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デュークさん周りの人間模様纏め」(2010/04/03 (土) 02:31:43) の最新版変更点

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<p align="left"><br /><br /><font size="2"><font style="background-color:#ffffff;"><strong>→エルシフル</strong><br />  デュークが4歳のとき、出会い頭に半殺しにした始祖の隷長。因みに、このときエルシフルは人型をしていたものの、本能的に始祖の隷長であることを察知したデュークが防衛本能の赴くままに攻撃、白昼の不意打ちに大して強くもないっぽい始祖の隷長はぼこぼこにされました、というオチ。<br />  幼少時にあることないこと主にないことをエルシフルに吹き込まれた為、その反動で彼に対してだけでなく猜疑心が強い性格になってしまう。合掌。<br />  反面、再会したエルシフルとの距離感を掴み損ねており、自覚のない反抗心も手伝って扱いに困っている。更には始祖の隷長との全面戦争を前に思春期よろしく自分のアイデンティティがどうのこうのみたいな……青春です。<br />  「親友(殿)」、と馴れ馴れしい口を利くわりに、実はエルシフルが自分を友人だとは微塵も思っていないことに、地味にショックを受けている。ショックを受けている自分にも、やっぱりショックを受けている(エルシフルのことを友人だと思っていたことを自覚した途端、相手はそう思ってないと知ってしまったから)。それでも、親も兄弟もない自分には、エルシフルが親で兄弟で友人で……と、思っている。そのことは認めなきゃ駄目だよなーうにゃうにゃ。。。みたいな<br />  人間であることに未練がないようであって、未練がある。それは売春街のお母さんたちのことであったり、養父母とのことであったり、色々。それを否定したい気持ちと、認めてしまいたい気持ちとの間で揺れ動いていて、でもそれに気付かないでいることに必死。一つのことに躍起になって、意地になると融通が利かなくなる。自覚はあるので、気付かないでいることが大事。性質が悪いというより、救いがない。――そんなデュークさんの困ったところを、実は結構よく解かっている唯一の存在だったりする。<br /><br /><strong>→娼婦ドロテア</strong><br />  銀髪に紅い眼をした、デュークの母親。売春街の娼婦。<br />  商売が商売なのでデュークの父親は不明なわけだが、彼女自身見当はついていた様子。<br />  市民権のない私生児であるデュークを守る為に帝都――結界の外へ出るものの、ハルルに向かう道中で野盗に殺害される。<br />  このときのことはデュークはよく覚えていない(幼かった為というより、母親が殺されながら犯されているショックからと思われ)ものの、彼女に愛されていた、という記憶は何となくある。柔らかく暖かいものとして大切に思う気持ちはあるけれど、それが愛情なのかは本人も解からない。どうせ返す相手もないのなら、解からなくても良いとも思っている。<br /><br /><strong>→娼婦ユーリヤ、他お母さんたち</strong><br /></font></font><font style="background-color:#ffffff;" size="2"> ドロテアが身を寄せていた売春宿の娼婦たち。ドロテアと、まだ幼かったデュークを覚えており、帝都へ帰って以来、デュークが養子に出されるまであれやこれやと世話を焼いてくれていた。<br />  特にドロテアと仲の良かったユーリヤは歳の離れた姉のように、デュークに対して親身に接してくれていたが、デュークが養子に出され騎士養成学校に入って少しした頃に失踪している。尚、その数ヶ月前に男児を出産しているが、その赤ん坊もまた父親が不明。<br />  デュークはユーリヤの失踪の手掛かりにならないか、と一度だけ赤ん坊を訪ねて下町に赴いている。<br /><br /><strong>→実父?</strong><br />  皇帝家と繋がりの深い、さる上級貴族の当主と思われる。<br />  ドロテアは彼との関係が明るみに出ることによって息子ともども命の危険にさらされることを危惧していたことから、母子が帝都を出るきっかけとなった騎士団の強制捜索と野盗の襲撃は裏で彼が糸を引いている可能性が極めて高い。<br />  デュークが養子にとられる数年前に他界している。<br /><br /><strong>→異母兄?</strong><br />  そういった存在が居る、という程度の認識の遠い人。あしながおじさんとか、そういう認識であってる。正解。<br />  前々から父親の女癖の悪さには思うところがあり、父の死によって家督を継いだ際、隠し子とも言える異母弟の存在を知って養子縁組に取り付けたり、その後も色々と影ながら援助している誠意の人。異母弟に対して愛はないけれど責任はある、と考えている。でも、それなりに情はあると思う。<br />  別に明かすほどのことでもないので名乗り出てはいないが、デュークが騎士になったことで同じく騎士である彼とも何度か顔を合わせている。