので当然OFFにしておく。
※アプリによっては仮想メモリONじゃないと動かないものがあるかも
- [マイコンピュータ]を右クリック、[プロパティ]を開く。
- [詳細設定]タブのパフォーマンスの[設定]ボタンを押す。
- [詳細設定]タブの仮想メモリの[変更]ボタンを押す。
- Cドライブを選び、[ページングファイルなし]にチェックを入れ、[設定]ボタンを押す。
Cドライブの圧縮解除・インデックス作成無効(ほぼ必須)
mini9は初期状態でCドライブに圧縮がかかっています。
圧縮が掛かっていると、
SSDベンチを見ればわかるとおり、読み書きがだいぶ遅くなります。多少使用領域は増えますが、圧縮を解除しても十分な空き領域が確保できるはずです。
また、初期状態ではファイル検索のためのインデックスを作成するようになっています。SSDへの読み書きを減らすためにはこれも無効にしておくべきです。ファイル検索を常用する人は少ないでしょうし、SSDは読み込みが速いので無効にしてもあまり問題はないでしょう。
方法は
- Cドライブのプロパティ→"ドライブを圧縮してディスク領域を空ける"のチェックをはずす
- "このディスクにインデックスを付け、ファイル検索を速くする"のチェックをはずす
- okをクリック。ダイアログが出るが"すべて無視"でかまわない。セーフモードでもダイアログは出ます
注意
- C:\のみでなく、サブフォルダまで解除しないと効果は薄い。時間がかかる(1時間くらい?)ので暇なときにやって放置推奨
- ドライブ全体じゃなくてもテンポラリとマイドキュメント以下だけでも十分。時間掛けたくないならこれで
- nLite等を使ってクリーンインストールし直す場合再インスト時設定参照
RAMDiscの設定(お好みで)
簡単に説明すると、システムメモリの一部をドライブとして扱います。
RAMDiscを設定し、キャッシュをそこに置くことでSSDへの書き込みをできるだけ減らすようにします。
目的はSSD保護と高速化。
256MB~512MBあたり割り当てておけばいいです。
設定を間違えると不安定になったり最悪起動しなくなります。やるなら慎重に。
参考
Tempフォルダを移動(Diskサイズ124M~)
Windows>TempとDocument and Settings>user>Local Settings>Tempにはファイルのダウンロードやコピーなどで頻繁にファイルが書き込まれます。
同じ場所への頻繁な書き込みはSSDに悪いのでこれらを移動します。
RAMDiscを導入しているならRAMDiscへ、そうでない場合はSDHCカードへ移動させておきましょう。
- 注意:RAMDiscにTempを移すと大きなファイルのダウンロードやインストールに支障が出る場合があります。その場合は一時的にでもSDHC上などにTempを移動させてください。
参考
ブラウザの設定
EWFの導入(お好みで)
EWFを導入すると大きなサイズのファイルを扱えなくなったり、フリーズや電源断などの際に使っていたファイルが奇麗さっぱりなくなったりと、デメリットも多いため導入するかどうかは個人の好みでお願いします。
簡単に説明すると、データのやりとりを全てシステムメモリ上で扱うようにします。
SSDへのデータの書き込みは任意の時にまとめて行います。
目的はRAMDiscと同じくSSD保護と高速化。
参考:
BIOSのアップデート(推奨)
BIOSを出荷状態のものからバージョンA02にアップデートすると、Fn+zでF11,Fn+xでF12が入力できるようになります。
※注意:BIOSアップデートはもしも失敗すると復旧が不可能になってしまう可能性が高いです。手順を間違えないように。
以下、手順
- コチラより、最新のBIOSをダウンロード。
- インストールする前に、AC電源、バッテリが正常に挿さっていることを確認する(両方つながっていないと失敗する可能性があります)。
- できれば余計なプログラムは全て終了させておく
- ダウンロードしたexeファイルをダブルクリック
- 自動でインストールされます。
バッテリーの延命(推奨)
純正の交換用バッテリは17,000円との話。できるだけ延命したい。
充電率100%のままAC電源を挿して使っていると悪いみたい。
充電率100%になったら電源を抜く、もしくはAC電源挿しているときはバッテリを抜く。
3年くらいで買いかえるつもりの人は気にしなくてもいいかも。
- Fn+3を押して"Battery Life"タブの"Disable battery charging"をチェックするとAC電源を挿したままでも再起動するまでチャージしないようになる。
最終更新:2009年07月23日 04:26