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第二十八章」(2008/11/22 (土) 23:32:15) の最新版変更点

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「ぬうっ」  ユミルの胸には、穴が空いた。 「……くそう」  オーディンは、とどめを刺そうとして、地面に崩れかかった。すると、光がオーディンを包み、オーディンの傷は全て無くなっていた。そして、それを、遠くのリアルメシアが受け継いだ。 「……」  異様に体は軽くなったが、リアルメシアはさっきまでオーディンにあった傷が走っている 「……雪那?」  宝生は呟いた。  その瞬間、リアルメシアから大きな光が放たれた 「なんだ、また、粒子砲か。芸のない奴」  ラグナロクが呟くと、光の奥にいるリアルメシアの傷がなくなっているのがわかった。腕さえも、元に戻っている 「……まさかっ」  それを受けた瞬間、左腕が落ちた。リアルメシアがさっきまでなかった腕の方だ。 「……そんなばかな」 「旬香ッ早く、ユミルをアームキルするんだ。」  オーディンは頷き、動くことのままならなくなったユミルに、自分の角を突き刺した  その瞬間、ユミルも同じような光に包まれ、またさっきと同じようにして、リアルメシアへいった光は即座にラグナロクに飛んでいった。 「くそ、くそっ」  しかし、ラグナロクの脚はヘヴンと融合している。動くことは不可能だった。  光が――直撃した  ラグナロクの身体は、アームコアごとにバラバラになりながら、ゆっくり落ちていく  ラグナロクは、死に往く瞬間、金色の、外なる神だ。 「くそ、ちくしょう、貴様か、エクジコオオオオオオオオオウゥ!」 「いい気味だ」  一つのアームコアが、また輝きだした。 「勝ったね。オーディン」 『旬香、お前と出会えたことを誇りに思おう』 「何?どうしたの?改まって。」 『我々は居かねばならん。』 「……え?」 『我ら、アースガルズシリーズとは、母なる‘ユグドラシル’あってこその存在だ。彼女が、帰還を命じれば、我々も帰らねばならない』 「……」 『さらばだ。……旬香』  隻眼の老人は、しずかに微笑むと……消えた。その瞬間、オーディンの機体は崩れ落ち、空には、一本の大きな樹があり、それに向かって沢山の人々が昇っていき、中に、先ほどの老人の姿もあった。 「……オーディン……」

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