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&b(){&big(){したらば発ネタスレ4}}  住民総参加系ネタスレ 4スレ目-03 **死ぬほど洒落にならない祖国の怖い話を集めてみない? / 101-143 101 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@めいぷるいっぱい}:2009/07/26(日) 14:23:08 ID:???   &font(u,#3366ff){>>98}   ぜんぜん違うよーでもそういわれると思ってたよ…   ともかく、僕の祖国はすごくやさしい人なんです!!   たまに国民でも何処にいるのかわからなくなるけど… 102 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@起源いっぱい}:2009/07/26(日) 14:24:37 ID:???   &font(u,#3366ff){>>99}   なんか目から鼻水が出てきたんだぜ…   普通は鼻から出てくるものなんだから謝罪と賠償を要求するんだぜ! 103 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@パリの空の下}:2009/07/26(日) 14:47:39 ID:???   &font(u,#3366ff){>>97}   そういう話は各国にあって、だいたい、マッチを擦るかライターでカチッと火を点すと抜けられるらしい。   抜け出られなかった人は帰って来てないんだろうな…。   子供の頃は、不思議な話や不気味な話に惹かれてそういう本をよく読んだんだ。   もう二度と読みたくない気分だがな。   うちの祖国の話だ…あまり思い出したくはないんだが心に秘めておくのも苦しいんで書くよ。   祖国が時々シェフやってるらしいレストランに納入に行った時さ、たまたま祖国と隣国Sさんがいてラッキーとか思ったんだよ。   定休日で、レストラン内には祖国とSさんだけ。   祖国は大鍋で大量のトマトソース作ってた。Sさんがいた理由納得。祖国も自宅じゃ捌ききれない量だからここの厨房借りに来てたんだな。   仕事おつかれさん、コーヒーの一杯でも飲んでけよって言われて、何しろ真夏で外は灼熱地獄だったから、ありがたくコーヒー飲みながら二国の姿を眺めてた。   外の陽光の眩しさと比べると薄暗くて涼しい厨房で、真っ赤な鍋をゆっくりかき回してる祖国と、   祖国と軽口叩き合いながら手持ちぶさたげに厨房の色んな料理器具をキョロキョロ見回してるSさん。   ふと、その1つを指差して言った。   「懐かしいな」   漏斗って言うのかな。口の狭い瓶とかに液体をこぼさず注ぎ込むための器具だった。   祖国がチラッとそれみて   「ああ…」   て。その時はじめて違和感を覚えた。祖国の声、小さかったのに妙に低くてビリビリする感じがあった。   え? と思って見ると…二人とも、見た感じはさっきと同じなのに雰囲気ががらりと変わってる。目が、笑ってるのに笑ってないっていうか異様な感じ、まばたきしてないし。   よくわからないながらにゾーっとうすら寒くなった俺はもう失礼しようと立ち上がった。   そのせいで見てしまった。いつの間にか鍋をかき回す手を止めていた祖国の手元、真っ赤でドロドロなスープの表面がボコリと女の顔の形に盛り上がるのを。   女の顔は何かを叫ぶように口を動かして、また沈んでいった。   「あ、カップはそのまま置いといてくれよ」   次に聞こえた声はいつもの祖国で、隣のSさんも「ほななー、暑いから身体気ぃつけるやー」って。   即行で外へ出たけど、クソ暑い真夏の光の中を無茶苦茶に歩いても、冷や汗がダラダラでて、体ん中ぜんぜん温まらなかった。   子供の頃、読んだ本を思い出したんだよ。漏斗…魔女狩り…水責め…口をこじあけて…   以来、俺はトマトスープが食べられない。 104 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ひよこいっぱい}:2009/07/26(日) 15:30:32 ID:???   &font(u,#3366ff){>>103}のレス見てちょっと思い出したんだが、   俺の爺さんの代はギリギリプロイセン人でさ、   ちっさいときによく軍人だった爺さんにプロイセン軍の武勇伝とか聞かされて育ったんだ。   その中に近世のプロイセン軍の訓練方法とかも混じってて、それがすごいのなんのって   甲冑ってわかるだろ?騎士が装備してる鋼の全身防具。   あれって取り付け方や取り外し方が結構複雑で、覚えるのが大変だし、時間がかかんだよ   でも、プロイセン軍ではそんなこと言ってられない   ある程度、取り付け方と取り外し方を教えられると、   新米は甲冑つけたまま川に投げ入れられるんだ。   当然、甲冑は金属で出来ている。そして、金属は水より重い。   さらには投げ入れられるのはプールではなく、流れのある川。何がおきるか判るよな?   溺れ死にたくない奴は必死に甲冑の脱ぎ方を覚えるって寸法だ。   中には少数だか事故死する奴もいたらしい。   なんかの機会があってたまたまそのことを祖国(の一応兄)に聞いたら、   「だってその方が早く覚えるし、効率的だろ?   甲冑も自分の思い通りにできない奴なんて、戦場に出しても死ぬのが関の山だしな」   って言って、無駄にさわやかにケセッて笑ってた。うざかった。   俺、なんか得体の知れなさみたいなのを感じてさ。   あのときほど、俺が現代人だったのを感謝したことはないね。   何だかんだいって爺さんっ子だった俺は今軍人をしているから。 105 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ピッツァいっぱい}:2009/07/26(日) 15:47:16 ID:???   &font(u,#3366ff){>>103}   お前のせいで俺もトマトスープが食べられなくなりそうだ 106 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@アシュレいっぱい}:2009/07/26(日) 17:49:25 ID:???   &font(u,#3366ff){>>103}   俺もトマトスープ食えなくなった…orz   本題。怖いって言うよりはちょっと物悲しい感じかな。   俺ね、町外れで孤児院管理してたりすんのよ。最近じゃたまーに国境近くで行き倒れかけてる子とかいてね、そういう子を保護したりしてんだけどちょくちょく祖国が北キプロスくん連れて来てくれんだ。   なんだかんだ言って祖国面倒見がいいからさ、子供と遊んでくれたり話してくれたりしてんだけど、ある時、様子がおかしかった。   仮面付けてっから分かりにくいんだけど、何て言うのかな。憔悴しきってる感じ。   別に経済状況も悪くない時期だったし内部でゴタゴタも無かったから、多分個人的な事なんだろうと思って敢えて聞かなかった。   でもやっぱり心配だから遠巻きにちょこちょこ眺めてると、子供達を寝かしつけてくれてた祖国が不意に手を止めて俺を見たんだ。   びっくりしてる俺に苦笑しながら祖国は言った。   『ガキが多いとな、俺達国の場合は自分へのダメージがデカいんでぇ。…大事に大事に育ててやったガキでも、いつかは親の腹ぁ食い破って、血肉ぶんどっていっちまうからな』   その一言が表しているものが領地とかそういうものなんだっては分かった。   でも、何でいきなり?どうしたんですか。って聞いたけど答えてくれなかった。   その日が隣国の独立記念日だって気づいたのは一週間あと。   国って、長く生きてる辛さだけじゃないんだなって感じたと同時に、…祖国は一時期凄い広い帝国だったから尚更ああ思ったのかもしれないって思った。   うわ、ホントにあんまり怖くないや。ごめんね。   ちょっと祖国の話をそのまま帝国末期に当て嵌めたらグロ過ぎる事になって寝れなくなっちゃったから吐き出したかったんだ。 107 :&font(b,u,#3366ff){露国民}:2009/07/26(日) 17:50:23 ID:???   俺が見た夢の話   怖いというより気持ち悪い   祖国の、はく製を作る夢を見てしまった。   自分の家で作ってた。   「夏だから」とか言ってドライアイスとか保冷剤と一緒に、段ボールの中に遺体を入れて保管してた。   はらわたは取り出したのに、   「目玉だけはくり抜くの嫌だな~きれいな顔なのに…」とかナチュラルにに思ってた。   なんで遺体を手に入れる事が出来たのかわからないが。   この辺りで目が覚めちゃったので、はく製は完成しなかった。   夢の中では、当たり前のように作業してたけど、起きてから気持ち悪くなった。   祖国の事、好きなのに。 108 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@国民いっぱい}:2009/07/26(日) 17:53:18 ID:???   &font(u,#3366ff){>>107}   お前、B国民とのハーフだったりしない? 109 :&font(b,u,#3366ff){露国民}:2009/07/26(日) 17:57:16 ID:???   &font(u,#3366ff){>>108}   母方がB国民だった気が 110 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@国民いっぱい}:2009/07/26(日) 18:02:54 ID:???   &font(u,#3366ff){>>109}   そうか…うん、悪いことは言わないからよっぽど必要じゃなかったら   B国に踏み入れるのはやm 111 :&font(b,u,#3366ff){露国民}:2009/07/26(日) 18:04:12 ID:???   &font(u,#3366ff){>>110}!&font(u,#3366ff){>>110}!? 112 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@薔薇いっぱい}:2009/07/26(日) 18:04:40 ID:???   &font(u,#3366ff){>>109}   遺伝なのか…もう菌っていうレベルじゃないねこりゃ   &font(u,#3366ff){>>106}   確かに、怖いって言うよりは物悲しいね…切ないわ 113 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@薔薇いっぱい}:2009/07/26(日) 18:09:24 ID:???   ってああああ&font(u,#3366ff){>>110}!!!!!   &font(u,#3366ff){>>98}助けに行ってあげてえええええ 114 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@ピロシキいっぱい}:2009/07/26(日) 18:27:15 ID:???   ちょ!&font(u,#3366ff){>>110}!?   &font(u,#3366ff){>>111}   無事を祈りつつ自分に耐性あるわけわかった。自分は父方が祖国の姉系なんだよ。   BさんてUさんの事うとましく思ってるらしくてね…。祖国はUさんの事別に怖がってないでしょ?だから嫉妬してんだよ。   今思うとBさんに襲われたり引っ越して行った人ってこころなしかU国系の住人が多くて、逆に結婚結婚言い出す人はB国系が多かった気がする。   