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「菊田が……死んだ!」菊田武蔵は机の上に頭を打ち付けた。
「ああああぁぁっぁぁあああ!言左右衛門ん!言左右衛門!なぜ、なぜしんだ!ああぁぁぁああ!」泣き叫ぶ武蔵の肩に秘書の菊谷雨禰が手を置いた。
「犯人は分かっています」菊谷が武蔵の耳元でささやいた。
「犯人は……」
 武蔵は飛び上がったように羊皮紙を取り出すと、狂ったように設計図を書きだした。
「殺してやる。殺してやる!あいつら……あいつらに無情な痛みと、苦しみを与えさせる!」
 できあがった設計図を武蔵は菊谷に渡した。
「殺してやる……」

「無人アームヘッドォ?」スーの言った一言に作業中の李は火花を散らしながら言った。
「宇宙圏で活動が可能なアームヘッドだ。菊田重工、村井研究所、この二つが共に研究して開発に成功したらしい。」スーは後にある机に体重を載せると、横にあるコーヒーの入ったマグカップを手にとった。
「無人アームヘッドね。アームヘッドは人が乗る物は最早定義だよ。……無人アームヘッドねえ」李はやるせなさそうにいった。「無人になると、魅力がないな。ただの殺人兵器って感じだ。……まあ戦争する方は良いだろうね」と李が残念そうに良いながら手を動かすと、スーは自慢げに言った。
「無人アームヘッドは……喋るらしい」
「……ホントに?」
「ああ。」
 李は溶接工具のスイッチを切ると、地面に置いた。
「まじで?それって本当?スー!ねえ、ほんとう?それ」スーは頷いた。「ああ」
 スーが言うと、李は小躍りをした。
「あっまた負けた。」と、ルミナスがゲームのコントローラーを落とした。「シュンちゃんつよいよ。」
「ふふふ。学校を退学になったときにそれはもうひどくニートのような生活をしていたからね。それでも筋肉はおちないのだ」と私が自慢げに言うと、ルミナスが羨ましそうにいう。「いいなあ」
「よっし!できた」後を振り向くと装甲のついていないアームヘッドが一体あった。
「おお、すごいじゃん」とルミナスは近くに寄った。すると、ルミナスの頭の中で何かが炸裂した。
‘あなたが……わたくしの力を使う者?’身体の下半身が真っ黒に腐った女性が現れる。彼女は言った。
‘随分貧弱ね。’それはルミナスの瞳の中をみた。‘けど、あなたの中から黒い狂気のような、危険な何かを感じる。……あなたの人生は……’そいつは間をおいた。二つの高い音と低い音の二つが流れているような、ノイズのような音声に変わった。‘とても面白いわ’
 お前は……なにものだ
 ルミナスは心の中で言った。
‘私はヘル。地獄の女王、ヘルよ。さあ、狂気の女の子?あなたの名前を聞かせてちょうだい’
 私は……ルミナス・ワイ・グーミャだ
‘そう。ルミナス……あなたと戦う日を待っているわ。’
「ルっちゃん?」と宝生が聞いた。
「……あ、ああ。シュンちゃん。」
「何でもない。あ、李さん、これ完成したらちょっとのってみていい?」とルミナスがいうと、装甲をバチバチと溶かしながら作っている李は特に拒否するわけでもなく、頷いた。