心房細動

(1) 動悸, 心拍不整があり,

(2) ECG,RR間隔が全く不整で, P波がみられず

(i.e. 不規則な伝導),

基線の細かい動揺 (f) がみられるとき

(i.e. 心房房の細かな興奮),

=> 心房細動と診断.

Afでは左房内 (とくに左心耳内) に血栓を生じやすく, それが流出して脳塞栓を合併し, 急速に意識障害, 片麻痺をきたすことがある. また, 四肢塞栓 (四肢の痛み, 皮膚蒼白, 動脈拍動消失) も起こしうる.

[治療] 治療の緊急性や基礎疾患によリ治療方針が異なる.

1. 頻拍のため血行動態が悪化している場合

(洞調律に回復させる場合)

直流除細動 (初回100, 無効なら200J). 最も確実.

2. 血行動態が安定している場合

(心拍数をコントロールする場合)

Afを合併した際の頻拍には, ジギタリスが第一選択である. ジギタリスで心拍数

最終更新:2007年01月31日 21:37