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「ぐあッ」
 ルミナスがそういうと、ヘルの身体は遠くに飛ばされた。
「……クソ……」
 ロキがぼやくと、目の前には一体のファントムがあった。
「……」
 ロキとファントムはにらみ合うと、ファントムは武器を構えた。ロキも攻撃しようとするが、右腕が動かない。故障したのだ。
「こんなところで……」
 その瞬間、ファントムの頭が飛び、地面に転がった。ファントムの身体は、ぐらりと揺れ、倒れた。
「何だ……?」
 そこにいたのは、一体の赤いアームヘッドだった。
「大丈夫か?」
 オーディンが言う
「遅いじゃないか。宝生」
「どういたしまして、感激するのは後にしよう」

 ラグナロクは、すべてを見据えながら一人で顔を歪ませた。
「誰だねそこにいるのは。」
 七体のアームヘッド、クーフーリン、アーサー、ルー、フィンマックール、ダグサ、モーガン・ル・フェイ、ゲッシュだった。
「お前を始末する」
「やってみろ。粉末にして海に流してやる」
 七体のアームヘッドが動こうとした瞬間、ラグナロクから大量の光線が放たれた。それはアームヘッド達に直撃した。
「ぐああ」
 ゲッシュとクーフーリンが飛び上がり、槍を突き刺した。
「……これで、終わりだ。」
 ラグナロクはびくともせず、槍を持ってそのままゲッシュとクーフーリンを持ち上げた。ラグナロクの手は、二体のアームヘッドをすっぽりと包み込んでしまった。
「グッバイ、ディァフレンズ」
 ラグナロクが少し力を入れた途端、悲鳴を上げる間もなく二体のアームヘッドは一つの鉄塊になった。
 その鉄塊をラグナロクは遠く上空を飛ぶヘリコプターに投げつけた。ヘリコプターに鉄塊は直撃し、墜落した。
 起きあがろうとしたアームヘッド達を踏みつぶしながら、高さはゆうに二十メートルを超えるほどのオオカミが現れた。
「フェンリル。来たか。……行け。くだらん抵抗をするあいつらを食い散らしてやれ……ユミル、出番だ。アレを始めなさい……」

「おじいさま」
「きたか、雪那。」
「単刀直入にいいましょう、行かせてください」
 平幸はこめかみを押さえた
「ダメだ。雪那……お前まで死んでしまっては……」
「お父様は死んでいません」
 雪那が、踵を返して、アームヘッドの発射場に行こうとする
「……行くのか、雪那」
 雪那はゆっくり頷いた
「わたしは、‘わたし’です。……もう、あなたの言うことは聞きません。……勿論、旬香を殺すことも、……もう、やりません」
 雪那はリアルメシアに乗り込んだ。
(……父さん……あなたは、あなただったら、どう思いますか?……わたしは……我が儘でしょうか?)
 ハッチが開き、光が差し込んだ
「……わたしらしく……」
 赤い色の、天使が飛び立った。