『デッキ診断』について

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&link_edit(text=ここを編集) ---- **『デッキ診断』について バトスピのようなTCG系のファンサイトではコミュニティ、ファン同士のふれあいの場として、 いくつかの掲示板を設置している場合があります。 そのうちの一つがデッキ構築に関するアドバイス、意見を出し合う為に設置される&bold(){「デッキ診断掲示板」}です そのサイトによっては名称が異なる場合がありますが、多くの場合は上記の名称で設置されています。 すべての物事にはソレを上手く実行する為のコツがあります。 デッキ構築にはデッキ構築のコツがあるように、デッキ診断にはデッキ診断のコツがあります。 ここではデッキ診断に際して、注意すべきポイント、要点を説明します。 ***『情けは他人の為のみに有るのでは無い』ということ アドバイスを受ける上で最も基本的な心構えとなるのが、 &bold(){アドバイスをする人が診断しやすいようにみやすく、詳しく、テイネイに書く}ということです。 診断する人たちは診断のプロでもメーカーのスタッフでもありません。ごく普通のプレイヤーの方達です。 仕事として診断をしてるわけではありませんから、診断を受ける人の態度に問題があれば拒否する自由もありますし、 なんらかの理由で診断しづらい場合は具体的なデッキの改造例を挙げることが出来ない場合もあります。 &bold(){「デッキの内容だけをただ書いて返事を待てばいい」}といった態度、考え方は完全に&bold(){NG}です。 「デッキ構築の為のアドバイス」というカタチで他の人達に協力を求めるわけですから、 逆に、求める側の自分も「自分のデッキの情報(デッキ内容や戦い方など)を診やすく書く自助努力」 というカタチで協力し合う必要があります。 そして診断する側のプレイヤーにとって診断は「他人のデッキを知る」という情報収集活動の役割を持っており、 より効率的に多くのデッキを診れる環境が望ましいスタンスにあります。 ですから診断を受ける「自分」が診やすく書く努力をすることによって 自分:「希望カード:アドバイス」/「提供カード:効率的に得られるデッキ情報」 相手:「希望カード:効率的に得られるデッキ情報」/「提供カード:アドバイス」 というトレードが成り立つことになります。 相手にとって利益がある行為、それがめぐりめぐって自分の利益になる、ということです。 また、ひとつ勘違いしていけないのは&bold(){診断する人が偉いわけではない}、ということです。 診断する側、受ける側共に対等な人間です。 時にはまだ不慣れな方が最初からイキナリ、あまりにも不完全なデッキ内容で、 公式大会上位入賞などの高すぎる目標を掲げていたりすると 「考えが甘すぎる!!」と憤りを感じることもあるかと思います。 しかし、そう思えるのは自分がソレを自覚できるだけの経験と実力があるからこそ感じられることです。 冷静に謙虚な気持ちでその心境を受け止めましょう。 参照:[[TCG用語]]:希望/提供/トレード 外部参照リンク:[[ウィキペディア/ことわざ:情けは人の為ならず>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E3%81%91%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%82%BA%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A]] ***デッキの構成内容の書き方/カード名の列挙順序 バトスピのカードはスピリット/ネクサス/マジックの3種類に大別されます。 そしてそれらは全く異なる特徴を持ったカード群です。 そのため、デッキ構築時にはスピリットとネクサスとマジックの各枚数の割合を考慮する必要があります。 実際にプレイしたときに、「手札がネクサスやマジックばっかりでスピリットが来なかった」 などのような無理が無いバランスに調整する為です。 そのため、デッキ診断を依頼する場合、それらの枚数の割合が分かりやすいように分けて書くことが必要です。 またバトスピでは「コスト軽減」のルールが存在する関係上、色ごとにまとめて書いたほうが分かりやすくなります。 