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Tのライバル編・その1

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hutati

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今日も仲良く登校する弟と姉。
T「姉先輩、弟先輩おはようございます」
弟「おっ、T。おはよう。最近機嫌がいいみたいだね」
T「もう!あたしは何時だって普通です!変なこと言わないでください!」
姉「そうそう、弟ったら。ほら学校いこ♪」
弟(姉ちゃんも、ちょっと前は朝は不機嫌だったんだよなぁ…何でだろ。最近は機嫌がいいから良いんだけど)

Tは弟と出会って以来、登校時間は弟と一緒に行ける様に調整した。
しかし毎朝姉と仲良く登校するのが気に喰わず、それで何時も不機嫌であった。
一方の姉も、毎朝弟と二人っきりの登校を、突如しかも弟に生意気な後輩に
二人っきり登校を邪魔をされて不機嫌であった。
最初はにらみ合ったり、牽制しあったりしていた二人だが、やはり弟を想う者どおし通じるものがあるのか
しだいに心を通わせるようになり、また余裕も生まれてきて、平和な関係が築かれだした。
(ちなみにA、Bは別方向からくるため、合流するのはほぼ学校の近くである)
そういった朝の平和がずっと続くかと思われていたが……

男A「おい、聞いたか!?今日俺らのクラスに転校生が来るらしいぞ!!」
男B「ほんと?へっ、どうせ男だったり、ブス女だったりするんだろ?現実は甘くないぜ」
男A「くくく、そう思うだろ?ところがどっこい。今日来るのはすんげえ可愛い子らしいぞ!」
男B「まじで?確かなんだろうな?」
男A「マジマジ。信頼する筋から聞いた情報だから!可愛くて、しかも体つきも3先輩なみらしいぞ!」
男B「うひょお。姉先輩、A,先輩、B先輩なみのくるのか、ぐふぐふ!」
男A「ああ、しかも純情そうなみためらしい。だから早いところ手をつければ、あんなことやこんなことも!」
男B「ふひひひ!純情なら、俺らみたいな奴でも気にかけてもらえて、
   もしかするとギャルゲーやえ、エロゲーみたいな展開もアリって訳だ!」
男A「ああ、内のクラスはブスか、可愛くても可愛げのない奴がいたりするからな!」
男B「ああ、それにしても3先輩なみか…先輩達の体には触れられないけど、同年代でしかも同じクラスなら
   ぐ、ぐう偶然を装って、触るなんてことも!!!」
男AB「たまらんんぁああ!!!」
女A「ああ、えーとそこの馬鹿ふたり」
馬鹿男達「ばかっていうな!いきなりなんだよ!びっくりするじゃねぇか!」
女A「声、大きいっつうの。それよりあれ見てみ」
男達「ん?/・・・…ひっ!?」

T「悪かったねぇ!!!可愛げなくてぇ!!!」
姉「ふぇええん!!!弟~!!お姉ちゃん、いやらしい目で見られてるよぉ……ひっく…あたし、男の人、怖い…」
姉「ねえ、男の人って、全部あんな感じで、酷いこと考えてるの?健全な男の子っていないの」
↑姉は世間ではおしとやかで、上品な振る舞いをしている。実際そう思われている。
男A「あっ……あ…そ、その…これは…」
男B「いや、いや違うんです。特に姉先輩」
姉「いや!近寄らないで!いやらしいこと考えてるなんて不潔よ!」
男AB「あの、あの!すんませんしたぁ~~!!」」ぴゅーーー
T「くぅぅ、あたしに眼中がなかったのが余計にむかつくぅ!」
弟「相変わらず、世間には猫かぶりなんだな」
T「本当です。あたしも意外でした」
姉「えへへ~。ああ、でもあんなやつらにセクハラされるなんて…ぶるぶる。」
T「ほんと!しかも男ってなんで胸ばっかり気にするのよ!しかも大きいのばっかり!」
弟「まあ、大なり小なり男はスケベだし…胸に目がいくのは男のSAGA…」
姉「でもぉ…弟はセクハラしてもいいんだからね?とくにおっぱいとか♪」
弟「ぶほっ!姉ちゃんなんてこというんだよ。だれかに聞かれたらどうするの!」
姉「大丈夫、ちゃんと周りに聞こえないよう計算してるもん!ほらほら、それこそ偶然装わなくてもいいんだよ?」
T「っ~~~!!姉先輩!朝っぱらから変なことしないでください!」
姉「ん?別にいいじゃない。あっ、そうか、Tちゃんは揉ませてあげる勇気がないんだぁ♪」
T「ああああ、あた、当たり前です!!何で弟先輩に揉ませないといけないんですか!!」
弟「T、声が大きいぞ。」
T「!!!?と、とにかく早く学校へ行きましょ!」
姉「ふふふ、面白い子ね!」
弟「あんまりからかっちゃだめだよ」

