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山口剛史(99年度) 鹿島槍ヶ岳山行」(2006/11/06 (月) 00:36:37) の最新版変更点

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*山口剛史(99年度) 鹿島槍ヶ岳山行 日程:2006年8月14日~16日 鹿島槍に行ってきました!久しぶりの単独山行でした。山行記録を載せちゃいます。 デジカメの写真も気が付けば 70枚近く撮ってました。写真も合わせてどうぞ。 ***8月14日 (八王子=信濃大町) 夜発のムーンライト信州に八王子から乗り、信濃大町まで車中泊。もう26にもなって未だ青春18きっぷから卒業できない自分・・・。隣の座席が空いていて途中からは2席分使って横になれたのでラッキーだった。切符の点検の様子を見てたら、最初から2席分の指定席券を買っている1人のお客さんもいた。確かに指定席券はたった500円だからそれもありだなと思う。 ***8月15日 (信濃大町=扇沢―種池山荘―爺ヶ岳―冷池山荘) 5時9分、信濃大町着。 扇沢行きのバスの始発に乗るより、タクシーの相乗りの方が早そうなので、客引きにされるのを待っていたら、すぐキャッチされタクシーで登山口まで。 5時45分、登山口発。 今回は3つ下の後輩が働いている冷池小屋に宿泊するので、食料もテントもなく荷物は軽い。調子に乗って稜線の種池山荘までコースタイム4時間の登りを3時間でかけ登る。台風で懸念していた天気は登っているときは まだ晴れていたが、雲が登ってくるのが早く、稜線に出た頃にはガスに巻かれてしまった。登りでバテぎみだったので小屋で1時間弱まったりした後、爺ヶ岳(2670)の主峰まで1時間程度稜線を登る。(写真は爺ヶ岳への登り) #ref(kashima1.jpg)   やっぱり森林限界を越えた稜線歩きはいい!稜線歩き抜きに山は語れないと改めて思う。ピークにてさらに40分程度まったりと過ごす。雲の切れ間から剱・立山、鹿島槍が時折顔を見せる。(写真の中央は爺ヶ岳から見えた剱) #ref(kashima2.jpg) 遠くで雷の音が数回聞こえ、高い木もないこの稜線で雷に襲われてはたまらんと思い、冷池山荘を目指す。 12時15分ごろ、冷池山荘に到着。 相当のんびりした割には予想よりも早い到着だった。やはり小屋泊ということで荷物が軽いのは大きい。あと、日頃から一日30~40分は歩くようにしていた効果だろうか。冷池山荘で後輩と合流し、まったりと夕方まで過ごす。夕方になると景色を覆っていたガスも下の方へ下りていき小屋からのすばらしい景色が見える。夕食後は後輩が仕事をしている喫茶店で生ビールをもらって窓からの絶景を見ながらほろ酔い加減で至福の時間を過ごす。 この日は20時ごろ就寝。小屋の布団で熟睡する。 ***8月16日 (冷池山荘⇔鹿島槍ヶ岳―爺ヶ岳―種池山荘―扇沢=信濃大町) 4時30分起床。 台風の影響を心配したが、素晴らしい快晴。小屋の展望台からは広大な雲海を見ることができた。雲海は見慣れているつもりだが、ここの雲海はやっぱり圧巻だ。 #ref(kashima3.jpg) 5時40分小屋を出発。  4年前に来たときと同じ感動を再び感じる。鹿島槍のピークアタックに心が躍る。 早朝の稜線歩きは気持ちがいい。東側に雲海、西側に剱・立山を眺めつつ、快調に登っていく。よく寝れたためか、昨日の疲れは思ったより回復しているようだった。コースタイム2時間の登りを1時間15分で登る。 鹿島槍のピークの景色はとてもよくて、剱・立山はもちろん、五竜・白馬や槍・穂高、裏銀座、常念あたりまで、北アルプスを一望できるのが嬉しい。