スピリットのコストは基本的に0~8までで設定されており、4、5点あたりから召喚の足が鈍くなります。 二色以上のスピリットを使用するデッキでは0~8という数値の幅の上半分、5点以上の採用は 極力さけるか、枚数を少なく絞るべきと考えられます。 これはバトスピの主な特徴のひとつである「コスト軽減」の恩恵を充分に得ることが枚数的に、確率的に難しくなるからです。 そのため二色構成を前提とするデッキの場合、デッキから外す候補としてまず、 重コストカードを診断者はピックアップすることになりますが、その二色の割合によって、 外すべきカードの組み合わせは若干異なります。 そのため、デッキのカードをまず、整理整頓して種類別/色別/コスト別などで整列させることが、 デッキ内容をわかりやすくする為に有効です。 ***デッキ名/戦い方 デッキを改良するにあたって絶対に必要なのは&bold(){「戦い方を決める」}ということ。 例えばコストの軽いカードで短期決着を狙うのか、相手のデッキを破棄させる効果でデッキアウト勝ちを狙うのかなどです。 そのデッキの「ねらい」によって入れるべきカード、要らないカードが異なります。 例として「紫単色デッキ」とだけデッキを説明しており、デッキ内容に速攻向きな低コストのスピリットとコンボ向きな重コストのシェイロン&デスペラードなどが合った場合、 「紫速攻デッキ」か「シェイロンデスデッキ」か?という改良の選択肢が複数残ります。 もしも、シェイロン1/デスペラード1といったデッキの主軸とするには枚数が半端だった場合、診断者は 「重コストは速攻に必要に無いので両方とも外しましょう」という案と 「枚数が少ないのでシェイロン/デスペラードを1枚ずつ増やした方が良いです」 といった具合に真反対の意見が出るケースも少なく有りません。 紫単よりも、もう一歩細かく紫速攻かシェイロンデスか、書いておけば余計な選択肢を排除したことによって、必要な情報だけを絞ってネタだしすることが出来ます。 逆を言えば複数の可能性を模索したいなら敢えて「紫単デッキ」と表現をぼやけさせるのも有効です。 ***テストプレイでの感想/弱点と自己改良案 デッキ診断を受ける前に実戦テストが可能なら、実際にプレイしてみてその感想を書いてください。 プレイヤーごとにゲーム環境は異なる為、実戦を元にした情報はより的確なアドバイスを出すために有効な指針になります。 例えば「白デッキと戦うとニーズホッグが堅くて攻撃が止められる」とか 「紫と戦うとスピリットの数で圧倒される」などです。 実戦で困ってる要素、弱点が予め分かっていれば、それは直すべきポイントが分かっているということなので それだけ診断もしやすくなります。 逆に感想が書いていなかった場合、デッキ改良の方向性が一つに絞れないため、 時には適切でないアドバイスを受ける可能性も高くなります。 そういった診断を受ける上でのデメリットを回避するためにもなるべく詳しい感想を書きましょう。 また、自分なりの具体的なデッキの改良案が有る場合、それを書いてみてそれに対する意見も聞いてみましょう。 ひょっとしたらその改良案は適切かもしれないし、他の人がもっと良い改良案を知っているかもしれません。 ***カード資産/追加の購入資金(予算) 個々人によってプレイスタイルは異なります。 大会に出て優勝を狙えるような本格的なデッキを作りたい人、 仲間内だけで楽しめれば良い人、複数のTCGを広く浅くプレイしたい人など。 そのため、カードに費やす資金、所有するカード資産の度合いもプレイスタイルによって異なる為、 どの程度のカード資産と資金を所持しているかも、診断の際の有効な判断材料になります。 カード資産情報の場合、例えば黄色のカードを沢山持っていて、青色があまり無い、 マジックは色々揃ってるが、ネクサスがあまり無い、など。 所有するカードの状況によって作りやすいデッキは異なる為、黄色とマジックが沢山有るなら光芒デッキを、 青とネクサスが沢山あるなら青単ネクサスデッキを、といった具合に作製案を提案することが出来ます。 資金/予算情報の場合、例えば広く浅く低予算で、という人の場合、TCG1種類あたりの資金が少なめなので、 入手何度が高めな裏Xなどをデッキに入れるように勧めるのは適切ではありません。 よって、それらの高額カードを候補から除外することができます。 ***その他の要望/すべきこと デッキを構築する際のきっかけは大きく二通りが考えられます 1:使いたいカードがある 2:使いたい戦術がある の、二通りです。 