たいしょお2


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たいしょぉ

前の二作を読んでない方はフィーリングで



早すぎる。この一言に尽きる。いつものように遅刻して入社し、仕事に入ろうとした矢先だった。突如としてデブリブデをテロリストが占拠したのである。まず間違いなく教会の関係者だった。確かにかつての鮫軍トップが一カ所に固まったのでいつかはばれると思っていた。しかしここまで早かったとは…これは緊急事態だ…
「どうなってるんだ…まさかカナメを狙いに…?」
ソウスケもいきなりの襲撃に酷く困惑している。
「とにかく急ぐぞ。俺の机の下に非常階段がある。急いで降りるぞ。」
「でもどこに行くんですかハチワンさん!もう頼るところが…」
クオは完全に混乱しているようだった。無理もない…50メートルも離れない所から死が近づいてきているのだ。
「地下に非常用ロケットがある。これを使って地球まで向かう。」
「は?!お前今の地球がどんな星かわかって言ってるのか?」
「もちろんわかっている。かつて人が住めなかった星だ…だが今は科学の進歩と魔力の発見で住める星になっている。現に複数人在住している。とにかく全てはあとで話す。乗るんだ。」
ソウスケ達を促す。叫び声が近づいてきている恐怖感もあり、従ってくれた。彼らは非常階段を下り始めた。俺は素早く部屋を出て近くの災害用シャッターを下ろし降りきった後に拳銃で撃ってスイッチを破壊した。次に部屋に戻り鍵を閉め、非常階段を降りる。階段と部屋を繋ぐ扉を閉め、階段側から鍵を閉める。これで少しの時間稼ぎにはなるだろう。


ロケットを発射するにはまず魔力を装填しなければならない。魔力を用いての空間転移するのだ。装填している間もテロリストは近づいてくる。部署内を見ることのできるカメラには既にやつらが侵入しているのが見えた。彼らは室内の物質を全て破壊し、発見した非常階段の蓋を破壊した。一応いくつか障壁を作ったが彼らにとってはバターのようなものだろう…
「今の充填量は?」たまらなくなって俺は九十九に聞く。
「充填量は56%です…。」
「間に合わん…魔力充填量を200%から99.5%までに変更。ギリギリ地球につくだけにする。桜花!変更頼む!」
「…了解」




障壁は8割は通過されてしまった。決断するしかなかった。
「やむを得ない…発射する!」

「…しかしまだ95%です。」
「地球に引っ張ってもらうからいい!座標計算はしっかりしろよ!」

「了解!発射します!!」




発射の瞬間窓から肉眼でやつらが見えた気がした。しかしまばたきした瞬間窓からの景色が暗転した。窓に写るのは漆黒を背景にした灰色の星。かつての地球だった。
「軌道計算終了。このまま引力に引きつけられて目的地の誤差3キロメートル未満に到着します。」
九十九が淡々と説明する。
「…さて…説明してもらおうかハチワン…」
ソウスケが吐き捨てるように喋る。
「うむ。簡単に説明するとこれから向かう先には君達も知ってる人物がいる。そこで厄介になるわけだ。んでもって九十九白、零崎桜花、睦月、んで俺は昔からの仲だ。彼女らは言わば潜入だな。仲間を増やしたかった。」
「…お前は全て予測済みだったのか?カナメがここに匿われるということも…」
「最終目的はカナメを地球に匿うためだ。しかし過程が大きく逸れた。ソウスケ…君がカナメを自ら連れてきたからな…予定は3年分程早まった。」

「…………最後に肝心な事だが誰の元に連れてく気だ?」
「それは本人を見ればわかる。ほら着いたぞ。」
軽く揺れた後ロケットは静止し、扉を開けた。その先には確かに知っている男がいた…いや、恐らくは知らない火星人はいないだろう。
「任務ご苦労。それから歓迎しようカナメ君、火星人の諸君。」
その男はかつて地球を破滅に導いた男…鮫アスナプルだった。


続く☆後悔なんかしないんだからね!
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