発達の促し方

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<p><br /><u><strong><font color="#0000FF" size="-1">一般的な心構え</font></strong></u><br /><font size="2">①日常生活で、<u>何が出来何が出来ないか</u>を観察し、子供の発達を的確にとらえる。<br /> ②現在よりも、<u>少しだけ高い水準の行動</u>が出来るように働きかける。<br /> ③他児と比較するよりも、<u>本児自身について、以前に出来なかった事が新たに出来るようになった</u>というこらえかたをする。<br /> ④次のような子供の特徴に留意する。<br />  ・言葉だけの指示や複数の事柄の指示は理解しにくい。<br />  ・1度に複数の事柄を覚える事が苦手である。<br />  ・1度出来ても、次に出来ない事が多い。<br />  ・ある場所や課題で出来た事が、別の場所や課題では出来にくい。<br />  ・<u>繰り返し繰り返し教えないと、身につきにくい。</u><br /><br /><u><strong><font color="#0000FF">全身運動</font></strong></u>:<strong><u>自身のもとは全身運動</u></strong><br /> ①歩かせたり、走らせたりするなど、全身を動かす機会を多くする。<br /> ②発達検査の項目にある運動を、親が手本を示してから、子供に教える。<br /> ③複雑な運動は、単純な動きから順に教える。<br /> ④恐がる場合は、身体を支えるなどして、少しずつ慣れさせる。<br /><br /><u><strong><font color="#0000FF">手の運動</font></strong></u>:<u><strong>親の手本が上達をまねく</strong></u><br /> ①身の回りの事や遊びなどで、指先を使う機会を多くする。<br /> ②発達検査の項目にある運動を、親が手本を示してから、子供に教える。<br /> ③積み木、鉛筆、クレヨン、ハサミ、折り紙、塗り絵などにふれる機会を多くする。<br /><br /><u><strong><font color="#0000FF">言語理解</font></strong></u>:<strong><u>まず理解、話しかけを大切に</u></strong><br /> ①日常生活(食事、排便、衣服、睡眠、清潔)を通して話しかける。<br /> ②ちょっとした手伝いや片付けなどをさせる。<br /> ③子供の動作や気持ちを表す言葉を話しかける。<br /> ④身近な物の名前や身体部分の名前を話しかける。<br /> ⑤主な色名(赤、青、黄、白、黒など)を話しかける。<br /> ⑥物の用途や身体部分の機能を表す言葉を話しかける。<br /><br /><u><strong><font color="#0000FF">言語表出</font></strong></u>:</font><font size="2"><strong><u>「これなーに?」、発語意欲をなくすもと</u><br /></strong>①動作や発声による要求には、親が物の名前や言葉を添えてから応じてやる。<br /> ②子供が発声した声や単語を真似して、子供に言い返してやる。<br /> ③返事を教えるには、母(父)親が名前を呼び、父(母)親が子供の後ろで「はーい」と言いながら、子供の手をあげてやる。<br /> ④「●●はどれ?」(理解)が出来たら、「これなに?」(発語)と尋ねる。<br /> ⑤動作や発声による要求には、欲しいを子供に言わせてから応じてやる。<br /> ⑥子供が発した単語の前か後ろに、動詞か形容詞か名詞を付け加えて言ってやる。<br />  (子)「ワンワン」→(親)「ワンワン来た」または「白いワンワンだね」<br />  (子)「パパ」→(親)「パパ、仕事」「パパ、やさしい」 (二語分の形成)</font><strong><br /><br /><font color="#0000FF" size="2">概念</font></strong><font size="2">:<u><strong>数は5(3)まで、ただ唱えるのは意味がない</strong></u><br /> ①次のような言葉で話しかける。<br />  日常行動で「良い→悪い」、お菓子で「多い→少ない」、動物で「大きい→小さい」「強い→弱い」、鉛筆で「長い→短い」、大人と子供で「高い→低い」、箸や鉛筆を持つ手で「右→左」<br /> ②おはじきや積み木で、次のような質問をする。<br />  5個並べて「いくつある?」「1つ頂戴」「もう1つ頂戴」「3つ頂戴」<br />  5個を2と3、1と4に分けて置き「どっちが多い?」「どっちが少ない?」<br />  4個並べて「半分頂戴」<br /><br /><strong><u><font color="#0000FF">子供関係</font></u></strong>:<u><strong>子供同士、遊びに勝るものはない</strong></u><br /> ①「●●ちゃん、何しているかな?」と言って、他児の遊びを観察させる。<br /> ②他児の遊びを摸倣させたり、追っかけっこをさせる。<br /> ③玩具の電話で「●●ちゃん、モシモシ」と、他児と交互に言わせる。<br /> ④他児と交互に、輪投げやビー玉転がしなどをさせる。<br /> ⑤他児とサーキットを順番に回らせ、電車ごっこをさせる。<br /><br /><u><strong><font color="#0000FF">大人関係</font></strong></u>:<strong><u>親子の交わり大切に</u></strong><br /> ①叱る事を少なくして、ほめる機会を多くする。<br /> ②親がしている簡単な体操や動作を摸倣させる。<br /> ③動作を伴う指示から、言葉による指示に従えるようにする。<br /> ④転がるボールのやりとりから、投げたボールのやりとりが出来るようにする。<br /> ⑤欲しい物があっても、言い聞かせれば我慢出来るようにする。<br /><br /><strong><u><font color="#0000FF">生活習慣</font></u></strong>:<strong><u>身辺自立は心の自立</u></strong><br /> ①出来るだけ自分でやらせる。最初は全面的に援助し、徐々に援助を減らす。<br /> ②配膳などの手伝いをさせる。失敗しても叱らず、不完全でもほめてやる。<br /> ③ご飯や食べ物をこぼした時は、自分で拾わせる。<br /> ④手が汚れた時は自分で洗わせる。<br /> ⑤靴、パンツ、ズボンなどは自分で脱着させる。<br /> ⑥出来るだけ少ない玩具で遊ばせ、自分で片付けさせる。<br /><br /><strong><u><font color="#0000FF">望ましい叱り方</font></u></strong></font><br /><font size="2">①「だめ!」「やめなさい」と言いながら、身体を押さえたり、手を持ったりする。<br /> ②「こっちへ来なさい」と言って、その場から引き離したり、「これをしようね」と言って、別の事に気持ちを向けるようにする。<br /> ③禁止されたり叱られたりして、泣いたり、駄々をこねたり、癇癪を起こしたりした時は、可能な限り相手にしない。</font></p> <p><font size="2">親が機嫌を取ったり、謝ったりしない。</font></p> <p><font size="2"><br /> ④物を投げたりした時は、「拾いなさい」と言って投げた物を拾わせ、片付けさせる。片付けが出来たらほめてやる。</font></p> <p><font size="2"><br /> ⑤親に甘えたいから叱られるような行動をする事がある。</font></p> <p><font size="2">その場合は、時には甘やかし、時には無視する。</font></p>

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