前者の場合、一般に戦力的な価値があまり高くない、ファンカードを採用するケースもあります。、 ところが、予めそのことを意思表示してないとお気に入りのカードなのに真っ先に 「そのカードはそのデッキに必要ないと思います」などのコメントを受ける可能せいがあります。 ですから、診断を受ける際の「要望」として「~はお気に入りのカードなので外したくないです」 など、書き添えて置くと良いでしょう。 初めてデッキを組む人はデッキ枚数を絞りきれず沢山デッキに組み込んでしまう傾向にあります。 しかし、「二兎追うものは一兎をも得ず」の言葉の通り、 欲張って詰め込みすぎるとコンボに必要な組み合わせのカードが揃いにくくなり結果的に性能は悪くなります。 そういう場合は、最初からデッキを二つ作るつもりで、組み込んでるコンボ用カードセットをバッサリ切りましょう。 デッキ枚数を削る時に迷って削りきれないのは 「自分は一つしかデッキを作らない」というある種の思い込み、決め付け、固定観念の類が原因と考えられます。 普通なら二つのデッキに分けて作るべき数のコンボパターンを無理に一つのデッキで使用する必要も デッキを一つだけに絞る必要もありません。 だったら開き直って二つ作ってしまえば良いのです。 ***デッキ内コストの重軽度(おまけテキスト/読み飛ばし可) 前述の「デッキの構成内容の書き方/カード名の列挙順序」の項目で触れているコストの軽減と重コストについて。 補足説明のため、読み飛ばし可。 単色/混色デッキでデッキに高コストカードを組み込む際の「上限コスト」を自分で目安として設定する場合、 その一例として以下の『指数』の算出方法が挙げられます。 例として紫単:シェイロンデスデッキの場合、使用する色数は「1」、 デッキ内の最高コスト数は8です。コストの数値の幅は0~8の9段階なので数値の幅は「9」です。 コレらの数値を掛け算すると&bold(){1x9=9}となります。よってこの場合の&bold(){指数は9}となります。 この指数が&bold(){そのデッキ自身に備わっている「コストの支払能力」、「コストの重軽度」}を示した評価値になります。 低いほどコスト支払いがしやすい、と考えてください。 2色以上のデッキを作製する場合、この単色での指数:9が比較基準になります。 白紫の2色の混色デッキを作成する場合、色数が単色デッキに比較してx2になる為、 ソレに伴って軽減を活用できる頻度は単純に÷2になります。 そのため手札事故の確率を増やさないために、単色の指数「9」に近い数値に指数を抑えて デッキを構成することが望ましいといえます。 色数は「2」、上限コストを4(数値の幅は「5」)とした場合 2x5=10となり、9に近い指数:&bold(){10}になります。 よって、単色の指数:9よりも&bold(){重いデッキ}といえます。 色数は「2」、上限コストを3(数値の幅は「4」)とした場合 2x4=8となり、9に近い指数:&bold(){8}になります 単色の指数:9よりも&bold(){軽いデッキ}といえます。 赤緑黄の3色の混色デッキを作製する場合、色数が単色デッキに比較してx3になる為、 ソレに伴って軽減を利用できる頻度は÷3になります。 二色の場合と同様に以下の数値が算出できます。 色数は「3」、上限コストを2(数値の幅は「3」)とした場合、 3x3=9となり、単色と同じ指数:&bold(){9}になります よって、単色の指数:9と&bold(){同じ重軽度のデッキ}といえます。 四色01ウィニーの場合 4色x幅2なので4x2=8 単色の指数:9よりも&bold(){軽いデッキ}といえます。 01ウィニーの場合、軽減自体がほぼあてにする必要が無いので5色め、6色めで0コストを採用しても 同様の4x2=8とあまり大差はないです。 また、コスト不要の「コスト0」をコストの幅から度外視して1~8で計算した場合の指数、目安は以下のようになります 単色(コスト上限8):1x8=8 2色(コスト上限4):2x4=8 3色(コスト上限3):3x3=9 6色(コスト上限1):6x1=6 いずれの算出方法においても指数が高すぎるデッキを、デッキ診断掲示板に提示した場合、 「色の種類数を絞りましょう」、「コストの重いカードを外しましょう」といった 指数が低くなる改良を促すアドバイスが出る可能性が高いといえます。 ---- -改暦:初稿:09/03/24 微修正/随時:09/03/25 「重軽度」項を末尾に追記:09/03/26 &link_edit(text=ここを編集) [[用語個別解説]]に戻る  
