Case : 126 Sepsis p211

SIMV:同期的 間欠的 強制的 換気
http://www2.synapse.ne.jp/insomnia/resp/contents/a-15.html

「血ガス分析」
換気障害による呼吸性アシドーシスは確実。
ショックだと、嫌気呼吸に傾いて乳酸アシドーシス!
AG=Na-CL-HCO3
A-aDO2=713׆iO2-PaCO2/0.8-PaO2
273.55>10で開大している!
ちなみに、A-aDO2の開大:換気血流比の不均衡、ガス拡散障害、シャントの増大

「Swan-Gantz」PAOP:occulusion pressure=PAWP
ForresterでⅠ
2.2と18

「尿量」
一日400ml>で乏尿、100ml>で無尿

1.何を何で治療?
・成人の肺炎でGPCならS.pneumoniaeなので、ペニシリン系:セフェピン
・COPDの既往ありなので、P.aeruginosaも疑う:セフェピンとシプロフロキサチン
・念のためMycoplasma pneumoniae:シプロフロキサン

補足:国試的にはマイコプラズマ:マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系
まいこちゃんがおニューの自動車(4輪車)に乗っている。
まあいい。簡単!:(マイコプラズマ) (寒冷凝集素病)(急性単核球症・単クローン?グロブリン上昇)


2.循環動態の治療
BP:90/65とHR110でショック、フォレスターはⅠなので
b.輸液

3.細菌培養
d.気管支鏡を使ってBALかブラシで。
??
 治療開始前に喀痰、気管内吸引物もしくはBALFおよび血液培養2セットを必ず培養に提出すること
http://www.kenkyuu.net/id/03-02.html#030202

4.治療
CIが下がったので、これはForresterでⅢ
a.ドブタミンで心臓を動かす

5.利尿には?
c.低用量ドパミン(D1を介して腎血流を上げる)

6.S.pneumoniaeの治療
b.PCG
これとレンサ球菌は基本的にベータラクタマーゼを持たない。

7.PaO2:FiO2比
98/0.6=163で答えはd
350<が正常

8.ARDSか?

・診断基準
 発症様式 急性発症
 酸素化能 PaO2/FiO2≦200mmIIg(PEEPレベルを問わない)
 胸部X線像 正面像における両側性浸潤影
 肺動脈楔入圧18mmHg以下あるいは臨床的に左房圧上昇の所見を認めない
MAさんはXpの点で満たしていない。

9.呼吸不全の治療
c.イプラトロピウム:抗コリン薬

10.肺炎の治癒過程でで最後まで残る所見
a.Xp

11.ゲンタマイシンを使えるか?
NO!
アミノグリコシドはPK/PDでいうと、濃度依存性。
でも、ゲンタマイシンは肺への移行性が悪い。
だから、トブラマイシンやアミカシンをつかいましょう。

12.院内肺炎による入院日数延長は?
c.7-9日

13.肺炎のリスクファクター
喫煙、アルコール、栄養状態が悪い、加齢

14.まとめ
・敗血症の治療は、すばやい診断と適切な抗生剤治療。
・呼吸と循環をコントロール

最終更新:2007年02月11日 15:30