心房細動
(1)
動悸,
心拍不整があり,
(2) ECG上,RR間隔が全く不整で,
P波がみられず
(i.e.
不規則な伝導),
基線の細かい動揺
(f波)
がみられるとき
(i.e.
心房房の細かな興奮),
=>
心房細動と診断.
Afでは左房内
(とくに左心耳内)
に血栓を生じやすく,
それが流出して脳塞栓を合併し,
急速に意識障害,
片麻痺をきたすことがある.
また,
四肢塞栓
(四肢の痛み,
皮膚蒼白,
動脈拍動消失)
も起こしうる.
[治療]
治療の緊急性や基礎疾患によリ治療方針が異なる.
1.
頻拍のため血行動態が悪化している場合
(洞調律に回復させる場合)
直流除細動
(初回100,
無効なら200J).
最も確実.
2.
血行動態が安定している場合
(心拍数をコントロールする場合)
Afを合併した際の頻拍には,
ジギタリスが第一選択である.
ジギタリスで心拍数