&link_edit(text=ここを編集) ---- **『デッキ診断』について バトスピのようなTCG系のファンサイトではコミュニティ、ファン同士のふれあいの場として、 いくつかの掲示板を設置している場合があります。 そのうちの一つがデッキ構築に関するアドバイス、意見を出し合う為に設置される&bold(){「デッキ診断掲示板」}です そのサイトによっては名称が異なる場合がありますが、多くの場合は上記の名称で設置されています。 すべての物事にはソレを上手く実行する為のコツがあります。 デッキ構築にはデッキ構築のコツがあるように、デッキ診断にはデッキ診断のコツがあります。 ここではデッキ診断に際して、注意すべきポイント、要点を説明します。 ***『情けは他人の為のみに有るのでは無い』ということ アドバイスを受ける上で最も基本的な心構えとなるのが、 &bold(){アドバイスをする人が診断しやすいようにみやすく、詳しく、テイネイに書く}ということです。 診断する人たちは診断のプロでもメーカーのスタッフでもありません。ごく普通のプレイヤーの方達です。 仕事として診断をしてるわけではありませんから、診断を受ける人の態度に問題があれば拒否する自由もありますし、 なんらかの理由で診断しづらい場合は具体的なデッキの改造例を挙げることが出来ない場合もあります。 &bold(){「デッキの内容だけをただ書いて返事を待てばいい」}といった態度、考え方は完全に&bold(){NG}です。 「デッキ構築の為のアドバイス」というカタチで他の人達に協力を求めるわけですから、 逆に、求める側の自分も「自分のデッキの情報(デッキ内容や戦い方など)を診やすく書く自助努力」 というカタチで協力し合う必要があります。 そして診断する側のプレイヤーにとって診断は「他人のデッキを知る」という情報収集活動の役割を持っており、 より効率的に多くのデッキを診れる環境が望ましいスタンスにあります。 ですから診断を受ける「自分」が診やすく書く努力をすることによって 自分:「希望カード:アドバイス」/「提供カード:効率的に得られるデッキ情報」 相手:「希望カード:効率的に得られるデッキ情報」/「提供カード:アドバイス」 というトレードが成り立つことになります。 相手にとって利益がある行為、それがめぐりめぐって自分の利益になる、ということです。 また、ひとつ勘違いしていけないのは&bold(){診断する人が偉いわけではない}、ということです。 診断する側、受ける側共に対等な人間です。 時にはまだ不慣れな方が最初からイキナリ、あまりにも不完全なデッキ内容で、 公式大会上位入賞などの高すぎる目標を掲げていたりすると 「考えが甘すぎる!!」と憤りを感じることもあるかと思います。 しかし、そう思えるのは自分がソレを自覚できるだけの経験と実力があるからこそ感じられることです。 冷静に謙虚な気持ちでその心境を受け止めましょう。 参照:[[TCG用語]]:希望/提供/トレード ***デッキの構成内容の書き方/カード名の列挙順序 バトスピのカードはスピリット/ネクサス/マジックの3種類に大別されます。 そしてそれらは全く異なる特徴を持ったカード群です。 そのため、デッキ構築時にはスピリットとネクサスとマジックの各枚数の割合を考慮する必要があります。 実際にプレイしたときに、「手札がネクサスやマジックばっかりでスピリットが来なかった」 などのような無理が無いバランスに調整する為です。 そのため、デッキ診断を依頼する場合、それらの枚数の割合が分かりやすいように分けて書くことが必要です。 またバトスピでは「コスト軽減」のルールが存在する関係上、色ごとにまとめて書いたほうが分かりやすくなります。 スピリットのコストは基本的に0~8までで設定されており、4、5点あたりから召喚の足が鈍くなります。 二色以上のスピリットを使用するデッキでは0~8という数値の幅の上半分、5点以上の採用は 極力さけるか、枚数を少なく絞るべきと考えられます。 これはバトスピの主な特徴のひとつである「コスト軽減」の恩恵を充分に得ることが枚数的に、確率的に難しくなるからです。 