もちろん逆もいるけどそのパターンが多かったよ。お互い気をつけた方がいいね…   &font(u,#3366ff){>>113}   ごめん無理。しばらく家に戻りたくない。祖国にきいてみたけど極東のヤポーニヤ製のじゃかりこサラダがあればなんとかなるかもしれないって 115 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ピロシキいっぱい}:2009/07/26(日) 18:36:16 ID:???   あそこ現地語ではニホンっていうのか…。てかさすがに日本どころかアジアに知りないなんていないよorz   だいたいじゃかりこサラダってお菓子が存在すること自体今日初めて知ったのに…もちろん近くには売ってないorzorz   だれかこのスレに日本人いない? 116 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@塩鮭いっぱい}:2009/07/26(日) 18:38:56 ID:???   ( ´∀`)日本人居るよー 117 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@二次元いっぱい}:2009/07/26(日) 18:48:15 ID:???   日本人だけど、   そんなん関わるのいやだよ・・・怖いよ   どっか、輸入物系のお店に行けば、売ってるかもよ? 118 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@塩いっぱい}:2009/07/26(日) 19:48:14 ID:???   &font(u,#3366ff){>>115}   なに、じゃがりこの美味さを知らぬとは!?   これは布教が必要だな!   つ じゃがりこサラダ じゃがりこチーズ じゃがバター   まずは各10個送りつけておいた。食べてみろよ!嵌るから! 119 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ボルシチいっぱい}:2009/07/26(日) 20:25:04 ID:???   &font(u,#3366ff){>>118}   ちょwwwなんか本当に届いたしwww   生の日本文字なんて初めて見たよ。自分にはアラビア文字と区別がつかんw   あと多分&font(u,#3366ff){>>110}は特定したから今からこれ持って逝ってくる…間に合えばいいけど。   もし1日たって書き込みがなかったら粛清されたと思ってくれ… 120 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@薔薇いっぱい}:2009/07/26(日) 20:27:20 ID:???   &font(u,#3366ff){>>118}   お前イイヤツダナー   &font(u,#3366ff){>>119}   今度こそヴァンと薔薇とお菓子いっぱい持っていくから、一緒に祝杯をあげような? 121 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@切手いっぱい}:2009/07/26(日) 21:51:30 ID:???   &font(u,#3366ff){>>119}   まあでもBさんもRさんの事が好きなだけだからRさんの国民を傷つけたりはしないでしょ   うちの祖国も隣国の事だいすきだからねw   そんな事より自分の経験   うちは隣国SさんとOさんに囲まれたちっちゃな小国。それでも混乱の世界大戦期を挟んで200年も生き続けた祖国はとても頭がいい。   自称ヒーローとかから地味に嫌がらせされつつも巧みに国民のためにお金を稼いでいる。   幼い外見に上品で華麗で無邪気でお兄様っ子の普段の姿からは想像もつかないかもしれないけどね。   よくウチには可愛らしい祖国の虜になって観光名目で入国してSさんにセダーンされてるけど、   祖国はそんな変態という名の猛者にも優しく手を差し伸べてSさんからかばって「二度となさらないでくださいね」って微笑んで帰してくれるんだ   自分はそんな優しい祖国をそっと見守るのが好きだったんだ。祖国が本気で怒ることなんてまず見たことなかったし、見ることはないと信じてた。   でもそれが打ち砕かれる日は突然やってきた。   欧州評議会が行われて祖国も首相と一緒にストラブールへ行った。自分も仕事で着いて行ったんだ。   いつものように穏やかな微笑浮かべて各国やその上司とあいさつしてた祖国が突然見たこともないような険しい表情で二人の国を睨んだんだ。   仲の良さそうな小柄な女性国家と大柄な男性国家の二人組だったんだけどその二人も祖国と目が合うと女性は視線をそらして男の方は祖国を睨み返してた。   祖国を睨んだ男性国家は結構ガタイが大きくて怖かったんだけど祖国は全く怯まず見てるこっちも背筋が寒くなるような冷たい気迫のこもった眼で二人を睨んでた…。   その様子が怖くて誰も近寄れなかったんだけどSさんOさんHさんが3人の間に割って入って何とかおさまった。   呆然としていると祖国が自分をいつものように優しい目で見つめてビクッとなった。   祖国は近づいてきてもう心臓バクバク…。あこがれの人が近づいてきたというのに恐怖しかなかった。   「ごめんなさい…少し気が立ってたようです…。そんなに怯えないでくださいまし…」   って泣きそうな声で手を握ってくれた。よかった…。いつもの祖国だ。と、安心すると同時に罪悪感を抱いた   後で知ったんだけど祖国が睨んだ二人はかつて夫婦だったCさんとSさん。   昔うちの公爵様からCさんの家にあった財産を奪った因縁のある国らしい。   書いてみると大した事ないように思うけど優しいお人だとばかり思っていた祖国の心の闇を覗いたようで怖かったよ… 122 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@二次元いっぱい}:2009/07/26(日) 22:04:52 ID:???   &font(u,#3366ff){>>121}   まさか彼女の怖い話を聞くとは思わなかったよ…   普段おとなしい人・やさしい人ほど怒ると怖いよね   でも、怖がらないであげて、普段は優しい人なんでしょ?   みんな心の中にそういう部分は少なからずあるよ 123 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@薔薇いっぱい}:2009/07/26(日) 22:41:28 ID:???   たった今経験した体験だ   今も手が震えてうまく文字が打てない   俺、祖国の近所に住んでるんだけど‥   信じられないかもしれないけど。祖国が…うちの祖国が   服着てた   俺、生まれて初めてプライベートで祖国が服着てうろうろしてるの見ちまって…   どうしよう   俺これから服を着た祖国とどうやってつきあっていけばいいのかわからない   だれか助けtくれ 124 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@二次元いっぱい}:2009/07/26(日) 22:49:24 ID:???   &font(u,#3366ff){>>123}と同じようなものだと自覚しつつ   いいですかね   祖国が   「最近アニメなどを見ると疲れてしまって…   あまり見てないんですよ」   だって…   目、目が疲れるんで紆余ね?そうですよね? 125 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@切手いっぱい}:2009/07/26(日) 22:52:07 ID:???   &font(u,#3366ff){>>122}   大丈夫!あれも祖国の一面だと思って受け入れたし祖国が好きなのに変わりはないよ。でもいつか仲直りしてほしいな…   &font(u,#3366ff){>>123}   えっ 126 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@塩いっぱい}:2009/07/26(日) 22:57:46 ID:???   &font(u,#3366ff){>>124}   何それこわい 127 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ヤンデレいっぱい}:2009/07/26(日) 23:02:17 ID:???   じゃあ・・・俺もいいかな・・・   このスレとかでいう「国民」されきってない俺だけど、   先ほど、   祖国が祖国兄・姉の隣国と仲良くしゃべっているのを見た…   えっ   なにそれ   こわい 128 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ユニコーンいっぱい}:2009/07/26(日) 23:29:30 ID:???   ちょwww何この流れwww   ・・・でも自分も祖国が作った料理がまあまあおいしかった時は本気で天変地異の前触れだと思った 129 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@白米いっぱい}:2009/07/26(日) 23:51:14 ID:???   &font(u,#3366ff){>>128}この1レスだけであなたが国民されきった素敵な方だとわかりましたよ 130 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ボルシチいっぱい}:2009/07/27(月) 00:02:54 ID:???   ただいまお前ら。   とりあえず&font(u,#3366ff){>>110}は軽度の結婚病にかかってたけどBさんからひきはがしといたから多分大丈夫…だと思う。   Bさんには&font(u,#3366ff){>>118}からもらったじゃかりこサラダを全部渡して解放してもらった。一個だけ返してもらったけど食べてみたらめちゃくちゃ美味しかった。   全部渡さず3種類を一個ずつ渡しとけばよかったな(;J・)グスン   とりあえず&font(u,#3366ff){>>118}と心配してくれた&font(u,#3366ff){>>120-121}はありがとう   とりあえずボルシチ作って待ってるけど全裸にバラはやめてくれorz間違いなくお前も結婚菌の近縁種に感染してるからw 131 :&font(b,u,#3366ff){南伊国民}:2009/07/27(月) 00:58:03 ID:???   俺、ヘタレヘタレ言われる国の、南に住んでるんだ   そんなんだから祖国は少し柄悪い方なんだよね   でも、北の方がコミュ能力に秀でてるし目立ってるけど、俺の祖国にもいいところはいっぱいあるんだ   国民の為に一所懸命やってくれるし、一度決めたら信念は曲げないし、   なにより、弱い者の気持ちが分かるいい祖国なんだ   前置きが長くなったけどさ、俺が朝の散歩してたら、祖国と祖国の弟が庭で朝ご飯食べる場面に遭遇したんだよ   その日はトマトのスパゲッティだったらしくて、通りがかった俺が遠目に見ただけでも凄く美味しそうだった   でも祖国、食べないんだ。トマトもスパゲッティも大好きなのに、手もつけようとしない   体調でも悪いのかなーと思ってたら祖国は弟の方を見て言うんだ   「なぁ○、これはトマトだよな?」   何言ってんだ祖国、と思ってたら、祖国は顔が青白いまま、   「人間じゃないよな?血じゃじゃないよな?トマトだよな?