銀行マスタデータ (クライアントレベル)

日本国内では、銀行マスタは全て決まっています。
全国銀行協会の所定の一意な銀行コードがあります。
全銀協にはコードの一覧データがあり、
それをR/3にアップロードするだけで利用できます。

銀行の種類

  • 会社の取引銀行 (支払/受取の銀行)
  • 得意先/仕入先銀行 (支払先/受取先の銀行)
銀行口座の設定も必要。複数の口座の設定も可能。
さらに、G/L 勘定との関連設定も必要。
ここでは、口座番号の設定も必要になる。
ここでの設定は、双方向の設定をしなければならない。
(銀行口座 → G/L 勘定)
(銀行口座 ← G/L 勘定)

日本における決済

日本での決済は、殆ど銀行送金です。
電子データは、全て半角になっているため銀行名支店名は、
全て「半角」にしなければなりません。
他の部分(地名や市区町村)は、全角でも構いません。
この電子データは一般的に、DME ファイルと呼ばれ、
R/3 は、このデータを自動的に作成します。
システムによって、自動生成ができないものもあります。


銀行マスタの設定手順

1. 銀行マスタの設定

通常は銀行コードが既に決まっているため設定不要。
Easy Access : 会計管理 → 財務会計 → 銀行 → マスタデータ → 銀行マスタ → 登録 (FI01)

入力項目

  • 銀行国コード : JP
  • 銀行コード : 金融機関コードの入力項目
  • 銀行名 : 実際に使用されている銀行名 (半角入力)
  • 都道府県 : 都道府県コードの入力項目
  • 地域 : 住所の一部としての地名および番地-号
  • 市区町村 : 住所の一部としての市区町村名
  • 支店 : 金融機関支店名の入力項目 (半角入力)

2. 取引銀行の設定

IMG : 財務会計 → 銀行関連会計 → 銀行口座 → 定義 : 取引銀行 (IMG3171)
→ 会社コードを入力 → 続行 → 新規エントリ

入力項目

  • 取引銀行 ID : 取引銀行のショートキー
  • 銀行国コード
  • 銀行コード

3. 銀行口座の設定

G/L 勘定との紐付けも行う。
IMG : 財務会計 → 銀行関連会計 → 銀行口座 → 定義 : 取引銀行 (IMG3171)
→ 会社コード入力 → 続行 → 取引銀行を選択後、画面左のダイアログ構造の銀行口座をダブルクリック

入力項目

  • 取引銀行 ID
  • 銀行口座 ID : このコードは、国内銀行のコードと一緒に、銀行口座を明確に定義します。
  • テキスト : 銀行口座説明文
  • 銀行口座番号 : 銀行で管理される口座番号
  • 預金種別 : 01 普通預金 / 02 当座預金 / 04 貯蓄預金 / 09 その他の銀行口座
  • G/L : 取引金額が更新される勘定コードの番号。ex) 111250 (普通預金口座勘定) ← G/L 勘定との紐付け

4. G/L勘定の設定

銀行口座との紐付けを行う。
Easy Access : 会計管理 → 財務会計 → 総勘定元帳 → マスタレコード → 個別処理 → 共通 (FS00)
→ 会社コード入力 → 続行 → 登録 / 銀行 / 金利 タブ

入力項目

  • 取引銀行 ID
  • 銀行口座 ID
最終更新:2009年05月11日 11:31