勿論彼の方はデュークを異母弟と知っているので、異母兄と面識のない(と思っている)デュークとはちょっと面白いことになっている――の、だが、まあアレだ。また何か色々と面倒なことが発覚して、愛憎渦巻く云々かんぬん。。。<br /><br /><strong>→養父<br /></strong> 代々優秀な騎士を輩出してきた名家の当主であり、騎士爵の爵位を持つ。<br />  下級貴族であり、爵位が世襲制でないことから三人の息子を三人共に騎士として教育するものの、その内の長男と次男は戦死し、末弟は父親のやり方に異を唱えて家を出た。<br />  デュークの異母兄の申し出(高等教育ならびに将来の保障)と自身の利害とが一致した為に、デュークを引き取る。<br />  悪人では決してないものの、古典的で視野の狭い思考しか持てない人種。デュークの異母兄との約束もあったが、何より自身の野望(と、いうより出て行った息子への当てつけかも知れない)の為にデューク本人に至ってやる気のない騎士養成学校への編入を勝手に取り付けてしまう困った親父。たまに長期休暇の際、屋敷に帰っても小言しか言わないものだから、デュークもあまり家には寄り付かずお母さんたちのところに入り浸っている。<br />  しかし息子二人に先立たれ、末っ子には家を出て行かれ、残されたのは先の戦で傷つき光を失い、火傷を負って自由にならないばかりの身体と、気の触れた妻とあっては他人に必要最低限の興味も示せない自分のことだけでいっぱいいっぱいなデュークさんにも多少同情するところはあるようで、屋敷に戻ってはやれやれ、と養父の小言を鼻くそほじりながら聞いてあげている。<br /><br /><strong>→養母<br /></strong> 養父と情熱的な恋に落ちて、家出同然に結ばれたという生まれも育ちも根っからの貴族のお嬢様――だった奥様。<br />  息子を失ったショックからか、ここ数年ですっかり老け込んでしまって、在りし日の美貌も歌声も何処へ行ってしまったことやら……デュークさんが引き取られた頃には気も触れるに触れてしまって、出て行った末弟が帰ってきた、と思い込む始末。<br />  とはいえ、他人に必要最低限の興味も示せない自分のことだけでいっぱいいっぱいなデュークさんも流石にいたいけな老婦人を邪険に扱うことも出来ず、家に帰る度に「貴方の好きなフィナンシェを焼いたのよ」、と出される好きでもない焼き菓子を無言で頬張るのでした。<br /></font><font style="background-color:#ffffff;" size="2"><br /><br /> 気が向いたら追加する。クロームとか。<br /><br /><br /></font></p> <hr /><font style="background-color:#ffffff;" size="2"><br /></font>
<p align="left"><br /><br /><font size="2"><font style="background-color:#ffffff;"><strong>→エルシフル</strong><br />  デュークが5歳のとき、出会い頭に半殺しにした始祖の隷長。因みに、このときエルシフルは人型をしていたものの、本能的に始祖の隷長であることを察知したデュークが防衛本能の赴くままに攻撃、白昼の不意打ちに大して強くもないっぽい始祖の隷長はぼこぼこにされました、というオチ。<br />  幼少時にあることないこと主にないことをエルシフルに吹き込まれた為、その反動で彼に対してだけでなく猜疑心が強い性格になってしまう。合掌。<br />  反面、再会したエルシフルとの距離感を掴み損ねており、自覚のない反抗心も手伝って扱いに困っている。更には始祖の隷長との全面戦争を前に思春期よろしく自分のアイデンティティがどうのこうのみたいな……青春です。<br />  「親友(殿)」、と馴れ馴れしい口を利くわりに、実はエルシフルが自分を友人だとは微塵も思っていないことに、地味にショックを受けている。ショックを受けている自分にも、やっぱりショックを受けている(エルシフルのことを友人だと思っていたことを自覚した途端、相手はそう思ってないと知ってしまったから)。それでも、親も兄弟もない自分には、エルシフルが親で兄弟で友人で……と、思っている。そのことは認めなきゃ駄目だよなーうにゃうにゃ。。。みたいな<br />  人間であることに未練がないようであって、未練がある。それは売春街のお母さんたちのことであったり、養父母とのことであったり、色々。それを否定したい気持ちと、認めてしまいたい気持ちとの間で揺れ動いていて、でもそれに気付かないでいることに必死。一つのことに躍起になって、意地になると融通が利かなくなる。自覚はあるので、気付かないでいることが大事。性質が悪いというより、救いがない。――そんなデュークさんの困ったところを、実は結構よく解かっている唯一の存在だったりする。<br /><br /><strong>→娼婦ドロテア</strong><br />  銀髪に紅い眼をした、デュークの母親。売春街の娼婦。<br />  商売が商売なのでデュークの父親は不明なわけだが、彼女自身見当はついていた様子。<br />  市民権のない私生児であるデュークを守る為に帝都――結界の外へ出るものの、ハルルに向かう道中で野盗に殺害される。