(写真左はピークから見た雲海、右は剱・立山) #ref(kashima4.jpg) #ref(kashima5.jpg) 4年前と変わらない景色やアルプスの山々を眺め、過去に登った山行を思い出しつつ、まだ登っていない五竜・白馬、常念への登山意欲を燃やす。でも、白馬方面へ続くキレットを眺めると、チキンな自分としては常念への想いが強まる。 8時5分、小屋に戻る。 後輩に別れを告げて、爺ヶ岳へ向かう。途中、なんとルート上に雷鳥を発見。近寄ってみるが、慌てて逃げるわけではなく、100メートルほど誰もいない登山道を一緒に歩く。 爺ヶ岳を越えて種池山荘の近くまで来ると、ルート上に立ち止まっている3人パーティがいて、「邪魔だなあ」と思いつつ横を追い抜こうとすると、約10メートルほど先のルート上にまたしても雷鳥発見。どうやらこの3人は雷鳥を携帯で撮影していた様子。でも10メートル離れたところから携帯で撮っても、全然写らないだろうと思い、「たぶん、もうちょっと近づいても大丈夫ですよ」と声をかけて近づいていく。するとルートの側のハイマツに他の雷鳥を数匹発見。大きいのと小さいのがいるので親子連れだと思われる。やはり近づいても逃げる様子はなく、それどころかハイマツの方にいた雷鳥たちもルートに出てきて、みんなで足元をうろちょろし始める。一緒に見ていた人が「こんなに出てきたら有り難味がなくなるなあ」と思わず苦笑い。しばらくはみんなで撮影会でした。 #ref(kashima6.jpg) その後は、一気に登山口まで駆け下り、11時55分の扇沢発のバスに乗り込む。信濃大町からは18きっぷで松本まで行き、たくまのカツカレーを食べて帰宅しました。 もちろん、青春18きっぷで・・・。 ---- 週末の金曜の夜発の山中1泊でこなせるプランとしては、稜線の良さといった本格的なアルプスの景色を楽しめるお得なプランだと思いました。時間とお金に余裕がある人は黒部ダムとかの観光をセットにするのもよいかと。 ---- #comment
**山口剛史(99年度) 鹿島槍ヶ岳山行 日程:2006年8月14日~16日 鹿島槍に行ってきました!久しぶりの単独山行でした。山行記録を載せちゃいます。 デジカメの写真も気が付けば 70枚近く撮ってました。写真も合わせてどうぞ。 ***8月14日 (八王子=信濃大町) 夜発のムーンライト信州に八王子から乗り、信濃大町まで車中泊。もう26にもなって未だ青春18きっぷから卒業できない自分・・・。隣の座席が空いていて途中からは2席分使って横になれたのでラッキーだった。切符の点検の様子を見てたら、最初から2席分の指定席券を買っている1人のお客さんもいた。確かに指定席券はたった500円だからそれもありだなと思う。 ***8月15日 (信濃大町=扇沢―種池山荘―爺ヶ岳―冷池山荘) 5時9分、信濃大町着。 扇沢行きのバスの始発に乗るより、タクシーの相乗りの方が早そうなので、客引きにされるのを待っていたら、すぐキャッチされタクシーで登山口まで。 5時45分、登山口発。 今回は3つ下の後輩が働いている冷池小屋に宿泊するので、食料もテントもなく荷物は軽い。調子に乗って稜線の種池山荘までコースタイム4時間の登りを3時間でかけ登る。台風で懸念していた天気は登っているときは まだ晴れていたが、雲が登ってくるのが早く、稜線に出た頃にはガスに巻かれてしまった。登りでバテぎみだったので小屋で1時間弱まったりした後、爺ヶ岳(2670)の主峰まで1時間程度稜線を登る。(写真は爺ヶ岳への登り) #ref(kashima1.jpg)   やっぱり森林限界を越えた稜線歩きはいい!稜線歩き抜きに山は語れないと改めて思う。ピークにてさらに40分程度まったりと過ごす。雲の切れ間から剱・立山、鹿島槍が時折顔を見せる。