VSC-88

88の名を着たゴミ。しかし、一部に存在するVSC信者に対してそれを言うのは大変危険なので注意されたい。

ソフトウェアならではの利点としては、
  • 88proにはない44kHz高音質出力
  • 場所をとらない
  • 最大128音まで発音可能
  • 実は新しいやつはGM2対応だったりする
などが挙げられるが、
  • 88の名前の割りには音は55劣化版
  • 特にドラムは55そのもの
  • 膨大なCPU占有率を誇るにしては音がもっさり
  • 実機に比べてリバーブが弱い
  • 実機に比べてコーラスが鬼強い
  • インサーションとか無視
  • 金払うならWinGrooveの方がよくね?
など、とりあえずSCっぽい音が鳴る簡易音源だと思ったほうが良い。使い方次第では結構な音も出るのだが、ハード音源との互換性は期待できないし、オプションのチェック状況によっても音ががらりと変わる有様なので、同じVSC使いでも聞く人によって音が変わるというちょっと困ったことが発生する。そう考えると最初かから録音前提とも言える音源ですな。

Win98の頃、メーカー製PCではデフォルトでバンドルされていたりして普及率は高かったが、どれだけ人々の役に立ったのかは不明。非常に残念なソフトだが、比較的早い時期のソフトシンセなので、現在では非力なマシン(Win95世代マシンとかね)でもそこそこ鳴るのは魅力ではある。

持田氏談:
高校生時代、音楽教師がこれを使っているのを見て失望したのだが、どうやら音が悪いのを承知で使っていたらしい。音が鳴ればどうでもいいってことですか。音楽教師なのに。

●パート:16(パート10リズム・パート)
●最大同時発音数:128音
以下略。



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最終更新:2009年10月24日 13:01