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第十一章」(2008/10/18 (土) 22:12:27) の最新版変更点

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 李曰くの‘安全な場所’。海辺沿いの小屋だった。私はオーディンに木の枝や草の葉っぱをかけると、その小屋の中に入っていった。 「……埃っぽくないな。」とスーが言う。「最近まで使われていた建物だ。」 「使われていた?そんなことがあるわけ無い。もう五年も使ってないような建物なのに。」と李は明かりをつけた。「……けど、確かに埃も被ってないな。」  私は近くにあった銃を一丁拾った。 「……これ、なに?」私が問いかけると、李がそれを取り上げた。 「菊田は銃を持たない。……つまり……」 「隠れろ!」李は叫んだ。  歩いてくる音がして、私達は机の下に隠れた。 「何か音がしたぞ。ルミナス」男の声だ。 「さあ?知らない。あなたも早く仕事に戻れば?今はガードマンだっけ。」女性の声。 「……分かった。私は仕事に戻る。」 「はいはーい」  男の方が小屋から出ると、李が言う。 「オーディンがばれるぞ」  すると、おおきな音がした。「さあ、もう大丈夫。爆音の方に気が取られてアームヘッドもばれないし、あいつも外に行った。」さっきの女性の声だ。 「……」私達は黙って机の下から出た。  緑色の目に青い髪に、にやけた顔。露出度の高い服を着た彼女は言う。「初めまして。トゥ・チェンジ・ザ・ワールドの皆さん」  李は一歩前に出て言う。「……あなたが……ルミナス?」 「いかにもー。サー菊田は?まあ、サーっていう程でもないか。菊田は?あいつに私は会いたいんだけど?セイギマンについて話したいし。いや、語るって言った方が良いのかな?」  李の顔が曇る。 「……そういうことか。あいつが死ぬなんて……自分のことをヒーローだと言ってた男が……」ルミナスと呼ばれた人は呆れたように言った。「とはいえ、李。あんたが菊田の意志を継ぐんだろ?私は菊田を助けるって言っちゃったんだから、あんたには従うよ。何をすればいい?テロ?テロなら得意……って訳じゃないんだけど。あ、なに?銀行強盗とかー?」ルミナスは手で殴るようなポーズをしながら言った。 「当分、活動はしない。」と、李は言った。ルミナスは不服そうに動くのを止めた。「そう。」 「……じゃあさ、」ルミナスは一旦椅子に座ったかと思うとまた飛び上がった。「自己紹介しよう。ね?いいだろ?李。何事も第一印象さ」  正直お前の第一印象はよくないよ。と思ったが一応自己紹介をした。 「お名前は?」とルミナス 「宝生旬香です」 「ほうほう。シュッチーね。好きな俳優は?」ルミナスは満足げな顔をした。 「えーっと、特に……あ、セイギマンの人」 「ナニィ?ほうほう。良い趣味してますね好きな食べ物は?」ルミナスは聞いた。 「えっと……りんごジュースかな」 「甘いのがすきなんですね。アップルパイは好きですか」 「あ、はい」 「今度私が作ってあげるよ。」と自慢げなルミナス。「じゃあ、よろしく」といって、ルミナスはてをだした。 「よろしく」  私がそういうとルミナスはターゲットをスーに変えた

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