食べて大丈夫だよな?綺麗綺麗しなくていいよな?」   そのうち祖国は泣き出して、祖国の弟もつられて泣いてた   さっきも言ったように、国民想いの優しくて弱い者いじめをしない祖国だから、そんな奇妙な発想は自分でわかないと思う。だから誰かに吹き込まれたんだと思うんだけど……   ……もしかして、&font(u,#3366ff){>>103}と関係あったりする? 132 :&font(b,#009900){国民さん@UFOいっぱい}:2009/07/27(月) 13:04:53 ID:Yg66ifPc   君たちS国民とI国民のせいで、順調にトマトが食べられなくなりそうなんだぞ 133 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@UFOいっぱい}:2009/07/27(月) 13:09:33 ID:???   おっとメル欄失礼   そういえばこの前宇宙人と話してる祖国を見かけたんだが   あれはもしかしてアメリカでは日常的光景なのかい?   米国民だけどどちらかというと北の隣国に惹かれる性格なんで、怖いんだぞ 134 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@胃痛いっぱい}:2009/07/27(月) 18:01:11 ID:???   &font(u,#3366ff){>>133}   噂によるとごく普通の風景らしいよ、友達なんだとか   でもうちの祖国曰く普段は麦畑なぎ倒して遊んだりするくらいだから特に怖くないんだって   ただし気に入られると問答無用で誘拐されるって噂もあるけど   そんなうちの祖国はこの間憧れのBさんの後をつけながら、   「Bちゃんが誰かにつけられてるって噂だから助けてあげようと思って」とか言っていたらしい   祖国……少し休んでください…… 135 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@萌えいっぱい}:2009/07/27(月) 18:24:47 ID:???   我輩は永久凍土地帯だろうと離島だろうと死に物狂いで   ブツを配達するという極東に住まいし伝説の黒猫一族なんだニャー   しかし今朝方、生まれたばかりの新米配達員が   天地無用決して落としてはいけないという禁断のパンドラの箱を   落下させてしまったんだニャー   外装は普通の茶色い無地の箱にゃんだが   そこに貼られし封印の札がピンク地にデフォルメされたアニメキャラの顔が   いくつも違うバリエーションで刻印されているという代物なんだニャー   我輩達もイタリア支部のように殲滅作戦を決行されてしまうのかもしれニャい…   さらばニャ、人間たちよ… 136 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@遺跡いっぱい}:2009/07/27(月) 18:42:00 ID:???   なにそれこわい…… 137 :&font(b,u,#3366ff){露国民}:2009/07/27(月) 18:57:08 ID:???   一昨日霊感のある祖国、霊感のあるイギリスさん、霊感のあるニート(俺)の3人で和歌山県串本の出る民宿に泊まりました。   電気消して煙草吸って酒飲んでたら1時頃スーツ着たオッサンが部屋の真ん中に現れました。   イギリスさんが霊にのしかかりました。   祖国が周りで⊂(^ω^)⊃ブーン!おっおっをしました、その後祖国は酒を霊にかけました(ジンジャエール割り)   そしてイギリスさんが「生姜戦隊ジンジャー!」と叫ぶと同時に幽霊は消えました。   僕はアイドルお宝サイト見てました。   今日900円の駅弁買うため2000札を払った9100円お釣りが来ました。   感謝。 139 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@トマトいっぱい}:2009/07/27(月) 19:25:48 ID:???   &font(u,#3366ff){>>132}   うちの子達がごめんな、お詫びに132をトマト祭りに招待したるわ~   て、祖国が言っとったわー。   伝えたからな? 140 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@毛量いっぱい}:2009/07/27(月) 19:49:25 ID:???   逃げて!&font(u,#3366ff){>>132}さん超逃げて―――――!!!   と叫びたくなる気迫を受信したのは私が英国民だからなのかな…ゴクリ   おかしいな?一度も妖精さんとか見たことないんだけどな? 141 :&font(b,u,#3366ff){132 国民さん@UFOいっぱい}:2009/07/27(月) 20:00:18 ID:???   なんだい?俺が何かしたってのかい?   なんなんだよ!トゥースキュアリーすぎるんだぞ!!   そういうのは肝が据わってそうな祖国にやってほしいんだぞ!!   &font(u,#3366ff){>>134}   おおおおおおおお   キャトルミューティレーションはどうか勘弁 142 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@国民いっぱい}:2009/07/27(月) 20:05:14 ID:???   &font(u,#3366ff){>>137}   幽霊かわいそす 143 :&font(b,u,#3366ff){1/9@日国民}:2009/07/28(火) 06:33:24 ID:???   ちょっと長いから嫌な人はスルーしてくれ   2年くらい前の個人的には洒落にならなかった話。   大学生になって初めての夏が近づいてきた金曜日頃のこと。   人生の中で最もモラトリアムを謳歌する大学生といえど障害はある。そう前期試験だ。   これを無事にやり過ごし、単位を獲得しないことにはせっかくの夏も存分に楽しめない。   大学で出来たまだ少し距離感のある友人達(AとBとする)と翌週から始まるテストに備えて   俺の部屋で試験勉強に励んでいてた時   A「試験勉強ウゼー。飽きた。ちょっとここらで気分転換しねぇ?」と言い出した。   B「んじゃ、どうする?ゲームでもする?」もう一人の友人が応える。   A「時期的にはちょっと早いけど肝試しとか?」   B「いやw 女もいなくて『キャー!B君コワーイ!』とかキャッキャウフフもないからメリットねーじゃん」   A「俺らまだでつるみはじめてから日が浅いだろ?ここらで友情を深めるイベントをと思ってさ」   ちょっと引き気味で   B「お前・・・まさかガチ(ホモ的な意味で)じゃねーよな?」   A「んなわけあるかwww 気分転換にはいいと思うんだけな俺は。実はこの近くでそれっぽい     ポイントを見つけたんだ。んで実は昼間のうちに準備もしてきてたりするんだが」   俺「準備済みとか段取り良すぎだろw」   Bは最初嫌がってたが、目的地が噂の心霊スポットとかじゃなくてチャリでいける距離にある   ただの無人の神社だとわかるとしぶしぶだが了承した。   一方、俺は怪談とかは結構好きで、肝試しにも乗り気だった。   俺は全くの零感なもんで、中学生の頃に地元で仲の良かった友人達と有名心霊スポットに   行ってみても何か見たり、何かが起こったりってことは今まで一度もなかったからまぁ気楽に考えてたんだな。   目的地の神社に到着して、A曰く   「別に心霊スポットって訳でも無いからみんなでウダウダ言いながら行って帰ってだったら、    なんの面白みも無い。だからちょっとした準備をしてルールを決めてやろうぜ」とのこと   肝試しのやり方は   ①3人でまず神前に入りお参りして神様に肝試しのお断りを(3人とも小心者だったので・・・)   ②神社の裏手で火が燃え移る恐れの無い場所に風除けを立てて蝋燭(アロマキャンドルで代用)を3本設置   ③神社の入り口まで戻る   ④一人づつ順番に先ほどの蝋燭のところまで行き、行ってきた証拠に蝋燭に火を灯して帰ってくる   ⑤全員が終ったら、全員で蝋燭の元に戻り、火を消して蝋燭と風除けを撤去   ⑥最後に神前で「おさわがせしました」と御詫びして帰宅   というもの。じゃんけんでB、A、俺の順番となった。   内心で最もビビってそうに見えたBが一番最初だったので大丈夫かとか思ってたが、目に少し恐怖の色が   見えたものの、当然のことだが、何も起こらなかった様で普通に戻ってきた。   次に行ったのがAだが、さすが肝試しの発案者だけあって全く平気な様子で戻ってきた。   そして最後の俺の番となった。小さな神社であるため、鳥居をくぐるとすぐに神社の拝殿が見える。   夜の神社というだけで不気味ではあるが、この日は風もあまりなく月明かりも出ていたので、それほど恐怖感はなかった。   拝殿を通り過ぎ、本殿に沿って裏手に回る。俺達が設置した場所に二つの炎が灯った蝋燭が見える。   「やっぱり何も起きないか」と安堵とわずかな失望が入り混じった微妙な心境で最後の蝋燭に火を灯した。   その後、もと来た道を戻り友人達の元に戻った。   3人揃った所で、「やっぱり何も起きねーかー。」「でもなんやかんやでこの雰囲気はちょっと来ねぇ?」とか   無駄口を叩きながら蝋燭の元に戻って火の始末をして回収したが、この時もやはり何も起こらなかった。   最後に、何も起きずに無事帰途につけることのお礼と「おさわがせしました」の御詫びをして拝殿を離れた。   そして、後十数歩で鳥居というところまで戻った時だった。   背筋に氷柱を入れられたような悪寒ともに肌が一気に粟立つ感覚に襲われ立ちすくむ。   決して背後を振り返らないように隣を見るとAもBも同じものを感じたらしく立ち尽くしている。   俺「まさか・・・な」   A「おいおい、やっぱ神様怒ってんじゃね?」軽口を叩いてはいるもののその顔に余裕はなさそうだった。   A「出口の自転車のところまで後ちょっとだし、土産話が出来ると思っていっせいので振り向いてみようぜ。」   B「バカいうな。こういうのは見ない方がいいって相場が決まってる。このまま振り向かずにチャリ乗って帰るべきだろ。」   そんな中、その時の俺はというと、今ままで霊体験を一度もしたことがなかったこともあり、恐怖よりも好奇心が勝っていて   俺「いやいや、コレこそが肝試しじゃね?これはいっとくべきだろ。」   そんなこんなでウダウダ言ってる間にも背後の気配は徐々に濃密になっていく。   Bも俺とAに押され、結局全員で一斉に振り向くことに。   最初にぱっと見た限りでは、月明かりに照らされた神社の境内には何も見えなかったが、   目を凝らしてみると自分達と拝殿の間あたりに黒い水溜りのようなものが見える。   「あんなところに水溜りなんてあったけ?」さっき通ってきた時には確かにそんなものはなかったはずだ。   気付くと、つい先ほどまで聞こえていた微かな葉音も止んでおり、耳が痛いほどの静寂に包まれている。   とぷんっ   小石を川面に投げ込んだような水音が微かに聴こえたような気がした。   見ると先ほどの黒い水溜りのようなものに波紋が広がっている。   そこからゆっくりと漆黒の2本の手の様な物が水溜りから突き出され、何かが這い出そうとしているように見えた。   その時、あれは幽霊とかそんな生ぬるいものではないもっと禍々しい何かだと自分の直感が告げていた。   頭のようなものがぬるりと持ち上がってきたところで、俺達は弾かれたようにその場から逃げ出した。   自転車に飛び乗り元来た道を全力で走る。当然後ろを振り返って確認する余裕などなかった。   