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青年海外協力隊パキスタンOV会設立趣意書


1995年4月に青年海外協力隊の初代隊員がパキスタンに派遣されてから12年が経過し、これまでに約130名の隊員が任期を終えて帰国し、また、現在15名の隊員がパキスタンで活躍しています。

他の派遣国と比べると歴史の短いパキスタン青年海外協力隊の12年間は決して順風満帆なものではありませんでした。2001年の9.11同時多発テロ後と2002年6月のインドとの軍事的緊張時に2回国外退避を経験しています。また、2005年10月のパキスタン等大地震の際には、隊員任期終了後再びパキスタンで専門家として活躍されていた2名のOBが不幸にも命を落とされました。このように紆余曲折のあった12年間ではありますが、パキスタン隊員はパキスタンの人々とともに、保健衛生、教育文化、加工、村落開発等の部門で、パキスタンの発展のために微力ながらも尽力してきました。この努力はたとえ微々たるものではあっても、隊員活動や生活を通じてパキスタンの人々と結ばれた友情の絆は堅い、と信じて疑いません。しかしながら、我々帰国隊員は、パキスタンで得た経験を個々人としては生活や仕事に活かしてはいても、未だ組織だった活動を行っておらず、パキスタン等大地震の際にも、パキスタンOV間での情報共有が十分にできませんでした。

現在、パキスタンに対する日本の一般国民のイメージは、テロやイスラム教過激派等の影響もあり決して良いものではありません。また、現地の治安状況の悪化により、パキスタンに派遣が決まっても辞退する候補生が後を絶ちません。さらに、パキスタンで活躍中の隊員の中にも、宗教や文化、生活習慣の違い、治安悪化による移動の制限等により悩みやストレスを抱えている人、隊員活動で壁にぶつかっている人も少なからずいます。このような苦労や悩みを理解し、適切なアドバイスをすることができるのは我々パキスタンOVだけです。また、今後パキスタンに派遣される予定の隊員候補生の相談にのり、不安を解消することができるのも我々パキスタンOVです。

このようにパキスタン隊員の苦労と悩みを解消し、またパキスタンに対する日本の一般国民のイメージを少しでも改善するとともに、パキスタンでの経験を共有する友人として親睦を深めるために、青年海外協力隊パキスタンOV会を結成したいと思います。


2007年5月12日
パキスタンOV会設立発起人一同

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