弟「それにしても純情美少女転校生か……ちょっと見てみたいかも」
姉とT「むっ!!」
弟「な、何!?」
姉「弟、見損なったぞぉ。こんなナイスバディな姉が要るのに、さらにナイスバディを求めるなんて!」
T「ふん!どうせあたしは可愛げのない、貧乳後輩ですよ!先輩の馬鹿!!」
弟「い、いや純粋に見てみたいと思わない?ほ、ほら二人もイケメン転校生がくるとか聞いたら気になるだろ?」
姉とT「な り ま せ ん っ ! ! ! !」
弟「ほ、ほら!落ち着いて!あっ、AとBも来た!」
A「やっほーみんな!」
B「ふたり、何怒ってるの?」
弟「じつはかくかくじかじか」
B「そりゃ、弟君がひどい!」
A「あたしの胸じゃ、満足できないの?」
弟「いや、だからあのですん……?あれ、何だか校門に何だか人だかりができてる」
姉「はぐらかそうたってそうはいか・・・ってホントだ。」

T「中心に女の子が…あれが噂の……」
A「なにやら、早速手が早くて有名な男子生徒が手を出そうとしてる」
B「あっ、片を抱こうとし・・・・あっ!!あの男子いきなりぶっ飛ばされた!」
姉「うそ、あの人空手有段者なのに…」
弟「何者なんだ、あの子・・・ってこっちを振り向いた」
てくてく……てくてく
弟「ん?な、何かこっちに近づいてきたぞ?」
姉「弟見てるような気がする……」
T「ぶるぶる!!」
弟「ど、どうしたの!T!」
T「わ、わかんないんですけど、あたしの本能が、危険を伝えてるの!」
弟「き、危険?」
T「うん。あいつは…あいつはあたしの最大の敵になるっていう危険が!!」
弟「そんな大げさな…」
T「あたしだって信じられないんですけど、けど本能がそう告げているんです!」
姉「そういってるうちに、こっちに来た!!」
ざっ
弟「な、何かな?」
弟(うわぁ、確かに美少女だ。黒髪のショートボブでか、体つきも豊満だ…Dぐらいか…)
?「……じっ……」
弟「な、何?」
姉(くぅうう!弟のやつ、照れやがってぇええ!」
?「……あなたが弟先輩?」
弟「そ、そうだけど?き、君は……」
?「弟先輩、あたしと付き合ってくれ」
全員「な、なんだってーーーー!(AA略)
?「……」

