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スレ3>>287-288 古き良き時代のトラウマ


ある晴れた休日。突然流虎が遊びに来た。こういう時に、二人が集まると何故か決まって行われることがある。

「ちょ、何だこの地下迷宮。これアドベンチャーゲームだったよな。」
「ああ、そこは鬼門だから気をつけろ」

通常、押入れの奥にしまわれているゲームを引っ張り出し二人で楽しむ。懐かしいゲームは、
2人以上でやると意外とおもしろいものだ。

「・・・駄目だ!疲れた!他のゲームにしよう!」

流虎がゲームのコントローラーを投げた。
惜しいところまで行ってたのにここでひだりにまがれという落書きに素直に
従ったものだから余計ややこしい事になったじゃないか。まあ、反応を見るのがおもしろいから言わないけど。
次にひっぱりだしたゲームはRPG。電源を入れて起動すると・・・

「・・・何これ。いきなりフィールド画面に放り出されたんだけど・・・しかもプロローグ的な物は無いのか?」

このゲームは・・・うん、何とも言えない。まずゲームバランスがおかしい。
最初の雑魚敵から中ボス級の敵が出てきたりするし最初の町は超能力とやらで隠されているし。
案の定、流虎はゲーム中最強の魔法を使う雑魚敵にいきなり遭遇してしまった。

「ちょ・・・こんなの倒せるわけないだろ!にげないと・・・」
「言い忘れていたが・・・そのゲーム逃げるコマンドなんて無いぞ?」
「!?」

画面の中で一人の戦士の命が尽き、現実では即効でコントローラーが投げられた。
子供の頃、これを母さんから小学校に入学したお祝いとして買ってもらってあまりのゲーム内容の酷さに涙したことがある。
次に引っ張り出したゲームはアクションゲーム・・・プロローグムービーもボイス付で豪華だ。

「・・・何で敗走中に偶然見つけた遺跡のなかにとにかく入ってみるんだ?
せっかくだから赤の扉を選ぶって何がせっかくなんだ?コードネームに本名を露出してるけど意味あるのか?」
「流虎。世の中には突っ込んだら負けという言葉があってな・・・・」

ガンアクションものなので銃を構えてスタートした。


「うおっまぶし。何だよこれ、撃つたびに画面が光るのかよ!」

しかも撃っても照準がずれてるというオマケ付き。
子供の頃、これを母さんから誕生日プレゼントとして買ってもらってあまりのゲーム内容の酷さに涙したことがある。
流虎がまたもコントローラーを投げたので気を取り直して次のゲームに。

「おお、これは本格的だな。」

長いプロローグを終え、わたしの ゆうしゃとしての ちがさわぐ!という表記とともに本編が始まった。
10分後・・・・

「・・・なあ、これ最初の扉が開かないんだけど・・・」
「・・・・どこかに鍵があるから探してみろ。」

ダンジョン探索をするゲームなので閉じた扉の鍵は自力で見つけなければ。
それから五分後、鍵を見つけて扉を開け、次に進む。扉を開けた次の部屋には、本が置かれていた。
ダンジョン探索型のゲームはとりあえず調べるのが鉄則。
流虎がその本を調べると・・・

「・・・え?何これ、何で本を調べたら落とし穴にはまるの?」
「・・・・・そういうゲームだからさ・・・」

子供の頃、これを母さんからクリスマスプレゼントとして買ってもらってあまりのゲーム内容の酷さに涙したことがある。

「・・・・もう、帰っていいか?」
「・・・・ああ」

懐かしいゲームを引っ張り出して遊ぶという行為は、時に人のトラウマを引っ掻き回してしまうことがあるのだ・・・



関連:眠兎&流虎