①Title:XMLの文書構成について(XMLインスタンスとは)
②用語記述: XML宣言,XMLインスタンス
③解説:
文書を構成する「内容」「構造」「体裁」という3つの要素は,従来の紙媒体ではひとつとなって決定されており,HTMLにおける情報表現においても,タグ付けされた構造のままに,これら3つの要素が強固に一体化されている。
XMLではこれら3つの要素を分離して扱う。「内容」はXML文書内でマークアップされるが,そのXML文書の「構造」はDTD(DocumentTypeDefinition)と呼ばれる構造定義体によって定義する。また,XML文書に与える「体裁」はスタイルシートにより記述する。XMLに適用できるスタイルシートにはCSS(CascadingStyle Sheet)とXSL(eXtensibleStylesheetLanguage )の2種類がある。
XML文書はXML宣言とXMLインスタンスから構成される。
XML宣言(XMLdeclaration)
XML宣言は,XML仕様のバージョン番号とXML文書作成に使用する文字コードを宣言する部分である。
<?xmlversion="1.0"encoding="UTF-8"?>
「encoding=」に続く部分ではXML文書作成時に使用される文字コード(Shift_JIS,UTF-8など)を指定する。文字コードがUnicode(UTF-8,UTF-16)の場合は 「encoding=」の部分を省略してもよい。この部分を省略する場合には,XML宣言そのものを省略することもできる。
XMLインスタンス
XMLインスタンスとは,実際の内容にタグが付けられている部分,つまりXML文書の本体のことである。この部分の文法を理解するにはまず,「要素(element)」と「属性( attribute )」について理解する必要がある。
1)要素(element)の書き方
XMLインスタンスに現れる要素の1つ1つは次のように記述していく。
(サンプル1)
<title>2.2 緒言</title>
上記で titleを要素名,<title>を開始タグ,</title>を終了タグと呼ぶ。これらで囲まれる部分をまとめて要素(element)と呼ぶ。
2)属性(attribute)の書き方
(サンプル2)
<m2-2-introduction>
<leafID="4573EE801C661F2"operation="new"xlink:href="../0000/m2/22-intro/introduction.pdf"checksum-type="md5"checksum="a6b9476f287e7fd123f32cd4c9e58e">
<title>2.2緒言</title>
</leaf>
</m2-2-introduction>
上記XML文書のサンプルで,<leafID=457~>という開始タグが書かれていた。この中の「ID=457~」という部分は,属性(attribute)と呼ばれるもので,要素に付加的な情報を与えるために存在する。属性は開始タグの中で次のように書く。
<要素名 属性名 ="属性値"......>
④Reference:
1.スタンダーズコーナー(日本ユニテック)
Adres:http://www.utj.co.jp/xml/
⑤作成者:出嶋浩道-20061002