3人とも這々の体で、元いた俺の部屋に転がり込んた。部屋のドアにしっかりと施錠した後、まだ恐怖の余韻が残る中、   「なんだよアレ。やばいやばいやばいやばい。」   「俺、幽霊とか見たこと無いけど、アレは絶対やばいって雰囲気的に幽霊とかのレベルじゃねーよ。」   沈黙が恐ろしくて、みんな口々に意味の無い事を言い合っていた。   しかし、その後しばらくたっても神社で見た何かが追って来ている様子がなかったので、   電気を点けっぱなしにして、ミニコンポから音楽を流しっぱなしにした状態で寝ることになった。   恐怖感からか目が冴えて全然眠れなかったが、朝日がカーテンの隙間から差し込む頃にはそれまでの緊張感から   うとうとし始めていた。その時に夢を見た。   その時に見た夢というのが風景も何もなく真っ暗な場所に、肝試しに使った蝋燭が3本立っており、その内の1本に   炎が灯るというもの。目が覚めてから聞いて見るとAとBも同じ夢を見たらしい。   全員が同じ夢を見ていたということに気持ちの悪さを覚えながらも、その日は解散となった。   その日(土曜日)の夜、再び同じ夢を見た。暗闇に蝋燭3本が立っている。前回と違ったのは、3本の蝋燭の2本目に   炎が灯ったこと。目が覚めてから何かを暗示しているようで、気味が悪かったが週明けの試験のこともあったので   あまり外出もせず勉強に励んだ。   予感していたことだが、日曜日の夜にもやはり同じ夢を見た。今度は3本目の蝋燭に炎が灯された。   何か嫌なもの予感させる夢だったが、試験をサボるわけにもいかず大学に出かけた。   同じ講義と試験を受ける予定だったAとBが来ていなかった。気になりながらもその日予定されていた講義と試験を   無事に終え、とりあえずAの携帯に連絡を取ってみたところ、少し混乱をしていて要領を得なかったが、   A曰く「2本目の蝋燭が灯った夢を見て目覚めた日に神社にいたアイツが来た。」   ソレに気を取られたからなのか、何も無い階段で足を踏み外し、足を骨折して今、病院だという。   今度はBに連絡とったところ、Bも似たような感じで自転車で事故に逢い入院中とのこと。   とりあえず、二人とも生きてはいることがわかりホッとしたものの、次は確実に自分の番ということに気付き   ジワジワと恐怖感がせりあがってくる。   そんなところに突然声をかけられ、座っていたキャンパス内のベンチから思わず飛び上がりそうになる。   声をかけてきたのは隣に住む祖国だった。   祖国「どうしたんです、顔色が悪いですよ?」   俺「なんだ、祖国ですか脅かさないでくださいよ・・・」   祖国は知り合いを探すように周りをちょっとキョロキョロしながら、   祖国「別に脅かすつもりはって・・・」   祖国「ちょっと、Dさん(俺のこと)なんてモノ連れてんるんです。」   俺「ちょっ・・連れてるって何の話ですか? 何か視えるんですか。ってか祖国視える人なんですか?     そんな話今まで一言も言ってなかったじゃないですか。」   祖国「ちょっと、一気に質問しないで下さいよw」   ここで祖国についての説明と祖国から聞いた話をまとめると   祖国について   ・隣に住む祖国(イギリスさん(魔法やら奇跡やら使える)が知り合いに)   ・地元の神社をやってる   ・昔からいろいろと視える性質だそうだが、わざわざ人に喋ることでも無いし、    喋ることで鬱陶しいの(そういうのが好きな人間)にまとわりつかれるのも嫌だからとのこと。   聞いた話   ・何か得体の知れないものが憑いてる。(人間の霊とかで無く良くわからんらしい)   ・話を聞いた限りでは物理的に害を与えるというよりも、精神に障るタイプのヤツっぽい。   ・憑かれたままだと碌な目に遭わないはず、下手すりゃ死ぬかもとのこと。   その話を聞いて今も視えるか聞いてみたら   祖国「ほら、あの並木のあたり」と言って祖国は向こうに見える並木道を指差した。   俺「講義や試験を終えた学生がぞろぞろ帰ってるのが見えるだけですが・・・」   祖国「じゃ、メガネ外してもう一回。歩いてる人の足元あたりに注目して下さい」   俺「!!!!」   周りの風景や人はぼやけて見えるのに、辛うじて人の形に見える漆黒のタールのようなものの上半身が   這うような姿勢のまま静止しているのがはっきり視える。   祖国「見えました?クロウリングケイオス(crawling chaosかな?)って感じですよねw」   俺「祖国は神社の神主をされてましたよね?お払いとか出来ないんですか?」   祖国「無理ですねw 自分に変なのがまとわり憑かないようにすることで精一杯です。まだ修行が足りませんw」   祖国「それにしても何したんです? 普通に心霊スポットとか行ったぐらいじゃあんなの拾ってきませんよ普通www」   俺「マジ笑い事じゃないですよ。神社で肝試ししただけですよ。俺ら。」   祖国「うーん」   何か含みのある様子で軽く唸ると、急に祖国が俺の手を引いて   祖国「ま、こんなトコで立ち話もなんだし、ちょっと飲み屋にでも行きましょうか?奢ってあげますから。」   祖国「私とくっついてたらとりあえずは大丈夫です。あと貴方は結構運がいいですね。イギリスさんが用事ついでに、     私のトコに寄る予定があるんです。後、2時間くらいで着くはずだから安心して良いですよ。」   そう言いながらグイグイ俺を引っ張っていく。結局、2人で個室のある飲み屋に入り先ほどの話の続きをすることに。   飲み屋に腰を落ち着けて、事の経緯を説明し、いろいろ聞いた話をまとめると以下。   (聞いた時にわからなかった言葉とかは後でググッて補足しています。)   ●祖国ではお払いが出来ないことについて   ⇒普通、神職自体には、霊とかその他諸々を払う力は無い。祀ってる神様の力を借りないことには払えない。    そもそも神職は巫覡に端を発しているので、霊を成仏させたりする坊主とは違う。    神様の力を借りるには相応の舞台装置が必要。つまり神社の外では依り代とかがなければ大したことは出来ない。   ●神社の境内は神域のはず、なんであんなのがいるのか?   ⇒坊主の作る結界とは違い、神社は神を降ろすための舞台装置(神を降ろし易くすための場)にすぎない。    神域とは舞台装置である神社に神が降りることによって始めて力を発揮する。神職や管理者がいたり、    キチンと定期的に祀られてる神社は、神域として正しく機能しているためおかしなものは寄り付かない。    逆にそうでない神社は何か寄せるための舞台装置だけがある状態。色々とおかしなものが集まってくるので危険。   ここまで話を聞いて疑問に思った事を聞いてみた。   俺「なんでイギリスさんが来たら安心なんですか?     イギリスさんて魔法や奇跡やら起こせるだけでそういうのには何も出来ないんじゃ。     それとも祖国と二人で力をあわせれば何とかなるってそういう話ですか?」   祖国「違います。ただ、あの人は色々と特別なんです。向こうの神様に守られてるんですよね。具体的な効果範囲はわかりませんけど、     少なくともイギリスさんの視認できる範囲内には、幽霊とかその他もろもろの危害を加えるものは近寄れません。」   俺「それを聞いて気付いたんですけど、もしかして、地元の心霊スポットとかで肝試しした時に何もおこらなかったのって・・・」   祖国「そう、いつも私と一緒にイギリスさんいたでしょうww」   俺「でも、なんでイギリスさんだけそんな特別扱いなんです?そもそも神様が1人だけを守ったりとかあるんです?     そういうのって全世界にあって、しかも有名な神様だと分霊でしたっけ?とかされて同じ神様を祀ってるところが     いっぱいあるのに」   祖国「んー。ちょっと長くなるけど良いですか?」   祖国より聞いた話(特定されない程度にぼかして記載している箇所があります。)   ・祖国の神社(A神社とする)は、全国に同じ名前の神社がある、つまり総本社の分社。   ・ただ、祖国のところは、元々は別の神社(B神社とする)を管理してきた。   ・B神社は今もあるが、現在その直接的な管理は、B神社がある地域の町内会がおこなっており、    祖国は、それをサポートする立場。   ・B神社は決して大きくは無いが延喜式神名帳にも記載されていたそれなりに歴史のある式内社(少なくとも千年以上)   ・B神社は、全国的に見ても少し特殊な神社。(主祭神と建築様式の2点において)   ・ある神様を祀っているが、その神様を主祭神としている神社は、全国でB神社のみ。   ・B神社は、平安時代以降のある時代に戦乱だか災害だかで一度消失し、近年に再建された歴史を持つ。   ・神社が再建されたのは表向きには、神仏分離令が出た後に、その地域にも由緒正しい神社があったことがわかり、    これはぜひ再建するべきとの機運があったためとのことだが、その地域の鎮守としてB神社がなかった空白期間が    長かったため、定期的に祖国が封じるための儀式を行ってきたけれでも、それでは抑えきれず、封じてた何かの    悪影響が出るようになっていたからとのこと。   ・それをあらわす証拠が再建された時の建築様式に現れており、いくら由緒正しいとは言え田舎の小さな一神社には    ありえない特徴があり、その再建した時代にその神社が重要視されていたことがわかる。   ・再建後は、B神社は鎮守としてきちんと祀られ(収穫祭ではあるが秋祭りもある)、定期的にその神社で    儀式を行っているため、その何かは封じられていると事。   まあ、長々と書いたけど関係無いはなry   因みにイギリスさんは神様の一部を常時降ろしているような状態で強力に守護されているため、   イギリスさんの周りはイギリスさん自身の体を舞台装置(依巫)とした一種の神域のようなものになっているとのこと。   よってイギリスさんにとっては俺に憑いている程度のものを払うのは大したことでは無いという訳だそう。   場合によってはイギリスさんがこの飲み屋に着いただけで、憑いていたものは消滅してるかもと祖国は笑っていた。   そんな話をしているうちにイギリスさんが飲み屋にやってきた。   祖国から話を聞いた後だったが、1年ぶりにあったイギリスさんは、俺には普通の今時のイケメン兄ちゃんに見えた。   英「久しぶりだな。日本から電話で聞いたけど、なるほど、ちょっと「障られて」るな。」   そう言うとイギリスさんは俺の頭を軽くポンっと叩いて   英「よし。これで大丈夫だ。」   俺「へ!? もう終わりですか? もっとこう祝詞的なものとかは必要ないんですか?」    (地球生まれのTさんの『ハァー!!』みたいな気合的なものとかもなかった。本当に軽くポンと頭を触られただけ・・・)   英「ねーよw これでOKだ」   祖国「うん。頭から伸びてた紐みたいなのがもう視えませんから大丈夫です。」   物凄く拍子抜けしたが、その後、3人で飲んだ後にうちに帰って寝たが、例の夢はもう見なかった。   (翌日、入院しているAとBについてもイギリスさんに払ってもらった。)   AとBが怪我したものの最終的にみんな無事だったのでよかった。   得られた教訓としては無人の神社には近づくなって事。   投下した後でなんだが祖国の怖い話じゃないなこれw [[次>洒落にならない祖国の怖い話-04]] ---- #right(){&link_up(上へ戻る)}