(写真の中央は爺ヶ岳から見えた剱) #ref(kashima2.jpg) 遠くで雷の音が数回聞こえ、高い木もないこの稜線で雷に襲われてはたまらんと思い、冷池山荘を目指す。 12時15分ごろ、冷池山荘に到着。 相当のんびりした割には予想よりも早い到着だった。やはり小屋泊ということで荷物が軽いのは大きい。あと、日頃から一日30~40分は歩くようにしていた効果だろうか。冷池山荘で後輩と合流し、まったりと夕方まで過ごす。夕方になると景色を覆っていたガスも下の方へ下りていき小屋からのすばらしい景色が見える。夕食後は後輩が仕事をしている喫茶店で生ビールをもらって窓からの絶景を見ながらほろ酔い加減で至福の時間を過ごす。 この日は20時ごろ就寝。小屋の布団で熟睡する。 ***8月16日 (冷池山荘⇔鹿島槍ヶ岳―爺ヶ岳―種池山荘―扇沢=信濃大町) 4時30分起床。 台風の影響を心配したが、素晴らしい快晴。小屋の展望台からは広大な雲海を見ることができた。雲海は見慣れているつもりだが、ここの雲海はやっぱり圧巻だ。 #ref(kashima3.jpg) 5時40分小屋を出発。  4年前に来たときと同じ感動を再び感じる。鹿島槍のピークアタックに心が躍る。 早朝の稜線歩きは気持ちがいい。東側に雲海、西側に剱・立山を眺めつつ、快調に登っていく。よく寝れたためか、昨日の疲れは思ったより回復しているようだった。コースタイム2時間の登りを1時間15分で登る。 鹿島槍のピークの景色はとてもよくて、剱・立山はもちろん、五竜・白馬や槍・穂高、裏銀座、常念あたりまで、北アルプスを一望できるのが嬉しい。(写真左はピークから見た雲海、右は剱・立山) #ref(kashima4.jpg) #ref(kashima5.jpg) 4年前と変わらない景色やアルプスの山々を眺め、過去に登った山行を思い出しつつ、まだ登っていない五竜・白馬、常念への登山意欲を燃やす。でも、白馬方面へ続くキレットを眺めると、チキンな自分としては常念への想いが強まる。 8時5分、小屋に戻る。 後輩に別れを告げて、爺ヶ岳へ向かう。途中、なんとルート上に雷鳥を発見。近寄ってみるが、慌てて逃げるわけではなく、100メートルほど誰もいない登山道を一緒に歩く。 爺ヶ岳を越えて種池山荘の近くまで来ると、ルート上に立ち止まっている3人パーティがいて、「邪魔だなあ」と思いつつ横を追い抜こうとすると、約10メートルほど先のルート上にまたしても雷鳥発見。どうやらこの3人は雷鳥を携帯で撮影していた様子。でも10メートル離れたところから携帯で撮っても、全然写らないだろうと思い、「たぶん、もうちょっと近づいても大丈夫ですよ」と声をかけて近づいていく。するとルートの側のハイマツに他の雷鳥を数匹発見。大きいのと小さいのがいるので親子連れだと思われる。やはり近づいても逃げる様子はなく、それどころかハイマツの方にいた雷鳥たちもルートに出てきて、みんなで足元をうろちょろし始める。一緒に見ていた人が「こんなに出てきたら有り難味がなくなるなあ」と思わず苦笑い。しばらくはみんなで撮影会でした。 #ref(kashima6.jpg) その後は、一気に登山口まで駆け下り、11時55分の扇沢発のバスに乗り込む。信濃大町からは18きっぷで松本まで行き、たくまのカツカレーを食べて帰宅しました。 もちろん、青春18きっぷで・・・。 ---- 週末の金曜の夜発の山中1泊でこなせるプランとしては、稜線の良さといった本格的なアルプスの景色を楽しめるお得なプランだと思いました。時間とお金に余裕がある人は黒部ダムとかの観光をセットにするのもよいかと。 ---- #comment

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