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317 愛のVIP戦士 後ろに妹がいる中書いたんだぜ。はらはらどきどきなんだぜ。 07/04/28 19:07:36 ID:dvlWOjWI 俺の朝は早い。 姉さんより早く起きないと、姉さんが起こしに来るからだ。その結果どうなるかというと、学校を休むハメになる。 姉さんのことは好きだが、留年するわけには行かないのだ。 着替えて部屋を出ると、廊下に姉さんがいた。俺を起こすつもりだったらしい。 「あ、おとうとくん!おはようにゃん!」 おかしいね。まだ寝ぼけているみたいだ。姉さんの頭の上に変なものが見える。 「どうしたの?早く朝ご飯食べようにゃん!」 姉さんの頭の上に、獣の耳っぽいものが見える。おまけに変な声も聞こえる。なんだよ「にゃん」って。 数瞬後、俺は完全に覚醒した。 「姉さん!?その耳何!?ネコミミ!?」 「これ?なんか朝起きたらついてたの。可愛いでしょ♪」 「語尾の『にゃん』は」 「なんか勝手についちゃうにゃん。そんなことより朝ご飯♪」 これはひどい。ひどすぎる。 事件は昼休みに起こった。 姉さんが俺の教室に、弁当を持ってきたのだ。 それだけならいつものことなんだが、 「おとうとくん!ご飯一緒に食べようにゃん!」 ざざざざざ、とクラスメイトが引いていく。無理もないか。 「弟・・・・・! やりやがったついに・・・・・・!」 「あれれ~? 人として大事な何かがないよ~?」 「行こう渡辺さん。ここもじき腐海に沈む」 「なにあれ。ドラッグでもやってんの?」 「ダメ、ゼッタイ!」 「ざわ・・・・ ざわ・・・・」 「平等は悪である!」 「諸君、私は戦争が好きだ」 「弟!私はあなたのように生きて、死にたい!」 「姉さん、屋上へ行こう。ここで弁当食えるほど俺は豪傑じゃあない。」 「わかった!」 323 愛のVIP戦士 07/05/03 20:35:29 ID:nuijiXMv 仕事を終え帰宅すると、夕飯ができていた。 「いただきます」 「いただきます」 姉さんと二人で食卓を囲む。俺が大学を卒業して就職して以来、ずっとこんな感じだ。 「おいしい?」 「うん。姉さんは昔から、家事だけは得意だね」 「『だけは』ってなによお。」 ある一つの点を除けば、素晴らしい姉なんだが。 無職であるという点を除けば。 夕食後、俺はそのことに触れた。 「姉さん。やっぱりニートはよくないよ」 「私はニートなんかじゃない!」 「じゃあなんなの」 「ふふふふふ良くきいてくれたわねおとうとくん。  私はね、主婦よ!」 「主婦?」 「そうよ!新妻よ!」 「何を言い出すかと思えば・・・  確かに家事は色々してくれているし、それには感謝してるけど」 「まあ見ていなさい」 自分の部屋に帰る姉さん。なにか秘策でもあるのか。 数分後、部屋から出てきた姉さんがきていたものは 「どう?これこそ全世界基準、新妻の標準装備よ!」 洋風エプロンだった。 それだけなら何ら問題はない。 エプロン『だけ』なのが問題だ。 「ね、姉さん!」 「あら、赤くなっちゃって。かーわい♪」 「なんだよそれは!」 「しらないの?若奥さんはこうして旦那さんを誘うのよ」 そろそろと手をエプロンの裾に伸ばし、 「うふふ。裸より、えっちでしょ」 ゆっくりと裾をめくる。 「!!!!!??!?!」 「お風呂も入ったし、ご飯も食べたし、次はやっぱり・・・わたしかな?」 こうして、姉さんは無事「ニート」から「若奥様」にクラスチェンジした。 333 愛のVIP戦士 07/05/08 00:59:29 ID:sxsjgqjH ある日の夕方。 家に帰ると、姉さんがソファーで寝ていた。またこんなところで寝て、と思い起こそうとしたが 「…んんん」 とても幸せそうな寝顔をしている。 起こすのが躊躇われるじゃないか。 「…おとうとくぅん」 俺の夢を見ているのか。起きている間は俺を困らせてばかりの姉さんだが、こうしていると、やっぱり綺麗だ。 姉さんが少し体をよじって 「ん、おとうとくんのおなか…お姉ちゃんのザーメンでタプンタプンだね…」 「姉さん。姉さん。起きて」 姉さんがゆっくりと目を開けて 「…あ、おとうとくんおかえり」 「ああ、ただいま。  姉さん、寝るなら自分の部屋で寝なさい」 「ん、分かった…  でも…」 「?」 「なんか凄い夢を見てたような気がするのよねー」 「忘れなさい」 350 愛のVIP戦士 07/05/14 23:11:13 ID:0AH2nlc9 全米が泣いた衝撃作、ついに日本上陸! ―――許されない、恋だった 「私は彼を、女として愛しております。  彼は私の、実の弟です」 ―――それでも貫き通す、そう誓ったはずだった 「うるさいわねそれがどうしたっていうのよ!  私が生半可な気持でいるとでも思ってるの!?  私は弟君と一緒なら何も要らない、それが私の覚悟!  薄っぺらな考えで、知ったフウなことを語るな、ガキ!」 ――しかし抗えぬ運命は、やがて二人を飲み込み 「やめてくれ姉さん!」 「…私、弟君と一緒に居たい。弟君と一緒になりたい」 「姉さん…姉さん!」 ――誰も予想し得なかった、驚愕のラストへ 「駄目なお姉ちゃんで、ごめんね」 「こんな大騒ぎにしちゃって、ごめんね」 「我が儘で、ごめんね」 「今まで一緒にいてくれて、ありがとう  バイバイ、弟君」 「嘘だ…姉さん…姉さぁぁぁぁぁん!!」 かつてない感動をあなたに。 「姉の空、ESPの夏」 7/7、全国一斉公開 「幸せになってね、弟君」

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