&b(){&big(){死ぬほど洒落にならない祖国の怖い話を集めてみない?1スレ目-03}} **死ぬほど洒落にならない祖国の怖い話を集めてみない? / 101-143 101 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@めいぷるいっぱい}:2009/07/26(日) 14:23:08 ID:???   &font(u,#3366ff){>>98}   ぜんぜん違うよーでもそういわれると思ってたよ…   ともかく、僕の祖国はすごくやさしい人なんです!!   たまに国民でも何処にいるのかわからなくなるけど… 102 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@起源いっぱい}:2009/07/26(日) 14:24:37 ID:???   &font(u,#3366ff){>>99}   なんか目から鼻水が出てきたんだぜ…   普通は鼻から出てくるものなんだから謝罪と賠償を要求するんだぜ! 103 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@パリの空の下}:2009/07/26(日) 14:47:39 ID:???   &font(u,#3366ff){>>97}   そういう話は各国にあって、だいたい、マッチを擦るかライターでカチッと火を点すと抜けられるらしい。   抜け出られなかった人は帰って来てないんだろうな…。   子供の頃は、不思議な話や不気味な話に惹かれてそういう本をよく読んだんだ。   もう二度と読みたくない気分だがな。   うちの祖国の話だ…あまり思い出したくはないんだが心に秘めておくのも苦しいんで書くよ。   祖国が時々シェフやってるらしいレストランに納入に行った時さ、   たまたま祖国と隣国Sさんがいてラッキーとか思ったんだよ。   定休日で、レストラン内には祖国とSさんだけ。   祖国は大鍋で大量のトマトソース作ってた。Sさんがいた理由納得。   祖国も自宅じゃ捌ききれない量だからここの厨房借りに来てたんだな。   仕事おつかれさん、コーヒーの一杯でも飲んでけよって言われて、   何しろ真夏で外は灼熱地獄だったから、   ありがたくコーヒー飲みながら二国の姿を眺めてた。   外の陽光の眩しさと比べると薄暗くて涼しい厨房で、   真っ赤な鍋をゆっくりかき回してる祖国と、   祖国と軽口叩き合いながら手持ちぶさたげに厨房の色んな料理器具を   キョロキョロ見回してるSさん。   ふと、その1つを指差して言った。   「懐かしいな」   漏斗って言うのかな。口の狭い瓶とかに液体をこぼさず注ぎ込むための器具だった。   祖国がチラッとそれみて   「ああ…」   て。その時はじめて違和感を覚えた。   祖国の声、小さかったのに妙に低くてビリビリする感じがあった。   え? と思って見ると…二人とも、見た感じはさっきと同じなのに雰囲気ががらりと変わってる。   目が、笑ってるのに笑ってないっていうか異様な感じ、まばたきしてないし。   よくわからないながらにゾーっとうすら寒くなった俺はもう失礼しようと立ち上がった。   そのせいで見てしまった。いつの間にか鍋をかき回す手を止めていた祖国の手元、   真っ赤でドロドロなスープの表面がボコリと女の顔の形に盛り上がるのを。   女の顔は何かを叫ぶように口を動かして、また沈んでいった。   「あ、カップはそのまま置いといてくれよ」   次に聞こえた声はいつもの祖国で、隣のSさんも「ほななー、暑いから身体気ぃつけるやー」って。   即行で外へ出たけど、クソ暑い真夏の光の中を無茶苦茶に歩いても、   冷や汗がダラダラでて、体ん中ぜんぜん温まらなかった。   子供の頃、読んだ本を思い出したんだよ。漏斗…魔女狩り…水責め…口をこじあけて…   以来、俺はトマトスープが食べられない。 104 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ひよこいっぱい}:2009/07/26(日) 15:30:32 ID:???   &font(u,#3366ff){>>103}のレス見てちょっと思い出したんだが、   俺の爺さんの代はギリギリプロイセン人でさ、   ちっさいときによく軍人だった爺さんにプロイセン軍の武勇伝とか聞かされて育ったんだ。   その中に近世のプロイセン軍の訓練方法とかも混じってて、それがすごいのなんのって   甲冑ってわかるだろ?騎士が装備してる鋼の全身防具。   あれって取り付け方や取り外し方が結構複雑で、覚えるのが大変だし、時間がかかんだよ   でも、プロイセン軍ではそんなこと言ってられない   ある程度、取り付け方と取り外し方を教えられると、   新米は甲冑つけたまま川に投げ入れられるんだ。   当然、甲冑は金属で出来ている。そして、金属は水より重い。   さらには投げ入れられるのはプールではなく、流れのある川。何がおきるか判るよな?   溺れ死にたくない奴は必死に甲冑の脱ぎ方を覚えるって寸法だ。   中には少数だか事故死する奴もいたらしい。   なんかの機会があってたまたまそのことを祖国(の一応兄)に聞いたら、   「だってその方が早く覚えるし、効率的だろ?   甲冑も自分の思い通りにできない奴なんて、戦場に出しても死ぬのが関の山だしな」   って言って、無駄にさわやかにケセッて笑ってた。うざかった。   俺、なんか得体の知れなさみたいなのを感じてさ。   あのときほど、俺が現代人だったのを感謝したことはないね。   何だかんだいって爺さんっ子だった俺は今軍人をしているから。 105 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ピッツァいっぱい}:2009/07/26(日) 15:47:16 ID:???   &font(u,#3366ff){>>103}   お前のせいで俺もトマトスープが食べられなくなりそうだ 106 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@アシュレいっぱい}:2009/07/26(日) 17:49:25 ID:???   &font(u,#3366ff){>>103}   俺もトマトスープ食えなくなった…orz   本題。怖いって言うよりはちょっと物悲しい感じかな。   俺ね、町外れで孤児院管理してたりすんのよ。   最近じゃたまーに国境近くで行き倒れかけてる子とかいてね、   そういう子を保護したりしてんだけどちょくちょく祖国が北キプロスくん連れて来てくれんだ。   なんだかんだ言って祖国面倒見がいいからさ、   子供と遊んでくれたり話してくれたりしてんだけど、   ある時、様子がおかしかった。   仮面付けてっから分かりにくいんだけど、何て言うのかな。憔悴しきってる感じ。   別に経済状況も悪くない時期だったし内部でゴタゴタも無かったから、   多分個人的な事なんだろうと思って敢えて聞かなかった。   でもやっぱり心配だから遠巻きにちょこちょこ眺めてると、   子供達を寝かしつけてくれてた祖国が不意に手を止めて俺を見たんだ。   びっくりしてる俺に苦笑しながら祖国は言った。   『ガキが多いとな、俺達国の場合は自分へのダメージがデカいんでぇ。   …大事に大事に育ててやったガキでも、いつかは親の腹ぁ食い破って、   血肉ぶんどっていっちまうからな』   その一言が表しているものが領地とかそういうものなんだっては分かった。   でも、何でいきなり?どうしたんですか。って聞いたけど答えてくれなかった。   その日が隣国の独立記念日だって気づいたのは一週間あと。   国って、長く生きてる辛さだけじゃないんだなって感じたと同時に、   …祖国は一時期凄い広い帝国だったから尚更ああ思ったのかもしれないって思った。   うわ、ホントにあんまり怖くないや。ごめんね。   ちょっと祖国の話をそのまま帝国末期に当て嵌めたら   グロ過ぎる事になって寝れなくなっちゃったから吐き出したかったんだ。 107 :&font(b,u,#3366ff){露国民}:2009/07/26(日) 17:50:23 ID:???   俺が見た夢の話   怖いというより気持ち悪い   祖国の、はく製を作る夢を見てしまった。   自分の家で作ってた。   「夏だから」とか言ってドライアイスとか保冷剤と一緒に、   段ボールの中に遺体を入れて保管してた。   はらわたは取り出したのに、   「目玉だけはくり抜くの嫌だな~きれいな顔なのに…」とかナチュラルにに思ってた。   なんで遺体を手に入れる事が出来たのかわからないが。   この辺りで目が覚めちゃったので、はく製は完成しなかった。   夢の中では、当たり前のように作業してたけど、起きてから気持ち悪くなった。   祖国の事、好きなのに。 108 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@国民いっぱい}:2009/07/26(日) 17:53:18 ID:???   &font(u,#3366ff){>>107}   お前、B国民とのハーフだったりしない? 109 :&font(b,u,#3366ff){露国民}:2009/07/26(日) 17:57:16 ID:???   &font(u,#3366ff){>>108}   母方がB国民だった気が 110 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@国民いっぱい}:2009/07/26(日) 18:02:54 ID:???   &font(u,#3366ff){>>109}   そうか…うん、悪いことは言わないからよっぽど必要じゃなかったら   B国に踏み入れるのはやm 111 :&font(b,u,#3366ff){露国民}:2009/07/26(日) 18:04:12 ID:???   &font(u,#3366ff){>>110}!&font(u,#3366ff){>>110}!? 112 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@薔薇いっぱい}:2009/07/26(日) 18:04:40 ID:???   &font(u,#3366ff){>>109}   遺伝なのか…もう菌っていうレベルじゃないねこりゃ   &font(u,#3366ff){>>106}   確かに、怖いって言うよりは物悲しいね…切ないわ 113 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@薔薇いっぱい}:2009/07/26(日) 18:09:24 ID:???   ってああああ&font(u,#3366ff){>>110}!!!!!   &font(u,#3366ff){>>98}助けに行ってあげてえええええ 114 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@ピロシキいっぱい}:2009/07/26(日) 18:27:15 ID:???   ちょ!&font(u,#3366ff){>>110}!?   &font(u,#3366ff){>>111}   無事を祈りつつ自分に耐性あるわけわかった。自分は父方が祖国の姉系なんだよ。   BさんてUさんの事うとましく思ってるらしくてね…。   祖国はUさんの事別に怖がってないでしょ?だから嫉妬してんだよ。   今思うとBさんに襲われたり引っ越して行った人ってこころなしか   U国系の住人が多くて、逆に結婚結婚言い出す人はB国系が多かった気がする。   もちろん逆もいるけどそのパターンが多かったよ。お互い気をつけた方がいいね…   &font(u,#3366ff){>>113}   ごめん無理。しばらく家に戻りたくない。   