<br />  このときのことはデュークはよく覚えていない(幼かった為というより、母親が殺されながら犯されているショックからと思われ)ものの、彼女に愛されていた、という記憶は何となくある。柔らかく暖かいものとして大切に思う気持ちはあるけれど、それが愛情なのかは本人も解からない。どうせ返す相手もないのなら、解からなくても良いとも思っている。<br /><br /><strong>→娼婦ユーリヤ、他お母さんたち</strong><br /></font></font><font style="background-color:#ffffff;" size="2"> ドロテアが身を寄せていた売春宿の娼婦たち。ドロテアと、まだ幼かったデュークを覚えており、帝都へ帰って以来、デュークが養子に出されるまであれやこれやと世話を焼いてくれていた。<br />  特にドロテアと仲の良かったユーリヤは歳の離れた姉のように、デュークに対して親身に接してくれていたが、デュークが養子に出され騎士養成学校に入って少しした頃に失踪している。尚、その数ヶ月前に男児を出産しているが、その赤ん坊もまた父親が不明。<br />  デュークはユーリヤの失踪の手掛かりにならないか、と一度だけ赤ん坊を訪ねて下町に赴いている。<br /><br /><strong>→実父?</strong><br />  皇帝家と繋がりの深い、さる上級貴族の当主と思われる。<br />  ドロテアは彼との関係が明るみに出ることによって息子ともども命の危険にさらされることを危惧していたことから、母子が帝都を出るきっかけとなった騎士団の強制捜索と野盗の襲撃は裏で彼が糸を引いている可能性が極めて高い。<br />  デュークが養子にとられる数年前に他界している。<br /><br /><strong>→異母兄?</strong><br />  そういった存在が居る、という程度の認識の遠い人。あしながおじさんとか、そういう認識であってる。正解。<br />  前々から父親の女癖の悪さには思うところがあり、父の死によって家督を継いだ際、隠し子とも言える異母弟の存在を知って養子縁組に取り付けたり、その後も色々と影ながら援助している誠意の人。異母弟に対して愛はないけれど責任はある、と考えている。でも、それなりに情はあると思う。<br />  別に明かすほどのことでもないので名乗り出てはいないが、デュークが騎士になったことで同じく騎士である彼とも何度か顔を合わせている。勿論彼の方はデュークを異母弟と知っているので、異母兄と面識のない(と思っている)デュークとはちょっと面白いことになっている――の、だが、まあアレだ。また何か色々と面倒なことが発覚して、愛憎渦巻く云々かんぬん。。。<br /><br /><strong>→養父<br /></strong> 代々優秀な騎士を輩出してきた名家の当主であり、騎士爵の爵位を持つ。<br />  下級貴族であり、爵位が世襲制でないことから三人の息子を三人共に騎士として教育するものの、その内の長男と次男は戦死し、末弟は父親のやり方に異を唱えて家を出た。<br />  デュークの異母兄の申し出(高等教育ならびに将来の保障)と自身の利害とが一致した為に、デュークを引き取る。<br />  悪人では決してないものの、古典的で視野の狭い思考しか持てない人種。デュークの異母兄との約束もあったが、何より自身の野望(と、いうより出て行った息子への当てつけかも知れない)の為にデューク本人に至ってやる気のない騎士養成学校への編入を勝手に取り付けてしまう困った親父。たまに長期休暇の際、屋敷に帰っても小言しか言わないものだから、デュークもあまり家には寄り付かずお母さんたちのところに入り浸っている。<br />  しかし息子二人に先立たれ、末っ子には家を出て行かれ、残されたのは先の戦で傷つき光を失い、火傷を負って自由にならないばかりの身体と、気の触れた妻とあっては他人に必要最低限の興味も示せない自分のことだけでいっぱいいっぱいなデュークさんにも多少同情するところはあるようで、屋敷に戻ってはやれやれ、と養父の小言を鼻くそほじりながら聞いてあげている。<br /><br /><strong>→養母<br /></strong> 養父と情熱的な恋に落ちて、家出同然に結ばれたという生まれも育ちも根っからの貴族のお嬢様――だった奥様。<br />  息子を失ったショックからか、ここ数年ですっかり老け込んでしまって、在りし日の美貌も歌声も何処へ行ってしまったことやら……デュークさんが引き取られた頃には気も触れるに触れてしまって、出て行った末弟が帰ってきた、と思い込む始末。<br />  とはいえ、他人に必要最低限の興味も示せない自分のことだけでいっぱいいっぱいなデュークさんも流石にいたいけな老婦人を邪険に扱うことも出来ず、家に帰る度に「貴方の好きなフィナンシェを焼いたのよ」、と出される好きでもない焼き菓子を無言で頬張るのでした。<br /></font><font style="background-color:#ffffff;" size="2"><br /><br /> 気が向いたら追加する。クロームとか。<br /><br /><br /></font></p> <hr /><p><font style="background-color:#ffffff;" size="2"><br /></font></p>

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