そのため二色構成を前提とするデッキの場合、デッキから外す候補としてまず、 重コストカードを診断者はピックアップすることになりますが、その二色の割合によって、 外すべきカードの組み合わせは若干異なります。 そのため、デッキのカードをまず、整理整頓して種類別/色別/コスト別などで整列させることが、 デッキ内容をわかりやすくする為に有効です。 ***デッキ名/戦い方 デッキを改良するにあたって絶対に必要なのは&bold(){「戦い方を決める」}ということ。 例えばコストの軽いカードで短期決着を狙うのか、相手のデッキを破棄させる効果でデッキアウト勝ちを狙うのかなどです。 そのデッキの「ねらい」によって入れるべきカード、要らないカードが異なります。 例として「紫単色デッキ」とだけデッキを説明しており、デッキ内容に速攻向きな低コストのスピリットとコンボ向きな重コストのシェイロン&デスペラードなどが合った場合、 「紫速攻デッキ」か「シェイロンデスデッキ」か?という改良の選択肢が複数残ります。 もしも、シェイロン1/デスペラード1といったデッキの主軸とするには枚数が半端だった場合、診断者は 「重コストは速攻に必要に無いので両方とも外しましょう」という案と 「枚数が少ないのでシェイロン/デスペラードを1枚ずつ増やした方が良いです」 といった具合に真反対の意見が出るケースも少なく有りません。 紫単よりも、もう一歩細かく紫速攻かシェイロンデスか、書いておけば余計な選択肢を排除したことによって、必要な情報だけを絞ってネタだしすることが出来ます。 逆を言えば複数の可能性を模索したいなら敢えて「紫単デッキ」と表現をぼやけさせるのも有効です。 ***テストプレイでの感想/弱点と自己改良案 デッキ診断を受ける前に実戦テストが可能なら、実際にプレイしてみてその感想を書いてください。 プレイヤーごとにゲーム環境は異なる為、実戦を元にした情報はより的確なアドバイスを出すために有効な指針になります。 例えば「白デッキと戦うとニーズホッグが堅くて攻撃が止められる」とか 「紫と戦うとスピリットの数で圧倒される」などです。 実戦で困ってる要素、弱点が予め分かっていれば、それは直すべきポイントが分かっているということなので それだけ診断もしやすくなります。 逆に感想が書いていなかった場合、デッキ改良の方向性が一つに絞れないため、 時には適切でないアドバイスを受ける可能性も高くなります。 そういった診断を受ける上でのデメリットを回避するためにもなるべく詳しい感想を書きましょう。 また、自分なりの具体的なデッキの改良案が有る場合、それを書いてみてそれに対する意見も聞いてみましょう。 ひょっとしたらその改良案は適切かもしれないし、他の人がもっと良い改良案を知っているかもしれません。 ***カード資産/追加の購入資金(予算) 個々人によってプレイスタイルは異なります。 大会に出て優勝を狙えるような本格的なデッキを作りたい人、 仲間内だけで楽しめれば良い人、複数のTCGを広く浅くプレイしたい人など。 そのため、カードに費やす資金、所有するカード資産の度合いもプレイスタイルによって異なる為、 どの程度のカード資産と資金を所持しているかも、診断の際の有効な判断材料になります。 カード資産情報の場合、例えば黄色のカードを沢山持っていて、青色があまり無い、 マジックは色々揃ってるが、ネクサスがあまり無い、など。 所有するカードの状況によって作りやすいデッキは異なる為、黄色とマジックが沢山有るなら光芒デッキを、 青とネクサスが沢山あるなら青単ネクサスデッキを、といった具合に作製案を提案することが出来ます。 資金/予算情報の場合、例えば広く浅く低予算で、という人の場合、TCG1種類あたりの資金が少なめなので、 入手何度が高めな裏Xなどをデッキに入れるように勧めるのは適切ではありません。 よって、それらの高額カードを候補から除外することができます。 ***その他の要望/すべきこと デッキを構築する際のきっかけは大きく二通りが考えられます 1:使いたいカードがある 2:使いたい戦術がある の、二通りです。 前者の場合、一般に戦力的な価値があまり高くない、ファンカードを採用するケースもあります。、 ところが、予めそのことを意思表示してないとお気に入りのカードなのに真っ先に 「そのカードはそのデッキに必要ないと思います」などのコメントを受ける可能せいがあります。 