出題時の注意等

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問題を作成する時に起こりがちなことをまとめました。 ・問題を作ったけど、おかしな所がないか確認したい初心者の魔女さん ・もうベテランだけど、基本に立ち返りたい魔女さん ・いまいち他のゲームとの違いがわからない回答者の皆さん などに参考にしていただければ幸いです。 ---- *ゲームの肝 屁理屈推理合戦に欠かせない要素は以下の2つです。 ・&bold(){人間に不可能と思える事象} ・&bold(){真相には一切のファンタジー要素を含まないこと} 最低限この2つを守ればゲームとして成り立ちます。 逆に、これらを欠いてしまえば それは「屁理屈推理合戦」ではなくなってしまいます。 具体的にはどういけないのか、見てみましょう。 ---- まずは1つ目の「人間に不可能と思える事象」を欠いているケースです。 *情報が少なすぎる 【男は殺された】これは魔女の仕業である! 殺すだけなら人間にもできます。 「殺された」という情報だけでは、回答者もどう推理していいかわかりません。 「人間には不可能な殺し方」をしてこそ魔女なのですから、 「どんな状況で」「どのように殺されたか」を考えましょう。 訂正例: 【男は女にナイフで刺殺された】 【女は一切ナイフに触れていない】 女は魔女で、魔法でナイフを操って刺殺したのだ! 死因、凶器、場所、時間、被害者や犯人の状況などの情報を足すことで ぐっと「事件」らしくなります。 あとはそれらの組み合わせをわざと食い違うようにして、 (この場合「凶器」と「犯人の状況」が食い違っています) 「人間には不可能」であるように見せかけましょう。 *どこが「人間に不可能」なのかわからない 魔女がある村を訪れると、畑は荒れ果て、家はひとつ残らず潰れてしまいました。 さて、魔女は何をしたのでしょう? また、魔女の正体は何でしょう? 謎は謎ですが、「人間に不可能な行為」が入っていません。 やはり畑や家を荒らすだけなら人間にもできます。 上の問題の答えは「魔女=ハリケーン」ですが、 何か別のものを「魔女」「魔法」に言い換え、 それが何か当てるだけのゲームはただのクイズになってしまいます。 訂正例: 【カトリーヌはある村を訪れ、畑を荒らした】 【カトリーヌは畑を荒らす際、自分の身体も道具も一切使用していない】 身体も道具も使わずしてどう荒らす?そう、魔法以外なかろう! 同じく魔女(カトリーヌ)=ハリケーンという答えですが、 ハリケーンに名前をつけて人間だと思い込ませ、 人間にはできない芸当を赤字で宣言することで 「人間のカトリーヌが、人間にはできそうにもない事をした」と思わせることができます。 魔女がケーキを作ったら、男は死んでしまいました! 魔女はいったい何をしたのでしょう? これも同じく、「人間に不可能な行為」を欠いていますが 求めている答えがそもそも違います。 魔女がケーキを作ったことと、男が死んだことの因果関係を求めています。 ウミガメのスープならこれで成り立ちますが、ここは屁理屈推理合戦。 「人間に不可能な行為」を織り交ぜ、うまく「魔法」に見せかけましょう。 訂正例: 女はケーキに呪いを込めて、男を殺すことにしました。 【女は複数の人間に、同じケーキをふるまった】 【男だけが、女のケーキで死んでしまった】 【ケーキを食べた他の人間は、何の異常も起こらなかった】 【ケーキや食器に細工はない】 どうして男だけが死んだのか、魔法以外で説明できますか? 魔女がケーキを作り、男が死んだことの因果関係を求めているのは同じですが 「他の人物が同じケーキを食べたけど無事だった」「細工はない」という条件が足されています。 「異常性のないケーキ」で「男だけが死んだ」状況です。 かなり魔法っぽくなったのではないでしょうか? ---- 次に、「真相には一切のファンタジー要素を含まないこと」を 守らないとどうなるのかを説明します。 *真相が「魔法」以外のファンタジーである 魔法じゃなくて超能力でした、未来の科学技術でした! &bold(){絶対やってはいけません。