男「ちkっくしょおおお!まぁた弟かっぁあああああ!!!」
男「おれ、もうあきらめた」
女「ふぇえん!やっぱり弟君のまわりには可愛い子がくる運命なのね!」
弟「ちょ!!そ、その急に言われても」
?「けど、あたしは貴方が好きだから、告白したのだが?ってああそうか、貴方はまだあたしのことを知らなかったな」
?「無理もない。いきなり見知らぬ女性が声をかけたのだから驚くのも無理もない」
弟「は、はあ(何だ、ちょっと変わった子だな…)
K「あたしの名はK(くー)だ。以後よろしく頼む」
弟「はあ、こちらこそ…そ、それで何でいきなり付き合ってくれって」
K「何故って、あたしが弟先輩を好きになった。好きになったら次は当然交際を申し込むのが普通だとおもうが?」
弟「はあ、そういわれればそうだね」
K「だから、交際を申し込んだのだよ」
弟「それは分かったけど、けど、何で俺なの?」
K「いたって単純だ。一目ぼれという奴だ。先輩は噂の人だ。最初はまったく興味がなかったのだが
  あまりにも周りが騒ぐので、興味本位で貴方を町で見たときに惚れたのだよ」
弟「そ、それはどうも
  (ううう、さっきから喋りにくい。いたってクールな喋りだから…何時も怒ってるのも疲れるけどこれも疲れる)
K「それで、交際してくれるのか?」
弟「わ、悪いけど…」
K「やはり彼女がいるのか?」
弟「い、いないよ」
K「じゃあ、好きな人がいるわけか。」
弟「そ、それもいないよ」
姉ABT(ちょっとショック!一人いるって言ってくれたら、絶対あたしのことなのに!)
K「じゃあ何で断るのだ?自慢ではないがあたしは性格が良くて聡明で、家庭的なことも全部こなせるいい奥さんになれるぞ」
弟「はあ」
K「それに、美人で豊満な体してるから、そこいらのグラビアアイドルにだって負けないぞ?」
弟「そ、それでも急に言われても……」
K「むぅ。このガードの固さもやはりうわさどおり。ますます燃え上がるというものだ」
弟(な、なんかクールなのに、すごく本音を喋る子だな……ああそれにしても嫌な予感が
姉&T「ちょっと!!アンタさっきから言いたい放題してぇええ!!」
K「むっ!?なんだあんた達は!?」
弟(ほら、予想通り…また平穏な日々が壊れそう)

あらすじ
クールな転校生が、弟にいきなり告白
それを見てきれる、Tと姉

T「先輩の後輩のTよ!」
姉「弟の姉です!言っとくけど、弟はあたしが認めた人でないと、つき合わさないからね!!」
K「ふむ、ただの後輩に、実の姉か」
T「た、ただって!アンタに何がわかるのよ!!い、言っとくけどあたしは先輩と毎日メールしてるんだからね!!」
姉「実の姉がどうしたって言うのよ!!!」
弟「ちょ、ちょっと、ふたりとも落t」
K「だからただの後輩なんだろう?恋人ではなくて。だからメールしてるといっても、普通の友達としてのだろう?」
K「あたしは、弟先輩の恋人になるのだから、付き合った時間は短くとも恋文メールやらその先のことやらをする仲になるんだ」
姉「ちょっと!誰が付き合わせるといったぁ!勝手に決めるなぁ!」
K「弟先輩が、誰と付き合おうが、姉であるあなたでさえ、拒む権利は無いと思うが?」
姉「ふん!教えておいて上げるわ!弟と付き合うはね、あたしの許可を取りにくることが義務付けられているの!」
姉「どの女の子も、一旦あたしの許可を取りに着たわ!もちろん、あたしの目がねにあう子は今までいなかったけどね!」
姉「ああ、そうそう!もちろんあなたはあたしの基準に、もうこれっぽっちも達していないからね!!」
K「ぷ……ふふふ!」
姉「な、何よ!何わらってんのよ!」

K「いや、姉先輩申し訳ない。けどあまりに滑稽だったもので。ぷぷ!」
姉「なぁ!?ぬぁんですってぇ!?」
K「なるほどそうでしたか。姉先輩、一ついっておきますが、貴方は法律で弟さんとは結婚できませんからね」
姉「なぁ!?!わわわわ!解ってるわよ、そんなこと!」
K「まあとにかく、あなたがだめと言っても、弟先輩を魅了すればそれで万事解決することです」
きーんこーんかーんこーん
K「おや、チャイムがなりましたか。弟先輩、これがあたしの携帯とメアドです。」
弟「は、はあ、どうも…」
姉「こら!受け取るなぁ!」
K「あ、先輩の携帯とメアドはもう把握してますか」
姉「きさまぁ!!一体どこで手に入れたのよぉ!!」
A「す、すごいあの子。弟君の番号なんて、この学校の人間でさえなかなか手に入れられないのに」
B「うん。弟君を独り占めにしたいって理由で、だれも教えないからね。教えてもらうには最低10万円はいるらしいし」
K「ふふ。それでは先輩。今日の放課後は一緒に帰りましょう。それでは」
T「くっぅぅうう!な、何なのよ!あいつわぁ!」

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