祖国にきいてみたけど極東のヤポーニヤ製のじゃかりこサラダがあればなんとかなるかもしれないって 115 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ピロシキいっぱい}:2009/07/26(日) 18:36:16 ID:???   あそこ現地語ではニホンっていうのか…。   てかさすがに日本どころかアジアに知りないなんていないよorz   だいたいじゃかりこサラダってお菓子が存在すること自体今日初めて知ったのに…   もちろん近くには売ってないorzorz   だれかこのスレに日本人いない? 116 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@塩鮭いっぱい}:2009/07/26(日) 18:38:56 ID:???   ( ´∀`)日本人居るよー 117 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@二次元いっぱい}:2009/07/26(日) 18:48:15 ID:???   日本人だけど、   そんなん関わるのいやだよ…怖いよ   どっか、輸入物系のお店に行けば、売ってるかもよ? 118 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@塩いっぱい}:2009/07/26(日) 19:48:14 ID:???   &font(u,#3366ff){>>115}   なに、じゃがりこの美味さを知らぬとは!?   これは布教が必要だな!   つ じゃがりこサラダ じゃがりこチーズ じゃがバター   まずは各10個送りつけておいた。食べてみろよ!嵌るから! 119 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ボルシチいっぱい}:2009/07/26(日) 20:25:04 ID:???   &font(u,#3366ff){>>118}   ちょwwwなんか本当に届いたしwww   生の日本文字なんて初めて見たよ。自分にはアラビア文字と区別がつかんw   あと多分&font(u,#3366ff){>>110}は特定したから今からこれ持って逝ってくる…間に合えばいいけど。   もし1日たって書き込みがなかったら粛清されたと思ってくれ… 120 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@薔薇いっぱい}:2009/07/26(日) 20:27:20 ID:???   &font(u,#3366ff){>>118}   お前イイヤツダナー   &font(u,#3366ff){>>119}   今度こそヴァンと薔薇とお菓子いっぱい持っていくから、一緒に祝杯をあげような? 121 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@切手いっぱい}:2009/07/26(日) 21:51:30 ID:???   &font(u,#3366ff){>>119}   まあでもBさんもRさんの事が好きなだけだからRさんの国民を傷つけたりはしないでしょ   うちの祖国も隣国の事だいすきだからねw   そんな事より自分の経験   うちは隣国SさんとOさんに囲まれたちっちゃな小国。   それでも混乱の世界大戦期を挟んで200年も生き続けた祖国はとても頭がいい。   自称ヒーローとかから地味に嫌がらせされつつも巧みに国民のためにお金を稼いでいる。   幼い外見に上品で華麗で無邪気でお兄様っ子の普段の姿からは想像もつかないかもしれないけどね。   よくウチには可愛らしい祖国の虜になって観光名目で入国してSさんにセダーンされてるけど、   祖国はそんな変態という名の猛者にも優しく手を差し伸べてSさんからかばって   「二度となさらないでくださいね」って微笑んで帰してくれるんだ   自分はそんな優しい祖国をそっと見守るのが好きだったんだ。   祖国が本気で怒ることなんてまず見たことなかったし、見ることはないと信じてた。   でもそれが打ち砕かれる日は突然やってきた。   欧州評議会が行われて祖国も首相と一緒にストラブールへ行った。   自分も仕事で着いて行ったんだ。   いつものように穏やかな微笑浮かべて各国やその上司とあいさつしてた祖国が   突然見たこともないような険しい表情で二人の国を睨んだんだ。   仲の良さそうな小柄な女性国家と大柄な男性国家の二人組だったんだけど   その二人も祖国と目が合うと女性は視線をそらして男の方は祖国を睨み返してた。   祖国を睨んだ男性国家は結構ガタイが大きくて怖かったんだけど   祖国は全く怯まず見てるこっちも背筋が寒くなるような冷たい気迫のこもった眼で二人を睨んでた…。   その様子が怖くて誰も近寄れなかったんだけどSさんOさんHさんが   3人の間に割って入って何とかおさまった。   呆然としていると祖国が自分をいつものように優しい目で見つめてビクッとなった。   祖国は近づいてきてもう心臓バクバク…。   あこがれの人が近づいてきたというのに恐怖しかなかった。   「ごめんなさい…少し気が立ってたようです…。そんなに怯えないでくださいまし…」   って泣きそうな声で手を握ってくれた。よかった…。いつもの祖国だ。   と、安心すると同時に罪悪感を抱いた   後で知ったんだけど祖国が睨んだ二人はかつて夫婦だったCさんとSさん。   昔うちの公爵様からCさんの家にあった財産を奪った因縁のある国らしい。   書いてみると大した事ないように思うけど   優しいお人だとばかり思っていた祖国の心の闇を覗いたようで怖かったよ… 122 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@二次元いっぱい}:2009/07/26(日) 22:04:52 ID:???   &font(u,#3366ff){>>121}   まさか彼女の怖い話を聞くとは思わなかったよ…   普段おとなしい人・やさしい人ほど怒ると怖いよね   でも、怖がらないであげて、普段は優しい人なんでしょ?   みんな心の中にそういう部分は少なからずあるよ 123 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@薔薇いっぱい}:2009/07/26(日) 22:41:28 ID:???   たった今経験した体験だ   今も手が震えてうまく文字が打てない   俺、祖国の近所に住んでるんだけど‥   信じられないかもしれないけど。祖国が…うちの祖国が   服着てた   俺、生まれて初めてプライベートで祖国が服着てうろうろしてるの見ちまって…   どうしよう   俺これから服を着た祖国とどうやってつきあっていけばいいのかわからない   だれか助けtくれ 124 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@二次元いっぱい}:2009/07/26(日) 22:49:24 ID:???   &font(u,#3366ff){>>123}と同じようなものだと自覚しつつ   いいですかね   祖国が   「最近アニメなどを見ると疲れてしまって…   あまり見てないんですよ」   だって…   目、目が疲れるんで紆余ね?そうですよね? 125 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@切手いっぱい}:2009/07/26(日) 22:52:07 ID:???   &font(u,#3366ff){>>122}   大丈夫!あれも祖国の一面だと思って受け入れたし祖国が好きなのに変わりはないよ。でもいつか仲直りしてほしいな…   &font(u,#3366ff){>>123}   えっ 126 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@塩いっぱい}:2009/07/26(日) 22:57:46 ID:???   &font(u,#3366ff){>>124}   何それこわい 127 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ヤンデレいっぱい}:2009/07/26(日) 23:02:17 ID:???   じゃあ…俺もいいかな…   このスレとかでいう「国民」されきってない俺だけど、   先ほど、   祖国が祖国兄・姉の隣国と仲良くしゃべっているのを見た…   えっ   なにそれ   こわい 128 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ユニコーンいっぱい}:2009/07/26(日) 23:29:30 ID:???   ちょwww何この流れwww   …でも自分も祖国が作った料理がまあまあおいしかった時は   本気で天変地異の前触れだと思った 129 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@白米いっぱい}:2009/07/26(日) 23:51:14 ID:???   &font(u,#3366ff){>>128}この1レスだけであなたが国民されきった素敵な方だとわかりましたよ 130 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@ボルシチいっぱい}:2009/07/27(月) 00:02:54 ID:???   ただいまお前ら。   とりあえず&font(u,#3366ff){>>110}は軽度の結婚病にかかってたけど   Bさんからひきはがしといたから多分大丈夫…だと思う。   Bさんには&font(u,#3366ff){>>118}からもらったじゃかりこサラダを全部渡して解放してもらった。   一個だけ返してもらったけど食べてみたらめちゃくちゃ美味しかった。   全部渡さず3種類を一個ずつ渡しとけばよかったな(;J・)グスン   とりあえず&font(u,#3366ff){>>118}と心配してくれた&font(u,#3366ff){>>120-121}はありがとう   とりあえずボルシチ作って待ってるけど全裸にバラはやめてくれorz   間違いなくお前も結婚菌の近縁種に感染してるからw 131 :&font(b,u,#3366ff){南伊国民}:2009/07/27(月) 00:58:03 ID:???   俺、ヘタレヘタレ言われる国の、南に住んでるんだ   そんなんだから祖国は少し柄悪い方なんだよね   でも、北の方がコミュ能力に秀でてるし目立ってるけど、   俺の祖国にもいいところはいっぱいあるんだ   国民の為に一所懸命やってくれるし、一度決めたら信念は曲げないし、   なにより、弱い者の気持ちが分かるいい祖国なんだ   前置きが長くなったけどさ、俺が朝の散歩してたら、   祖国と祖国の弟が庭で朝ご飯食べる場面に遭遇したんだよ   その日はトマトのスパゲッティだったらしくて、   通りがかった俺が遠目に見ただけでも凄く美味しそうだった   でも祖国、食べないんだ。   トマトもスパゲッティも大好きなのに、手もつけようとしない   体調でも悪いのかなーと思ってたら祖国は弟の方を見て言うんだ   「なぁ○、これはトマトだよな?」   何言ってんだ祖国、と思ってたら、祖国は顔が青白いまま、   「人間じゃないよな?血じゃじゃないよな?トマトだよな?   食べて大丈夫だよな?綺麗綺麗しなくていいよな?」   そのうち祖国は泣き出して、祖国の弟もつられて泣いてた   さっきも言ったように、国民想いの優しくて弱い者いじめをしない祖国だから、   そんな奇妙な発想は自分でわかないと思う。   