テニ

ワンマン篠丘生徒会

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matomemo

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テニス部もちゃんと活動しているらしいよ。


「榎本ーッ 連写購ってくれるってマジ?!」
「…お前らが役に立つならな」
「立つ立つv 顧問も出し渋りやがるし小遣いも少ねーし、
 中学生はバイトもさせて貰えねーしっ」
「役に立てよ」
「うんうんv」

「って会長、写真部みたいな地味なとこに予算割いて;」
「だったらバスケの遠征に回してやればいいのに」
「凱旋用てか、華々しくねー?」
「顧問の道楽の効いた11人乗りがあんだろ」
「まぁねぇ、三島先生車も凄いけどねぇ」
「それに連中にとっても役に立つんだよ」
「……偵察用、っすか?」
「…それより報告することあんだろが」
「え、あー」
「はいはいっ 商店街に根回ししてきましたー」
「ボランティア活動に参加するつったら一も二もなかったっす」
「ごみ拾いと排水溝の清掃と、後ね、シャッターに絵とか描いて欲しいって」
「草取りと、あと老人ホームに慰問だって、コレは専門の人たちのお手伝い」
「校外活動増やすんですか、また」
「ウチみたいな弱小校に出来ること少ねぇだろ。
 最高に有効ったら、人海戦術くらいだ」
「あ、そんで先生もOK出ました」
「社会に還元される労力の提供をキミ達自身が思いついてくれて嬉しい、って」
「校長偉い喜んでた」
「…でもこれ全校生徒納得しますか?」
「させるんだよ」

「…会長、各部の役付からかなり怖がられてんもんね…」
「サッカー部潰してるからね…;」
「よく連中報復とか来ないよね…」
「ね…榎本さんて合気道かなんか…」
「習ってないだろ」
「習ってないから遠慮ないって…」
「……俺は何も聞かなかった…;」
「…俺も…何も聞いてない…;」


「榎本、ホラよ」
「ご苦労」
「お前って 本っ当エラソウ」
「エライんだよ」
「おっと忘れるとこだった 賄賂v」
「ぁあ? っ?!」
「態とじゃねぇぜ?」
「テメッ データ寄越せっ」
「んな健全なワンショットに欲情出来んなら お前って本当ケンコーな」げらげらっ
「くそ、だから惜しげなく晒してんじゃねぇっつんだよ!」


「則!」
「えのもっちゃーんv」
「このフォームだ」
「んー…? 開成の伊勢くんだv ねv」
「お前の方が威力のあるショットを打てる」
「…会長?」
「シロ、相手。 ……覚えたか?」
「んー」
「お前が狙うのはココ、シロと松前じゃクセが違う、
 返ってくるのは十中八九ココ、
 お前が走るのはココ」
「ココじゃないの?」
「持ち替えろ、届くだろ」
「んーんーんー…うんv」
「よく見ろよ、特に肘の高さだ」
「はぁいv」
「そして叩き込むのはココだ。シロは返せても松前は届かない」
「…俺、返せます?」
「返すんだよ」
「…へぇへぇ、どこまでも…;」

「…何やってんの?」
「松前対策」
「松前くん? 伊勢くんじゃん、あぁ、彼苦手だもんねー6-2で負け越してる」
「則の方がバネが効いてる」
「だねぇ。田代ー、若干スピンかけて返して、いつもの半分でいいよ」
「りょーかいっス」
「三笠よく見とけー」
「俺っスか?」
「あのちまさで恐ろしい威力だぞ」
「…柔らかめな典型的なサーブ&ボレーヤーなんじゃ?」
「だよ、だから見とけっつの」
「下手すりゃ舞学の鬼に匹敵すんぜ?」
「パワーテニスすんなら見習っとけよ、あの目コピすげーから」
「…その上意外な程に思い切りいいしな」
「『空っぽだからよく吸い込む』ってね」
「言ってたねぇそういや、榎本も遠慮無ぇ…」
「にしても、可愛がってんじゃん、シロ」
「フザケンナ。 崎、お前も覚えとけ」
「……りょーかい、則ちん上手にお手本見してーv」
「はーいv」

あくまでも、ほのぼのv

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