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「あーあ、折角、休暇が取れるかと思ったのに。」
 そういって、ルミナスはため息をついた。白い息が上がる
「北ゴレンに来るなんて、はじめてだよ」
「そう?」
「まあ、さっさと、ボルを見つけよう」
 新入りの……旬涼が言った。
「辛いとは思うけど……ね」
 ルミナスが珍しく優しく慰めてくれた。
「なに?ルっちゃん」
「ルッちゃんはないわー」
 ある山の麓につくと、一体の巨大な人間のような者がたっていた。
「……アレが、ボル?」
 茶色にそれの目が、輝いた。
「……あなた達は誰ですだ」
「私達は、あなたにある話をしようとおもって、来たんです」
 ボルの目が優しく輝いた。
「なんですだ」
「私達に力を貸してください」
「……なぜですだ?あっしはファントム。定められた仕事があるのですだ。」
「もうすぐ、怖いことがおきます。だから、あなた方が護っている者を、守ってください」
 ボルのモノアイは優しく輝いた。
「大丈夫ですだ。言われなくても。」

「うまくいくんですか?この作戦」
 李が一人の男に尋ねる
「大丈夫さ、ただ注意を促すだけ、の作戦が、うまく行かないとでも?」
「そうだ。李」
 スーもそれに同意する。トールのパイロット、木戸は何も言わずに腕組みをしていた。

「さあ、帰りましょう」
 旬涼が言うと、目の前には一体の白いアームヘッドが居た。
「……リアル……メシア……?」
 いつかのヤツだ。
「旬涼!ルミナス!逃げて!」
 ルミナスは旬涼をつれ、走り出した。
 宝生はアームヘッドを置いた方向に彼女らが走っていたことを見届けた。
「久しぶりだね。ユッキー」
「……もう、そんな名前で呼び合う中でもないでしょう?」
「そうかな?」
『宝生、私達は逃げ切れた。あなたの方にオーディンを落としていく。』
 通信が入ると、宝生は後ずさりする。生身でリアルメシアに勝てるものか。
 しばらくして、宝生の真横にオーディンが落とされた。その真上をヘルを載せた輸送機が飛ぶ。
 宝生はそれに飛び乗ると、オーディンを起動させた。
「行くぜ、ユッキー!」
「……無駄」
 村井は宝生の攻撃をことごとく避け、追撃した。
「っつ」
「無駄だから、早く楽になりなさい」
 宝生は間を置き、にらみ合った。
「……さようなら」
 リアルメシアから突如発射されたレーザー砲を、盾で逸らすが、盾を貫通して、コックピット横に直撃し、右腕がおちた。
 すると見る見るうちに、オーディンの機体は砂のようになっていった。