だから誰かに吹き込まれたんだと思うんだけど……   ……もしかして、&font(u,#3366ff){>>103}と関係あったりする? 132 :&font(b,#009900){国民さん@UFOいっぱい}:2009/07/27(月) 13:04:53 ID:Yg66ifPc   君たちS国民とI国民のせいで、順調にトマトが食べられなくなりそうなんだぞ 133 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@UFOいっぱい}:2009/07/27(月) 13:09:33 ID:???   おっとメル欄失礼   そういえばこの前宇宙人と話してる祖国を見かけたんだが   あれはもしかしてアメリカでは日常的光景なのかい?   米国民だけどどちらかというと北の隣国に惹かれる性格なんで、怖いんだぞ 134 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@胃痛いっぱい}:2009/07/27(月) 18:01:11 ID:???   &font(u,#3366ff){>>133}   噂によるとごく普通の風景らしいよ、友達なんだとか   でもうちの祖国曰く普段は麦畑なぎ倒して遊んだりするくらいだから特に怖くないんだって   ただし気に入られると問答無用で誘拐されるって噂もあるけど   そんなうちの祖国はこの間憧れのBさんの後をつけながら、   「Bちゃんが誰かにつけられてるって噂だから助けてあげようと思って」とか言っていたらしい   祖国……少し休んでください…… 135 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@萌えいっぱい}:2009/07/27(月) 18:24:47 ID:???   我輩は永久凍土地帯だろうと離島だろうと死に物狂いで   ブツを配達するという極東に住まいし伝説の黒猫一族なんだニャー   しかし今朝方、生まれたばかりの新米配達員が   天地無用決して落としてはいけないという禁断のパンドラの箱を   落下させてしまったんだニャー   外装は普通の茶色い無地の箱にゃんだが   そこに貼られし封印の札がピンク地にデフォルメされたアニメキャラの顔が   いくつも違うバリエーションで刻印されているという代物なんだニャー   我輩達もイタリア支部のように殲滅作戦を決行されてしまうのかもしれニャい…   さらばニャ、人間たちよ… 136 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@遺跡いっぱい}:2009/07/27(月) 18:42:00 ID:???   なにそれこわい…… 137 :&font(b,u,#3366ff){露国民}:2009/07/27(月) 18:57:08 ID:???   一昨日霊感のある祖国、霊感のあるイギリスさん、   霊感のあるニート(俺)の3人で和歌山県串本の出る民宿に泊まりました。   電気消して煙草吸って酒飲んでたら1時頃スーツ着たオッサンが部屋の真ん中に現れました。   イギリスさんが霊にのしかかりました。   祖国が周りで⊂(^ω^)⊃ブーン!おっおっをしました、   その後祖国は酒を霊にかけました(ジンジャエール割り)   そしてイギリスさんが「生姜戦隊ジンジャー!」と叫ぶと同時に幽霊は消えました。   僕はアイドルお宝サイト見てました。   今日900円の駅弁買うため2000札を払った9100円お釣りが来ました。   感謝。 139 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@トマトいっぱい}:2009/07/27(月) 19:25:48 ID:???   &font(u,#3366ff){>>132}   うちの子達がごめんな、お詫びに132をトマト祭りに招待したるわ~   て、祖国が言っとったわー。   伝えたからな? 140 :&font(b,u,#3366ff){国民さん@毛量いっぱい}:2009/07/27(月) 19:49:25 ID:???   逃げて!&font(u,#3366ff){>>132}さん超逃げて―――――!!!   と叫びたくなる気迫を受信したのは私が英国民だからなのかな…ゴクリ   おかしいな?一度も妖精さんとか見たことないんだけどな? 141 :&font(b,u,#3366ff){132 国民さん@UFOいっぱい}:2009/07/27(月) 20:00:18 ID:???   なんだい?俺が何かしたってのかい?   なんなんだよ!トゥースキュアリーすぎるんだぞ!!   そういうのは肝が据わってそうな祖国にやってほしいんだぞ!!   &font(u,#3366ff){>>134}   おおおおおおおお   キャトルミューティレーションはどうか勘弁 142 :&font(b,u,#3366ff){国家さん@国民いっぱい}:2009/07/27(月) 20:05:14 ID:???   &font(u,#3366ff){>>137}   幽霊かわいそす 143 :&font(b,u,#3366ff){1/9@日国民}:2009/07/28(火) 06:33:24 ID:???   ちょっと長いから嫌な人はスルーしてくれ   2年くらい前の個人的には洒落にならなかった話。   大学生になって初めての夏が近づいてきた金曜日頃のこと。   人生の中で最もモラトリアムを謳歌する大学生といえど障害はある。そう前期試験だ。   これを無事にやり過ごし、単位を獲得しないことにはせっかくの夏も存分に楽しめない。   大学で出来たまだ少し距離感のある友人達(AとBとする)と翌週から始まるテストに備えて   俺の部屋で試験勉強に励んでいてた時   A「試験勉強ウゼー。飽きた。ちょっとここらで気分転換しねぇ?」と言い出した。   B「んじゃ、どうする?ゲームでもする?」もう一人の友人が応える。   A「時期的にはちょっと早いけど肝試しとか?」   B「いやw 女もいなくて『キャー!B君コワーイ!』とか     キャッキャウフフもないからメリットねーじゃん」   A「俺らまだでつるみはじめてから日が浅いだろ?     ここらで友情を深めるイベントをと思ってさ」   ちょっと引き気味で   B「お前・・・まさかガチ(ホモ的な意味で)じゃねーよな?」   A「んなわけあるかwww 気分転換にはいいと思うんだけな俺は。     実はこの近くでそれっぽいポイントを見つけたんだ。     んで実は昼間のうちに準備もしてきてたりするんだが」   俺「準備済みとか段取り良すぎだろw」   Bは最初嫌がってたが、目的地が噂の心霊スポットとかじゃなくてチャリでいける距離にある   ただの無人の神社だとわかるとしぶしぶだが了承した。   一方、俺は怪談とかは結構好きで、肝試しにも乗り気だった。   俺は全くの零感なもんで、中学生の頃に地元で仲の良かった友人達と有名心霊スポットに   行ってみても何か見たり、何かが起こったりってことは今まで一度もなかったからまぁ気楽に考えてたんだな。   目的地の神社に到着して、A曰く   「別に心霊スポットって訳でも無いからみんなでウダウダ言いながら行って帰ってだったら、    なんの面白みも無い。だからちょっとした準備をしてルールを決めてやろうぜ」とのこと   肝試しのやり方は   ①3人でまず神前に入りお参りして神様に肝試しのお断りを(3人とも小心者だったので・・・)   ②神社の裏手で火が燃え移る恐れの無い場所に風除けを立てて蝋燭(アロマキャンドルで代用)を3本設置   ③神社の入り口まで戻る   ④一人づつ順番に先ほどの蝋燭のところまで行き、行ってきた証拠に蝋燭に火を灯して帰ってくる   ⑤全員が終ったら、全員で蝋燭の元に戻り、火を消して蝋燭と風除けを撤去   ⑥最後に神前で「おさわがせしました」と御詫びして帰宅   というもの。じゃんけんでB、A、俺の順番となった。   内心で最もビビってそうに見えたBが一番最初だったので大丈夫かとか思ってたが、   目に少し恐怖の色が見えたものの、当然のことだが、   何も起こらなかった様で普通に戻ってきた。   次に行ったのがAだが、さすが肝試しの発案者だけあって全く平気な様子で戻ってきた。   そして最後の俺の番となった。   小さな神社であるため、鳥居をくぐるとすぐに神社の拝殿が見える。   夜の神社というだけで不気味ではあるが、この日は風もあまりなく月明かりも出ていたので、   それほど恐怖感はなかった。   拝殿を通り過ぎ、本殿に沿って裏手に回る。   俺達が設置した場所に二つの炎が灯った蝋燭が見える。   「やっぱり何も起きないか」   と安堵とわずかな失望が入り混じった微妙な心境で最後の蝋燭に火を灯した。   その後、もと来た道を戻り友人達の元に戻った。   3人揃った所で、「やっぱり何も起きねーかー。」   「でもなんやかんやでこの雰囲気はちょっと来ねぇ?」とか   無駄口を叩きながら蝋燭の元に戻って火の始末をして回収したが、   この時もやはり何も起こらなかった。   最後に、何も起きずに無事帰途につけることのお礼と   「おさわがせしました」の御詫びをして拝殿を離れた。   そして、後十数歩で鳥居というところまで戻った時だった。   背筋に氷柱を入れられたような悪寒ともに肌が一気に粟立つ感覚に襲われ立ちすくむ。   決して背後を振り返らないように隣を見るとAもBも同じものを感じたらしく立ち尽くしている。   俺「まさか・・・な」   A「おいおい、やっぱ神様怒ってんじゃね?」   軽口を叩いてはいるもののその顔に余裕はなさそうだった。   A「出口の自転車のところまで後ちょっとだし、     土産話が出来ると思っていっせいので振り向いてみようぜ。」   B「バカいうな。こういうのは見ない方がいいって相場が決まってる。     このまま振り向かずにチャリ乗って帰るべきだろ。」   そんな中、その時の俺はというと、今ままで霊体験を一度もしたことがなかったこともあり、   恐怖よりも好奇心が勝っていて   俺「いやいや、コレこそが肝試しじゃね?これはいっとくべきだろ。」   そんなこんなでウダウダ言ってる間にも背後の気配は徐々に濃密になっていく。   Bも俺とAに押され、結局全員で一斉に振り向くことに。   最初にぱっと見た限りでは、月明かりに照らされた神社の境内には何も見えなかったが、   目を凝らしてみると自分達と拝殿の間あたりに黒い水溜りのようなものが見える。   「あんなところに水溜りなんてあったけ?」   さっき通ってきた時には確かにそんなものはなかったはずだ。   気付くと、つい先ほどまで聞こえていた微かな葉音も止んでおり、   耳が痛いほどの静寂に包まれている。   とぷんっ   小石を川面に投げ込んだような水音が微かに聴こえたような気がした。   見ると先ほどの黒い水溜りのようなものに波紋が広がっている。   そこからゆっくりと漆黒の2本の手の様な物が水溜りから突き出され、   何かが這い出そうとしているように見えた。   その時、あれは幽霊とかそんな生ぬるいものではないもっと禍々しい何かだと自分の直感が告げていた。   頭のようなものがぬるりと持ち上がってきたところで、   俺達は弾かれたようにその場から逃げ出した。   自転車に飛び乗り元来た道を全力で走る。当然後ろを振り返って確認する余裕などなかった。   3人とも這々の体で、元いた俺の部屋に転がり込んた。   部屋のドアにしっかりと施錠した後、まだ恐怖の余韻が残る中、   「なんだよアレ。