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**第1部 装甲列車編 第3話 「クルスク」 Kursk ドラマを聞きながら参考にすることを目的としたページです。 公式サイトの解説を引用。一部加筆。 当サイトでは「高射砲列車」を話の繋がりから2話として扱い「クルスク」「軍馬」を一話づつずらします。 2006年06月28日 放送 概要 クルスクへ向かう列車の中から始まり、独ソ戦初期の解説が始まる。 最初のマキとホラーバッハの会話は第1話の直後の会話とも受け取れる。 そのため第2話はこの第3話の列車に搭乗している時とクルスクにつくまでの間の時間で起きたことである可能性がある。 クルスクについてのちはクローゼ少佐と映画やウーファーの話となる。 そこからもドイツの内情などがうかがえ、戦時のドイツ国内にもかかわらずヒトラーが憎まれていることなどがわかる。 その翌日に輸送大隊のカーン軍曹と出会う。 ---- #contents(fromhere) *ユンカー プロイセンの地主貴族のこと。 ほとんどが零細な農場主であるが、官僚や軍人の人材供給源となりプロイセンの大国化に大きく貢献した。 そのためユンカーといえばプロイセン軍人の代名詞である。 プロイセンは拡大の途上でポーランドなど土着のスラブ人を多く取り込んだので、ユンカーには~スキー、~ヴィッツ、~ノフといったスラブ系の名前を持つ者が多い。 *マホルカ ロシア製のタバコ。マルバタバコの葉や茎を刻んだ刻みタバコで、新聞紙などで巻いて吸う。 *プラウダ ロシア語で「真理」の意。1912年にソ連共産党中央委員会の機関紙として発刊されたロシアの代表的新聞。現在でも1000万部の発行部数を誇る。 *アリフレックス ドイツのARRI(アーノルド&リヒター)社製の映画撮影用カメラの総称。1930年代に登場したが、小型で軽量、その上頑丈であったため、第二次世界大戦では、ドイツ軍の記録映画の撮影にも使用された。 *バルバロッサ 1941年6月に開始されたドイツによるソ連侵攻作戦。総勢300万人を越える兵士によって構成された北方、中央、南方の3軍集団が3方面よりソ連領内に進撃し、ソ連の早期占領を目指した。史実では同年12月に中央軍集団が首都モスクワにまで迫ったものの、ソビエト軍の予想外の激しい反撃により作戦が長期化。補給線の長さからくる物資の不足と厳しい寒さが重なり、当初の目的を達することができなかった。ちなみにバルバロッサとは、神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ1世の渾名。 *マンシュタイン エーリッヒ・フォン・マンシュタイン ドイツの第二次世界大戦中の陸軍元帥であり、最も有能な戦略家の一人。 対フランス戦において、アルデンヌの森林地帯を突破して英仏軍をダンケルクの海岸に追い詰めたマンシュタイン・プランの立案者でもある。 *グデーリアン ハインツ・グデーリアン ドイツの軍人。第二次世界大戦の緒戦の大勝利を飾った電撃作戦の生みの親であり、またそれを実践した最高級の野戦軍指揮官。 *赤軍 1917年のロシア革命によって生まれたソビエト連邦の軍隊に与えられた呼称。 正式名称は「労働者・農民赤軍(RKKA)」で、日本では労農赤軍ともいう。 赤は、それまでに流されてきた労働者の血を意味している。 スターリンの大粛清で高級将校がいなくなり命令系統が鈍いが、戦意は高く何よりも1500万以上ともいわれる数を誇る。 *クラウゼヴィッツ カール・フィーリプ・ゴットリープ・フォン・クラウゼヴィッツ プロイセン王国の軍事理論家で戦略・戦術に関する古典的名著「戦争論」の著者。 「クラウゼヴィッツの弟子達」という表現は、司令部を100年前の戦術レベルだと揶揄していると思われる。 ただ単にプロイセンからドイツへと連なる流れの戦略家だと言ってるだけかもしれない。 *酒保 兵営内に設置されている売店のこと。酒類をはじめタバコ、日用品、菓子などを扱う。 *段列 *クワス 水に漬けた黒パンやライ麦を発酵させて作る薄い酸味のある微アルコール飲料。 ロシアでは伝統的な清涼飲料水としてよく飲まれていた。 *ウーファー UFA。ドイツの映画制作会社で、正式名称は「Universal Film AG」。 *リーフェンシュタール レニ・リーフェンシュタール。映画監督。ダンサー、女優を経て『青の光』(1932)で監督デビューする。 代表作にナチス・ニュルンベルク党大会のドキュメンタリー『意志の勝利』(1934)、ベルリンオリンピックを題材にした記録映画『オリンピア』(1938)がある。 *マックス・オフルス エルンスト・ルビッチ ともに1930年代に活躍したドイツの映画監督。 *フリッツ・ラング 映画監督。ドイツ経済を混乱に陥れる男を描いた犯罪映画『ドクトル・マブゼ』やSF映画の古典『メトロポリス』でドイツ映画界に確固たる地位を築く。 1936年に渡米。ハリウッドでは予算的に恵まれなかったが、ドイツ表現主義を取り入れたスタイルは後年高い評価を得た。 *パルファメト協定 1925年にドイツの映画会社UFAとアメリカのパラマウント、MGMとの間に結ばれた協定。ドイツ国内でハリウッド映画を上映する見返りにドイツ映画人をアメリカに売り出し、1700万ドルをドイツに支払うというもの。 これによりドイツの映画関係者が多数流出。ドイツ映画界の衰退を招いた。 *ゲッベルス パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス。 ドイツの政治家。ナチ党政権下のドイツでプロパガンダを任務とする国民啓蒙・宣伝大臣を務めた。 作中では1942年には既にいない様子。史実ではベルリン陥落直前に妻子と共に自殺している。 *ライヒスヴェアの鬼子 ケルベロスが国防軍でも嫌われて扱いかねていることがわかる。
**第1部 装甲列車編 第3話 「クルスク」 Kursk ドラマを聞きながら参考にすることを目的としたページです。 公式サイトの解説を引用。一部加筆。 当サイトでは「高射砲列車」を話の繋がりから2話として扱い「クルスク」「軍馬」を一話づつずらします。 2006年06月28日 放送 概要 クルスクへ向かう列車の中から始まり、独ソ戦初期の解説が始まる。 最初のマキとホラーバッハの会話は第1話の直後の会話とも受け取れる。 そのため第2話はこの第3話の列車に搭乗している時とクルスクにつくまでの間の時間で起きたことである可能性がある。 クルスクについてのちはクローゼ少佐と映画やウーファーの話となる。 そこからもドイツの内情などがうかがえ、戦時のドイツ国内にもかかわらずヒトラーが憎まれていることなどがわかる。 その翌日に輸送大隊のカーン軍曹と出会う。 ---- #contents(fromhere) *ユンカー プロイセンの地主貴族のこと。 ほとんどが零細な農場主であるが、官僚や軍人の人材供給源となりプロイセンの大国化に大きく貢献した。 そのためユンカーといえばプロイセン軍人の代名詞である。 プロイセンは拡大の途上でポーランドなど土着のスラブ人を多く取り込んだので、ユンカーには~スキー、~ヴィッツ、~ノフといったスラブ系の名前を持つ者が多い。 *マホルカ ロシア製のタバコ。マルバタバコの葉や茎を刻んだ刻みタバコで、新聞紙などで巻いて吸う。 *プラウダ ロシア語で「真理」の意。1912年にソ連共産党中央委員会の機関紙として発刊されたロシアの代表的新聞。現在でも1000万部の発行部数を誇る。 *アリフレックス ドイツのARRI(アーノルド&リヒター)社製の映画撮影用カメラの総称。1930年代に登場したが、小型で軽量、その上頑丈であったため、第二次世界大戦では、ドイツ軍の記録映画の撮影にも使用された。 *バルバロッサ 1941年6月に開始されたドイツによるソ連侵攻作戦。総勢300万人を越える兵士によって構成された北方、中央、南方の3軍集団が3方面よりソ連領内に進撃し、ソ連の早期占領を目指した。史実では同年12月に中央軍集団が首都モスクワにまで迫ったものの、ソビエト軍の予想外の激しい反撃により作戦が長期化。補給線の長さからくる物資の不足と厳しい寒さが重なり、当初の目的を達することができなかった。ちなみにバルバロッサとは、神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ1世の渾名。 *マンシュタイン エーリッヒ・フォン・マンシュタイン ドイツの第二次世界大戦中の陸軍元帥であり、最も有能な戦略家の一人。 対フランス戦において、アルデンヌの森林地帯を突破して英仏軍をダンケルクの海岸に追い詰めたマンシュタイン・プランの立案者でもある。 *グデーリアン ハインツ・グデーリアン ドイツの軍人。第二次世界大戦の緒戦の大勝利を飾った電撃作戦の生みの親であり、またそれを実践した最高級の野戦軍指揮官。 *赤軍 1917年のロシア革命によって生まれたソビエト連邦の軍隊に与えられた呼称。 正式名称は「労働者・農民赤軍(RKKA)」で、日本では労農赤軍ともいう。 赤は、それまでに流されてきた労働者の血を意味している。 スターリンの大粛清で高級将校がいなくなり命令系統が鈍いが、戦意は高く何よりも1500万以上ともいわれる数を誇る。 *クラウゼヴィッツ カール・フィーリプ・ゴットリープ・フォン・クラウゼヴィッツ プロイセン王国の軍事理論家で戦略・戦術に関する古典的名著「戦争論」の著者。 「クラウゼヴィッツの弟子達」という表現は、司令部を100年前の戦術レベルだと揶揄していると思われる。 ただ単にプロイセンからドイツへと連なる流れの戦略家だと言ってるだけかもしれない。 *酒保 兵営内に設置されている売店のこと。酒類をはじめタバコ、日用品、菓子などを扱う。 *南方軍集団 独ソ戦において編成された三つの軍集団の一つで、ソ連南部のウクライナおよびカフカス地方を攻略目標としていた。 史実ではドラマの時点(1942年9月)にはブラウ(青)作戦の為にA・B両軍集団に分割されていたはずなので、ここでも独ソ戦は史実とやや異なる展開を見せているようである。 *第19装甲師団 1940年に第19歩兵師団から改編された装甲師団。 史実では独ソ戦当初は南方軍集団に配属された後ドラマの時点では中央軍集団に属しているはずなので、ここでも歴史からの逸脱が見られる。 またこの師団が属している第3装甲集団も自前の補給組織を持つ装甲軍に昇格していないので、このドラマにおいては戦車とそれを運用する装甲部隊の地位は史実よりも低いものとなっている可能性がある。 *段列 兵士の個人装備、武器弾薬、糧食、工兵の機材などの輸送と各部隊への補給を担当する部隊のこと。 ドイツ軍の師団では段列は中隊レベルの部隊にまで配備され、戦線と後方の補給処とをトラックや馬車で日常的に行き来して戦闘と兵士の生存に必要なあらゆるものを運搬する、兵站業務の実務部隊である。 段列長のクローゼ少佐は、第19装甲師団内の各段列を統括する師団兵站の責任者であると思われる。 *クワス 水に漬けた黒パンやライ麦を発酵させて作る薄い酸味のある微アルコール飲料。 ロシアでは伝統的な清涼飲料水としてよく飲まれていた。 *パンツァーペーカー 装甲宣伝中隊と訳される。 ドイツ軍のペーカー(PK)は前線で取材することが多いため、各部隊は撮影機材の他小銃や機関銃などを装備し、個人も拳銃を携帯していた 特に最前線で取材を行う為にSdkfz.251のような装甲兵員輸送車を持つ部隊があり、これを装甲宣伝中隊と読んだ。 こうした危険のため、ドイツ軍のPK隊員の死亡率は他国のものと比べて高かった。 *ウーファー UFA。ドイツの映画制作会社で、正式名称は「Universal Film AG」。 *リーフェンシュタール レニ・リーフェンシュタール。映画監督。ダンサー、女優を経て『青の光』(1932)で監督デビューする。 代表作にナチス・ニュルンベルク党大会のドキュメンタリー『意志の勝利』(1934)、ベルリンオリンピックを題材にした記録映画『オリンピア』(1938)がある。 *マックス・オフルス エルンスト・ルビッチ ともに1930年代に活躍したドイツの映画監督。 *フリッツ・ラング 映画監督。ドイツ経済を混乱に陥れる男を描いた犯罪映画『ドクトル・マブゼ』やSF映画の古典『メトロポリス』でドイツ映画界に確固たる地位を築く。 1936年に渡米。ハリウッドでは予算的に恵まれなかったが、ドイツ表現主義を取り入れたスタイルは後年高い評価を得た。 *パルファメト協定 1925年にドイツの映画会社UFAとアメリカのパラマウント、MGMとの間に結ばれた協定。ドイツ国内でハリウッド映画を上映する見返りにドイツ映画人をアメリカに売り出し、1700万ドルをドイツに支払うというもの。 これによりドイツの映画関係者が多数流出。ドイツ映画界の衰退を招いた。 *ゲッベルス パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス。 ドイツの政治家。ナチ党政権下のドイツでプロパガンダを任務とする国民啓蒙・宣伝大臣を務めた。 作中では1942年には既にいない様子。史実ではベルリン陥落直前に妻子と共に自殺している。 *第101装甲猟兵師団 第101装甲猟兵大隊 このドラマでマキが取材しようとしている部隊。 「101」という番号は、史実ではティーガー戦車を配備されノルマンディで伝説的な活躍を見せた武装親衛隊第101重戦車大隊からとったものと思われる。 なお実際にもドイツ軍には装甲猟兵(Panzerjager)という兵種は存在したが、こちらは対戦車砲やパンツァーファウストなどで戦車を迎撃する部隊のことである。 *ライヒスヴェアの鬼子 ケルベロスが国防軍でも嫌われて扱いかねていることがわかる。

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