戦力分布

戦略を構築するときに考慮、または参考するべきメンバーの戦力バランス。
おもに味方の装備、アイテムポーチ、作戦、性格が要素になる。

装備とアイテムポーチは読んで字のごとくである。
どういう装備でどういうポーチ構成かがわかれば、そこからどのような戦術を
とりうるかが見えてくる。これは、戦力分布におけるもっとも重要な要素である。

しかし、ある構成で準備されていたとしても、それをどのように使っていくかは
プレイヤー次第といえる。
ここに、敵が何であるかによって、何が有効であるかということと
戦いの中で攻略法を妨げる要素は何であるかが決まる。
そこで、基本的に誰がその有効手段(攻略法)を使うかが決められるようになり
その戦力をカバーする方針も決定する。おおまかな役割(ポジション)の決定である。
もし、前約束が何もない野良のパーティの場合は
全員が攻撃するのを基本にするのであるが、P2Gにおけるショットボウガンのように
明らかに状態異常?に特化した装備を用意している場合は
「多分麻痺ガンなんだろうな……」と推測することもできる。
このポジションは、戦闘における行動の方針・傾向を決定するので、
戦力分布の重要な要素と考えている。

準備・作戦から決定する大枠の戦力分布は、
実際の戦闘で起こる不確定の要素により多少変化する。

たとえばリオレイア?に対して
一人が超絶一門(A)、一人が龍壊棍?(B)だったとする。
さらに一人はボウガン(C)で、アタッカーハーフだったとしよう。
基本的にはAとBは攻撃を担当し、支援するつもりがあるなら
アタッカーハーフであるCがアシストをしながら攻撃することになるであろう。
しかしAが攻撃を食らいながら、Cのほうへレイアが移動して
C一人がレイアに追いかけまわされている状況を想像してほしい。
この場合、自分でレイアをさばいていて
ほかの味方は被弾していたり距離を開けられていたりするので
支援の効果はほぼないと言っていい。
そこで、役割分担を堅持するつもりであれば
全力で攻撃を回避しながら
攻撃手のほうへ攻撃を誘導するのであるが、
短時間で攻撃率を優先するならせっかくアタッカーハーフなので
そのまま攻撃したほうが効率はよい。
このとき、もし、攻撃手のほうが生命の粉塵など、サポート用のアイテムを
持っていたら、Aの体力回復やCの被弾に対するフォローなどを
行う「もう一人のサポーター」が成立する。
この状況では、攻撃手と支援手が役割を入れ替えているので、
戦闘中に戦力分布が大きく変化したことになる。

こうした役割の変化も含め、行動の指針に関しては、本人の性格によるところが大きい。
味方が被弾して散ってしまっても自分は絶対攻撃しないという支援手、
支援手でいつもは攻撃せずにじっと見守っているが
攻撃するものが近くにいなくなった場合は一歩前に出て攻撃を一人で担当しようとする支援手、
さまざまなものが考えられる。
逆に、回復弾も、必ず撃つ者もいるだろうが
攻撃のほうに集中して回復弾はよほどピンチでなければ使わない
という銃士もいるのである。
このような差異も把握することができれば戦力分布の中に入れてかまわない。


支援手が戦略や戦術を構築し、優先順位を設定するときは、戦闘中であるのと
準備中であるのとにかかわらず、上記のような戦力分布を参照することで、
そこから味方が何をしようとする確率が高いかを導くことができる。
また戦力分布の偏りを察知して、必要な支援術を考えることもできる。

基本的に戦力分布という考え方は準備段階のものを指す。
(戦闘中の、役割などを考慮する戦力分布はただ単に「戦況」と言っても
 いいかもしれない)
戦闘中の変化に対応するためには、準備段階でそれぞれがどのような
戦力をもっていたかを把握し、意識することで
柔軟でありながらも戦術に方向性を持たせることができるのではないかと
考える次第である。

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最終更新:2010年05月08日 19:47
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