やばいやばいやばいやばい。」   「俺、幽霊とか見たこと無いけど、アレは絶対やばいって   雰囲気的に幽霊とかのレベルじゃねーよ。」   沈黙が恐ろしくて、みんな口々に意味の無い事を言い合っていた。   しかし、その後しばらくたっても神社で見た何かが追って来ている様子がなかったので、   電気を点けっぱなしにして、ミニコンポから音楽を流しっぱなしにした状態で寝ることになった。   恐怖感からか目が冴えて全然眠れなかったが、   朝日がカーテンの隙間から差し込む頃にはそれまでの緊張感から   うとうとし始めていた。その時に夢を見た。   その時に見た夢というのが風景も何もなく真っ暗な場所に、   肝試しに使った蝋燭が3本立っており、その内の1本に   炎が灯るというもの。目が覚めてから聞いて見るとAとBも同じ夢を見たらしい。   全員が同じ夢を見ていたということに気持ちの悪さを覚えながらも、その日は解散となった。   その日(土曜日)の夜、再び同じ夢を見た。暗闇に蝋燭3本が立っている。   前回と違ったのは、3本の蝋燭の2本目に   炎が灯ったこと。目が覚めてから何かを暗示しているようで、   気味が悪かったが週明けの試験のこともあったので   あまり外出もせず勉強に励んだ。   予感していたことだが、日曜日の夜にもやはり同じ夢を見た。   今度は3本目の蝋燭に炎が灯された。   何か嫌なもの予感させる夢だったが、試験をサボるわけにもいかず大学に出かけた。   同じ講義と試験を受ける予定だったAとBが来ていなかった。   気になりながらもその日予定されていた講義と試験を   無事に終え、とりあえずAの携帯に連絡を取ってみたところ、   少し混乱をしていて要領を得なかったが、   A曰く「2本目の蝋燭が灯った夢を見て目覚めた日に神社にいたアイツが来た。」   ソレに気を取られたからなのか、何も無い階段で足を踏み外し、   足を骨折して今、病院だという。   今度はBに連絡とったところ、Bも似たような感じで自転車で事故に逢い入院中とのこと。   とりあえず、二人とも生きてはいることがわかりホッとしたものの、   次は確実に自分の番ということに気付き   ジワジワと恐怖感がせりあがってくる。   そんなところに突然声をかけられ、座っていたキャンパス内のベンチから   思わず飛び上がりそうになる。   声をかけてきたのは隣に住む祖国だった。   祖国「どうしたんです、顔色が悪いですよ?」   俺「なんだ、祖国ですか脅かさないでくださいよ…」   祖国は知り合いを探すように周りをちょっとキョロキョロしながら、   祖国「別に脅かすつもりはって…」   祖国「ちょっと、Dさん(俺のこと)なんてモノ連れてんるんです。」   俺「ちょっ…連れてるって何の話ですか? 何か視えるんですか。     ってか祖国視える人なんですか?     そんな話今まで一言も言ってなかったじゃないですか。」   祖国「ちょっと、一気に質問しないで下さいよw」   ここで祖国についての説明と祖国から聞いた話をまとめると   祖国について   ・隣に住む祖国(イギリスさん(魔法やら奇跡やら使える)が知り合いに)   ・地元の神社をやってる   ・昔からいろいろと視える性質だそうだが、わざわざ人に喋ることでも無いし、    喋ることで鬱陶しいの(そういうのが好きな人間)にまとわりつかれるのも嫌だからとのこと。   聞いた話   ・何か得体の知れないものが憑いてる。(人間の霊とかで無く良くわからんらしい)   ・話を聞いた限りでは物理的に害を与えるというよりも、精神に障るタイプのヤツっぽい。   ・憑かれたままだと碌な目に遭わないはず、下手すりゃ死ぬかもとのこと。   その話を聞いて今も視えるか聞いてみたら   祖国「ほら、あの並木のあたり」と言って祖国は向こうに見える並木道を指差した。   俺「講義や試験を終えた学生がぞろぞろ帰ってるのが見えるだけですが・・・」   祖国「じゃ、メガネ外してもう一回。歩いてる人の足元あたりに注目して下さい」   俺「!!!!」   周りの風景や人はぼやけて見えるのに、   辛うじて人の形に見える漆黒のタールのようなものの上半身が   這うような姿勢のまま静止しているのがはっきり視える。   祖国「見えました?クロウリングケイオス(crawling chaosかな?)って感じですよねw」   俺「祖国は神社の神主をされてましたよね?お払いとか出来ないんですか?」   祖国「無理ですねw 自分に変なのがまとわり憑かないようにすることで精一杯です。     まだ修行が足りませんw」   祖国「それにしても何したんです?     普通に心霊スポットとか行ったぐらいじゃあんなの拾ってきませんよ普通www」   俺「マジ笑い事じゃないですよ。神社で肝試ししただけですよ。俺ら。」   祖国「うーん」   何か含みのある様子で軽く唸ると、急に祖国が俺の手を引いて   祖国「ま、こんなトコで立ち話もなんだし、ちょっと飲み屋にでも行きましょうか?      奢ってあげますから。」   祖国「私とくっついてたらとりあえずは大丈夫です。      あと貴方は結構運がいいですね。イギリスさんが用事ついでに、      私のトコに寄る予定があるんです。      後、2時間くらいで着くはずだから安心して良いですよ。」   そう言いながらグイグイ俺を引っ張っていく。   結局、2人で個室のある飲み屋に入り先ほどの話の続きをすることに。   飲み屋に腰を落ち着けて、事の経緯を説明し、いろいろ聞いた話をまとめると以下。   (聞いた時にわからなかった言葉とかは後でググッて補足しています。)   ●祖国ではお払いが出来ないことについて   ⇒普通、神職自体には、霊とかその他諸々を払う力は無い。    祀ってる神様の力を借りないことには払えない。    そもそも神職は巫覡に端を発しているので、霊を成仏させたりする坊主とは違う。    神様の力を借りるには相応の舞台装置が必要。    つまり神社の外では依り代とかがなければ大したことは出来ない。   ●神社の境内は神域のはず、なんであんなのがいるのか?   ⇒坊主の作る結界とは違い、神社は神を降ろすための舞台装置   (神を降ろし易くすための場)にすぎない。    神域とは舞台装置である神社に神が降りることによって始めて力を発揮する。    神職や管理者がいたり、キチンと定期的に祀られてる神社は、    神域として正しく機能しているためおかしなものは寄り付かない。    逆にそうでない神社は何か寄せるための舞台装置だけがある状態。    色々とおかしなものが集まってくるので危険。   ここまで話を聞いて疑問に思った事を聞いてみた。   俺「なんでイギリスさんが来たら安心なんですか?     イギリスさんて魔法や奇跡やら起こせるだけでそういうのには何も出来ないんじゃ。     それとも祖国と二人で力をあわせれば何とかなるってそういう話ですか?」   祖国「違います。ただ、あの人は色々と特別なんです。     向こうの神様に守られてるんですよね。具体的な効果範囲はわかりませんけど、     少なくともイギリスさんの視認できる範囲内には、     幽霊とかその他もろもろの危害を加えるものは近寄れません。」   俺「それを聞いて気付いたんですけど、もしかして、     地元の心霊スポットとかで肝試しした時に何もおこらなかったのって…」   祖国「そう、いつも私と一緒にイギリスさんいたでしょうww」   俺「でも、なんでイギリスさんだけそんな特別扱いなんです?     そもそも神様が1人だけを守ったりとかあるんです?     そういうのって全世界にあって、しかも有名な神様だと分霊でしたっけ?     とかされて同じ神様を祀ってるところがいっぱいあるのに」   祖国「んー。ちょっと長くなるけど良いですか?」   祖国より聞いた話(特定されない程度にぼかして記載している箇所があります。)   ・祖国の神社(A神社とする)は、全国に同じ名前の神社がある、つまり総本社の分社。   ・ただ、祖国のところは、元々は別の神社(B神社とする)を管理してきた。   ・B神社は今もあるが、現在その直接的な管理は、B神社がある地域の町内会がおこなっており、    祖国は、それをサポートする立場。   ・B神社は決して大きくは無いが延喜式神名帳にも記載されていた    それなりに歴史のある式内社(少なくとも千年以上)   ・B神社は、全国的に見ても少し特殊な神社。(主祭神と建築様式の2点において)   ・ある神様を祀っているが、その神様を主祭神としている神社は、全国でB神社のみ。   ・B神社は、平安時代以降のある時代に戦乱だか災害だかで一度消失し、    近年に再建された歴史を持つ。   ・神社が再建されたのは表向きには、神仏分離令が出た後に、    その地域にも由緒正しい神社があったことがわかり、    これはぜひ再建するべきとの機運があったためとのことだが、    その地域の鎮守としてB神社がなかった空白期間が    長かったため、定期的に祖国が封じるための儀式を行ってきたけれでも、    それでは抑えきれず、封じてた何かの    悪影響が出るようになっていたからとのこと。   ・それをあらわす証拠が再建された時の建築様式に現れており、    いくら由緒正しいとは言え田舎の小さな一神社には    ありえない特徴があり、その再建した時代にその神社が重要視されていたことがわかる。   ・再建後は、B神社は鎮守としてきちんと祀られ(収穫祭ではあるが秋祭りもある)、定期的にその神社で    儀式を行っているため、その何かは封じられていると事。   まあ、長々と書いたけど関係無いはなry   因みにイギリスさんは神様の一部を常時降ろしているような状態で強力に守護されているため、   イギリスさんの周りはイギリスさん自身の体を舞台装置(依巫)とした   一種の神域のようなものになっているとのこと。   よってイギリスさんにとっては俺に憑いている程度のものを払うのは   大したことでは無いという訳だそう。   場合によってはイギリスさんがこの飲み屋に着いただけで、   憑いていたものは消滅してるかもと祖国は笑っていた。   そんな話をしているうちにイギリスさんが飲み屋にやってきた。   祖国から話を聞いた後だったが、1年ぶりにあったイギリスさんは、   俺には普通の今時のイケメン兄ちゃんに見えた。   英「久しぶりだな。日本から電話で聞いたけど、なるほど、ちょっと「障られて」るな。」   そう言うとイギリスさんは俺の頭を軽くポンっと叩いて   英「よし。これで大丈夫だ。」   俺「へ!? もう終わりですか? もっとこう祝詞的なものとかは必要ないんですか?」    (地球生まれのTさんの『ハァー!!』みたいな気合的なものとかもなかった。   本当に軽くポンと頭を触られただけ…)   英「ねーよw これでOKだ」   祖国「うん。頭から伸びてた紐みたいなのがもう視えませんから大丈夫です。」   物凄く拍子抜けしたが、その後、3人で飲んだ後にうちに帰って寝たが、例の夢はもう見なかった。   (翌日、入院しているAとBについてもイギリスさんに払ってもらった。)   AとBが怪我したものの最終的にみんな無事だったのでよかった。   得られた教訓としては無人の神社には近づくなって事。   投下した後でなんだが祖国の怖い話じゃないなこれw ---- [[前>洒落にならない祖国の怖い話-02]] [[次>洒落にならない祖国の怖い話-04]] ---- #right(){&link_up(上へ戻る)}

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