SonicCell

もうどこのメーカーも業務用はともかく、DTM音源なんて作ってないよね……なんていうソフトシンセ全盛のこの時代にローランドが作ってしまった超絶ハードウェアMIDI音源。GM2に対応しているのに、どういうわけかマークが表示されていないとか、どことなく昔のSONYのテープデッキのような外見がなんとも怪しい。音源にしては積み重ねて使うことを想定していないらしく、上面に液晶パネルと操作ボタン、手前側面にボリュームとヘッドホン端子、後方側面に各種インタフェースを装備している。このため、非常に小さい音源でありながら置き場所に困ってしまう非常に厄介な音源である。所有者の一人である持田氏は完全にPCからコントロールする人間なので、上面に荷物が置いてあるが、実際それで特に不便なことはないらしい。

一応、音源部はFantomX直系を載しシンセ系が充実…というか偏ってるので一台で完結させるにはちょっと不向きな構成である(GM2パッチを使えばできないことも無いが)。
インサーションエフェクトが3系統搭載され、SD-80/90に比べると若干操作不快感が緩和されているが、エフェクトを通すこと前提の音が非常に多く、このために3トラック音源なんて呼ばれたりもするらしいが、逆にエフェクトを通さないほうがいい音ってのもあるわけで、好みが分かれるところ。
JD-800Pianoという名前であの硬い音のピアノも収録されている。

変わった仕様としては、USBポートの搭載が挙げられる。USBメモリにMIDIファイルやmp3ファイルを保存しておくと、PCを経由させずに本体だけで再生でき(!)、ライブなどで活躍する…らしい。
また、基本的にはマルチティンバー音源であるが、1トラックにすべての力を投入できるパッチモードもある。

この音源のユーザ
思わず衝動買いしたらしい。

●パート:16
●最大同時発音数:128音
●インサーションエフェクト3系統
●リバーブ&コーラス

以下略。


名前:
コメント:

タグ:

機材
最終更新:2009年10月01日 12:25