ハロルド

本名:ハロルド・ディスター
年齢:不明

考察

魔王物語の著者。故人。かなりのツンデレさん。
何らかの病に侵され『島』で魔王物語を執筆しながら過ごしていたときにアレスと出会う。
このときに、彼(彼女?)に育てていた花を渡す。*1
その後、アレスが勝手に話した『自分と仲間の冒険談』を元に『魔王物語』の3章までを執筆する。
しかし、終章『魔王』を書き終えることなく彼は死んだ。
彼が残した未完の魔王物語はアレスによって川に流され、大陸に流れ着く。
それは英雄ゼルヒ・エルオントに拾われ、人々の間に知られる事となった。

本編中、物語を完成させるという彼の強い意思は、彼が飼っていた青いイシを動かし、
3つの魔王物語の原本が集まったとき、アーロンアーロンに憑依してそれを持ち去り、
魔王物語原本に憑依してハロルドの部屋から空想の果てへと逃げた。*2

空想の果て最深部で、ヒマリ達と対峙する。彼のイシは『魔王ハーディス』*3として、最後の戦いを挑む。
スキル『予定調和の最終決戦』を所持していると、彼女達はそれぞれ3人の英雄を演じて戦う。
かくして魔王ハーディスは3人の英雄によって打ち倒され、『魔王物語』、そして『魔王物語物語』は終焉を迎えた*4

*1:この花の名前はヒマリだと推測できる。
*2:ちなみに、アーロン略は最初から憑依されていた訳ではなく、イシは当初ネグラの上に居て、後にアーロンが拾って部屋に持ち込んでいる。
 要するにイシと各部屋の魔王物語原本を拾い集めたアーロンの自業自得である。尤も、アーロンの目的を考えればこの上ない収穫でもあるだろう。
*3:『魔王ハーディス』、つまり『ロルド・ディスター』のこと。
*4:未完となった終章とはすなわち、本作の最終決戦そのものであると思われる。
 バトル内容から推測するに、数々のフラグや設定その他諸々を主人公補正でへし折り踏み越え叩き潰す、そんな物語であったのだろう。
 ……言葉で表現していたらどんな物語になっていたのだろうか、興味が尽きないところではある。

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最終更新:2013年01月18日 16:32