ですから、診断を受ける際の「要望」として「~はお気に入りのカードなので外したくないです」 など、書き添えて置くと良いでしょう。 初めてデッキを組む人はデッキ枚数を絞りきれず沢山デッキに組み込んでしまう傾向にあります。 しかし、「二兎追うものは一兎をも得ず」の言葉の通り、 欲張って詰め込みすぎるとコンボに必要な組み合わせのカードが揃いにくくなり結果的に性能は悪くなります。 そういう場合は、最初からデッキを二つ作るつもりで、組み込んでるコンボ用カードセットをバッサリ切りましょう。 デッキ枚数を削る時に迷って削りきれないのは 「自分は一つしかデッキを作らない」というある種の思い込み、決め付け、固定観念の類が原因と考えられます。 普通なら二つのデッキに分けて作るべき数のコンボパターンを無理に一つのデッキで使用する必要も デッキを一つだけに絞る必要もありません。 だったら開き直って二つ作ってしまえば良いのです。 ***デッキ内コストの重軽度(おまけテキスト/読み飛ばし可) 前述の「デッキの構成内容の書き方/カード名の列挙順序」の項目で触れているコストの軽減と重コストについて。 補足説明のため、読み飛ばし可。 単色/混色デッキでデッキに高コストカードを組み込む際の「上限コスト」を自分で目安として設定する場合、 その一例として以下の『指数』の算出方法が挙げられます。 例として紫単:シェイロンデスデッキの場合、使用する色数は「1」、 デッキ内の最高コスト数は8です。コストの数値の幅は0~8の9段階なので数値の幅は「9」です。 コレらの数値を掛け算すると&bold(){1x9=9}となります。よってこの場合の&bold(){指数は9}となります。 この指数が&bold(){そのデッキ自身に備わっている「コストの支払能力」、「コストの重軽度」}を示した評価値になります。 低いほどコスト支払いがしやすい、と考えてください。 2色以上のデッキを作製する場合、この単色での指数:9が比較基準になります。 白紫の2色の混色デッキを作成する場合、色数が単色デッキに比較してx2になる為、 ソレに伴って軽減を活用できる頻度は単純に÷2になります。 そのため手札事故の確率を増やさないために、単色の指数「9」に近い数値に指数を抑えて デッキを構成することが望ましいといえます。 色数は「2」、上限コストを4(数値の幅は「5」)とした場合 2x5=10となり、9に近い指数:&bold(){10}になります。 よって、単色の指数:9よりも&bold(){重いデッキ}といえます。 色数は「2」、上限コストを3(数値の幅は「4」)とした場合 2x4=8となり、9に近い指数:&bold(){8}になります 単色の指数:9よりも&bold(){軽いデッキ}といえます。 赤緑黄の3色の混色デッキを作製する場合、色数が単色デッキに比較してx3になる為、 ソレに伴って軽減を利用できる頻度は÷3になります。 二色の場合と同様に以下の数値が算出できます。 色数は「3」、上限コストを2(数値の幅は「3」)とした場合、 3x3=9となり、単色と同じ指数:&bold(){9}になります よって、単色の指数:9と&bold(){同じ重軽度のデッキ}といえます。 四色01ウィニーの場合 4色x幅2なので4x2=8 単色の指数:9よりも&bold(){軽いデッキ}といえます。 01ウィニーの場合、軽減自体がほぼあてにする必要が無いので5色め、6色めで0コストを採用しても 同様の4x2=8とあまり大差はないです。 また、コスト不要の「コスト0」をコストの幅から度外視して1~8で計算した場合の指数、目安は以下のようになります 単色(コスト上限8):1x8=8 2色(コスト上限4):2x4=8 3色(コスト上限3):3x3=9 6色(コスト上限1):6x1=6 いずれの算出方法においても指数が高すぎるデッキを、デッキ診断掲示板に提示した場合、 「色の種類数を絞りましょう」、「コストの重いカードを外しましょう」といった 指数が低くなる改良を促すアドバイスが出る可能性が高いといえます。 ---- -改暦:初稿:09/03/24 微修正/随時:09/03/25 「重軽度」項を末尾に追記:09/03/26 &link_edit(text=ここを編集) [[用語個別解説]]に戻る  

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