腕挫ぎ十字固め

両足で相手の上腕の付け根を挟み、相手の手首を持って相手の肘関節を伸ばす関節技です。
極まった形が相手と自分で「十」の字になるのでこう呼ばれます。

下から
対角の腕を持って

<手順>

1、(主に胴絡みで)相手の腕が帯より前に出ているとき、対角の腕の肘を手を包み込むようにして持ちます(道着は握る必要はありません)。

2、ここで同時に三つの動作をします。
一つは使っていない方の手で相手の対角の肩を取って相手を横に向かせることです。
二つ目は相手の肩をとりに行った腕と同じ側の足で相手の腰か地面を蹴って自分の頭が相手の体の下にもぐるように体を回すことです。
三つ目は反対の脚の内腿で相手の脇を煽って前に崩すことです。
これら三つの動きは相手を横に向かせ自分はその逆の方に回転して相手と直角(十字)になることを目的としています。

3、相手の体と自分の体の位置関係が直角になったら、腰(あるいは地面)を蹴っていた足を相手の顔に掛けて両腿を締めて相手の腕の付け根をしっかり挟み込み、肘を持っていた手を手首にスライドさせて固定し、腰を突き出して下腹で相手の肘を極めます。
このとき相手の極めるべき手の小指の側が自分の体の方に来るように、手首を操ります。

試合での使用例1(1:00過ぎ)


同側の腕を持って

<手順>

1、(主に胴絡みで)相手が帯より前に手を出してきた時、同じ側の腕の前腕で相手の前腕を自分の胸に抱え込みます(握る必要はありません)。

2、空いている方の腕を相手の股の間に入れて、相手のひざ裏あたりを掬い、引きつけるようにして自分の体を回し、同時に相手の胴に巻きてけていた足を解いて大きく開き、相手の脇を両太腿で挟み込むようにして相手の首を刈り、腰を突き出して胸を張り、相手の肘を極めます。
相手が持ち上げようとしてきたら、脚を掬った手で相手のバランスを崩して回転させて仰向けにしてから極めてもいいです。胴体をよじるなどして煽ってやるとより崩しやすいです。

最終更新:2010年03月25日 03:20
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