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風紀委員長は見た!


因幡リオ。
ウサギでまじめ、まじめのまーこ。
彼女は見てしまった。
草むらに隠れるようにして、馬の塚本がカマキリ鎌田の服を荒々しく脱がすのを!
たまたま風紀委員の活動で休み時間に校内ゴミ拾いをしていたら、校舎の外にある草むらがざわざわ鳴るので、そんなものを見てしまったのだ。
感度良好なバニーイヤーがいけないのです。

(うわー!女性向け同人展開がわが校にもキタのか?!来てしまったのか?!!)

でも、もっと良い掛け算があるでしょ、×が。
リオの脳内にある妄想機関がフルに回転を始める。
白倉×はづきち。うん、グッドだ。実験道具も使っちゃったりするに違いない。
犬上×張本。意外とリードする犬上、おっかなびっくりな張本。ムッハァ!
ヨハン×ザッキー。おお!旧知の仲がいやらしいハッテンを遂げちゃうパターン。ヨハン、お前、綺麗な髪してるよな。とかザッキーから迫ってムハー。

「何してんだ因幡?」
「『ルルのことは良いんだ…』とか言いはじめて、はぁはぁ……はっ!」

塚本に話しかけられて、リオは妄想のインナースペースの大海から急速浮上した。
あわてて口角のヨダレを拭って言う。

「そ、そっちこそ何してるのっ!」
「みればわかるだろ」

塚本は草むらに目をやる。
リオもつられてそちらを見る。
鎌田が、青々しげる草むらに、上半身裸で立っている。

「な?」
「…………」

わからん。全然、ひとかけらも意味がわからん。

「なんだよ、わかんねぇかな。この違和感のなさ。俺的にはちょっとした閃きだったっつーのに」

塚本は、その場にリオを残して猛ダッシュ。教室の方へ駆けていった。
残されたのは因幡リオというウサミミ少女と疑問符と、草むらに立たされたカマキリだけだった