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学習指導要領を改訂する審議が中教審の教育課程部会ですすんでいます。


中央教育審議会(中教審)の初等中等教育分科会の教育課程部会は、そのもとに置く校種別の部会(小学校、中学校、高校)と、教科などの専門部会(16ある)とあわせて、学習指導要領の改訂を審議しています。


11月7日に「教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ」という中間報告にして公表しました。12月25日には答申案を決定しました。当サイトは情報に接しやすいようにガイドし、資料をPDFファイルにして紹介し、審議の内容を紹介し、コメントします。


1月17日 中教審総会で答申を決定  2月中旬に改訂案を発表

 1月17日に初等中等分科会と総会を開き、答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」を決定し、文科相に渡しました。 答申の全文(151㌻) → こちら (文科省サイト)

 答申の内容で、11月7日決定の「審議のまとめ」からのおもな変更点は、下記の12月21、25日教育課程部会の記述にあります。

 なお、「生きる力」の理念の共有が十分になされなかった背景として、文科省(文部省)による趣旨の周知・徹底が必ずしも十分ではなかったという記述を追加しています。

 2月中旬に、幼稚園、小学校、中学校の新学習指導要領案を発表し、30日間パブリックコメントを求めたあと、3月末に、新しい学習指導要領を官報に告示します。

 新学習指導要領は、小学校は2011年度、中学校は2012年度から完全実施です。

2008年度1年間で周知をはかり、2009年度から、算数数学と理科の移行措置をはじめます。移行措置の内容は、3月末に、改訂した学習指導要領を告示して、発表します。

 高校(と特別支援学校)の学習指導要領は、来年度のできるだけ早い時期に改訂すると渡海文科相はのべました。


12月25日 教育課程部会を開催 答申案を審議、決定

 答申素案を14カ所、字句修正程度なおした答申案を提示し、意見はまったくなく、そのまま答申案として決めました。

 答申案の全文(151ページ)は → こちら (文科省サイト)   この日の全体の資料は → こちら (文科省サイト)

 文科相の担当者は、1月に初中分科会、中教審総会を開き答申を決定したら、今年度中に(小中の)学習指導要領の改訂をし、その移行を2009年度から始める、移行措置の具体的あり方は、改訂で内容事項をつめたうえで、早く示したい、とのべました。

 また、担当者は、教育課程部会では引き続き、評価のあり方、小学校の英語の資料について審議していただく、とのべました。

 ほかに、24日閣議決定の予算案の初中教関係の説明がありました。

12月21日 教育課程部会を開催 答申素案を審議

学習指導要領の改訂方針案「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について(答申素案)」を審議しました。

 答申素案の全文は → こちら (文科省サイト)  この日の全体の資料 → こちら (文科省サイト)

 21日に出た意見を取り入れた修文をして「答申案」とし、それを次回25日の部会で審議、決定します。その答申案を1月に初等中等教育分科会で審議、決定し、中教審の総会を開き、答申として決定し、文科相に手渡します。
 文科省はそれをもとに、小学校、中学校の新しい学習指導要領をつくり、3月に告示します。
 
 答申素案の構成は、11月7日決定の「教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ」とまったく変わりません。文章も「審議のまとめ」のままで、それにいくつかの修正をしただけです。

 内容上の主な変化はつぎのとおりです。

①道徳の教育課程状の位置づけについて、「徳育」化の是非をめぐる結論を出さずに、賛否両論に共通するのは道徳の充実・強化であり、そのために「教材の充実が重要」だとのべるにとどめた

 その部分の全文(PDFファイル2枚)は → こちら (当サイト内) 加筆修正は下線部分

②中学校の選択教科について、総合の時間で実施可能とすることはせず、「標準授業時数の枠外で各学校において開設し得る」ことにした

 中学校の標準授業時数の表(PDFファイル1枚)は → こちら (当サイト内) 欄外の2重線で見え消し

③PDCAサイクルの項で、それに関連した学校のカリキュラム・マネジメントを確立することを加えた

④PISA2006の結果の叙述を加えた

⑤中学校の総合の時間について担任以外の教員が担当できるとの叙述を加えた

 以上のくわしい内容は → こちら (12月21日の会議)  (サイト内の独立ページ))


「授業と学びの性格を変える学習指導要領の改訂」

教育課程部会の内容
12月25日の会議 答申案を審議、決定。2年9カ月、60回の部会会議がひと区切りに。
12月21日の会議 答申素案を審議。徳育の形の結論は出さず。選択教科は標準時数の枠外の扱いに。
12月13日の会議 パブリックコメントの結果を報告し審議 
12月07日の会議 ヒアリングの結果を報告し審議 
11月29日の会議 24団体からヒアリングしました 
11月27日の会議 18団体からヒアリングしました 
11月07日の会議 「審議のまとめ」を決定し、公表しました 
10月30日の会議 小中高の授業時間数の案と 「審議のまとめ」全体を審議し、事実上決定 
10月24日の会議 道徳、特活、キャリア教育、体験活動を審議。徳育の結論はださない
10月05日の会議 社会、地歴、公民、生活、総合を審議。 道徳、特活はまだ審議にならず
9月25日の会議 高校の枠組み、理数、環境、理科、算数・数学、専門教育各教科科目を審議
9月18日の会議 中学校の枠組、特別支援、国語と言語、家庭、技術・家庭、情報、を審議
9月10日の会議 体育、食育、安全、性、芸術、幼稚園、小学校を書き込んだ中間報告案再修正案を審議
9月05日の会議 初等中等分科会との合同会議 第1次案を少し修正したものを審議した
8月30日の会議 10月発表予定の「教育課程部会におけるこれまでの審議の概要」の第1次案を審議
7月13日の会議 8月にも中間文書をまとめる  高校教育接続から大学入試を検討する文科省の案
7月02日の会議 条件整備を求める声あいつぐ  成立した教育3法を報告
6月25日の会議 審議を本格化  到達目標・学習評価、道徳教育・体験活動の2つを審議
5月24日の会議 選択と総合は時間数を減らす  全体の授業時間増に批判が続出
4月27日の会議 高校必履修を論議  前回の8項目と併せて審議する5項目を確認
3月16日の会議 2カ月ぶりに審議を再開  第4期が出発  8項目の検討課題を確認


教育課程部会に配られた資料です。

16の専門部会、小中高の各部会の資料。教科などの改訂方針です。 言語力育成など。
特別支援教育
、 理科、 算数・数学、 社会・地理歴史・公民

 「審議のまとめ」(「審議の概要」)に含まれない関係資料

 算数・数学科の「内容の改善イメージ(案)等」は → こちら 

 理科の「内容の改善イメージ(案)等」は → こちら 

 社会、地歴、公民の「主な改善例」表(2ページ)は → こちら

改訂の時期11月中間まとめ、1月答申、3月告示

全国学力テストと改訂の関係

 → こちら

道徳と徳育

 → こちら

枠組

中断をふくむ2年半の審議のなかで、改訂案を規定する枠組ができています。そこに至る経過です