戦術眼

注:サフィニア邸の記事

「頭で先回り」(支援論第三類)


重支援アタッカーハーフ最大の壁である、リロードの遅さを
乗り越えるにはどうしたらいいのか。
…乗り越えるも何も、遅くても大丈夫なくらいお相手の隙はいくらでもあるじゃないか?
……ちっちっ、そうじゃ~なくて。
相手は味方。しかも狙うはいい感じに食らってから回復しようと思うまでの間に
できるだけ敵は回復させずに(大体させますけど)
動き回る味方に当てて(その味方が動かなくなる瞬間を狙いますけど)
戦線を維持しようとするその間。
アタッカーハーフたるもの攻撃せねば名折れになりますが
それだと上記のような緊急の場合にはどうしても間に合わなくなるというのが
あのリロードスピードの正直なところです。
だったら、あの「第一の技」は諦めなければならないのかというわけでもなく、
むしろ私はここをこそ乗り越えたい、そして乗り越えればかなり高いレベルで
アタッカーハーフが名乗れる。そう思ったわけです。

乗り越えるといっても、やっぱりそんな七面倒なときにわざわざ
難しい回復弾を持ち込む必要はなかろうと言って粉塵回復。
もちろん、その選択は間違いじゃないし回復させるということを念頭に置いた場合は、
回復弾よりも効果の確実性が格段に高く、回復支援のアイテムとしては粉塵、
あるいは広域スキルを使った回復というのは理想的でさえあります。
とはいえ量や質の話をする前にそういう回復はあくまで合目的的でしかなくて
パーティプレイの場がエンターテインメントだとか
技の披露の場としての役割もかねてるということを考えると
確実性のない手段だって全然出番があるということで回復弾。
それでは、装填が間に合わないという問題はどうするか、
こうなると必然的にリロードの開始はそれまでよりも早くなります。
攻撃を食らう前に、または、攻撃をしはじめる前にすらリロードスタートが
要求されることはあるでしょう。
するとガンナー自身(中の人)に要求されるのは射撃技術よりも
確かな観察眼(分析力というより注意力の持続)で次の展開を予想し
それにあわせた弾選択をするということ、になります。
展開を予想する材料にはいくつかあって、
まずは最初の準備段階で誰が強いか予想しておくこと、
次に実際狩ってみてどれくらいの腕か当たりをつけること、
これが下準備(基礎戦略)になります。こうしておくと
大体危険なのは誰かということで注意力の配分や攻撃計画を立てるときの軸ができます。
これが済んだら今度は今進行中のクエがどういう展開、進行か、ということです。
誰が攻撃することになってて、それがどれくらいうまくいってるか。
ヘイトの具合、敵の体力、ロケーションなど、状況から次を判断するという
状況把握と、それから戦術構築にいたるまで、
何を情報として取り入れるために何に注目し、
どれを材料にどんな戦術を立てるかということに
サポーターとしての腕が問われることになります。
それにはやっぱり経験と思い入れがモノをいうことになるでしょう。

経験を積んで何を養うか、というと 目です。
まずは回復弾を装填して、何もしないで待っておくというのも
必要な練習であると思いますし
ただ回復をもっていって、右も左もわからないまま
撃ってみてもわかると思います。当たりません。
当てるっていったって、相手は自分で頭を持っているのです。
わざと避けることだってできます。
 ※ モンスターは意図的に攻撃を避けることはできません
で、皆さんがたとえば麻痺?とか撃つと思うんですが
これを撃つ時だって当たらないと思ったら当たりやすそうなときに撃つでしょ?
だから、目なんです。
無限のバリエーションを持つ味方の動きの次を読むために必要なのは
味方の行動を決定付ける各要素の一つ一つをできるかぎり見抜いていく目。
ときには適当だっていいですよ(笑
とりあえずは味方が食らったら装填して、もしくは食らう前に装填しといて、
何度も何度も撃ってみることです。
自然に、気になるところは出てくるはずです。
回復弾もまた、永遠の練習の中に成り立ってると思います。
だからこそモンスターを狩ること自体よりも全然面白みを感じるわけですよ。

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ログ 技術論
最終更新:2012年01月19日 19:52
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