} 魔法と呼ばれなくても、 「現実の人間に再現不可能な技術」は立派な魔法です。 未来の科学技術なら現代科学の延長だから魔法じゃない、 という意見もあるかも知れませんが &bold(){あくまでゲームの基準は} &bold(){「現代の(あるいは舞台が過去ならその時代の)技術で可能な範囲」でお願いします。} なぜやってはいけないかですが、 回答者は「真相はファンタジー要素を含まないもの」という前提のもと、謎に挑んでいます。 真相にファンタジーを入れてしまえば、回答者にとってフェアではありませんし せっかく挑んでくれた彼らを裏切ることになります。 &bold(){魔女と回答者の間に「互いにルールを守る」という信頼があってこそ、ゲームは成り立つのです。} どうかそのことを忘れないでください。 *問題の世界観や登場人物がファンタジー要素を含んでいる あまり見ないケースですが、版権キャラクターで屁理屈推理合戦を行う際にときおり見られます。 「天使なので空を飛べる」「吸血鬼なのでコウモリに変身して脱出できる」など、 原作での非現実的な設定をそのままゲームに出すとゲームが破綻してしまいます。 前述のとおり、回答者はファンタジー要素を含まないことを前提としているので 非現実的なキャラが出ると、そのキャラにとって何が可能で何が不可能かわからなくなってしまいます。 どのキャラクターを出すのも出題者の自由ですが、 &bold(){原作で非現実的な要素を含むキャラを出す時は、} &bold(){「ゲーム内では人間並みの身体能力である」という断りを入れてください。} ---- #comment() ----
問題を作成する時に起こりがちなことをまとめました。 ・問題を作ったけど、おかしな所がないか確認したい初心者の魔女さん ・もうベテランだけど、基本に立ち返りたい魔女さん ・いまいち他のゲームとの違いがわからない回答者の皆さん などに参考にしていただければ幸いです。 ---- *ゲームの肝 屁理屈推理合戦に欠かせない要素は以下の2つです。 ・&bold(){人間に不可能と思える事象} ・&bold(){真相には一切のファンタジー要素を含まないこと} 最低限この2つを守ればゲームとして成り立ちます。 逆に、これらを欠いてしまえば それは「屁理屈推理合戦」ではなくなってしまいます。 具体的にはどういけないのか、見てみましょう。 ---- まずは1つ目の「人間に不可能と思える事象」を欠いているケースです。 *情報が少なすぎる 【男は殺された】これは魔女の仕業である! 殺すだけなら人間にもできます。 「殺された」という情報だけでは、回答者もどう推理していいかわかりません。 「人間には不可能な殺し方」をしてこそ魔女なのですから、 「どんな状況で」「どのように殺されたか」を考えましょう。 訂正例: 【男は女にナイフで刺殺された】 【女は一切ナイフに触れていない】 女は魔女で、魔法でナイフを操って刺殺したのだ! 死因、凶器、場所、時間、被害者や犯人の状況などの情報を足すことで ぐっと「事件」らしくなります。 あとはそれらの組み合わせをわざと食い違うようにして、 (この場合「凶器」と「犯人の状況」が食い違っています) 「人間には不可能」であるように見せかけましょう。 *どこが「人間に不可能」なのかわからない 魔女がある村を訪れると、畑は荒れ果て、家はひとつ残らず潰れてしまいました。 さて、魔女は何をしたのでしょう? また、魔女の正体は何でしょう? 謎は謎ですが、「人間に不可能な行為」が入っていません。 やはり畑や家を荒らすだけなら人間にもできます。 上の問題の答えは「魔女=ハリケーン」ですが、 何か別のものを「魔女」「魔法」に言い換え、 それが何か当てるだけのゲームはただのクイズになってしまいます。 訂正例: 【カトリーヌはある村を訪れ、畑を荒らした】 【カトリーヌは畑を荒らす際、自分の身体も道具も一切使用していない】 身体も道具も使わずしてどう荒らす?そう、魔法以外なかろう! 同じく魔女(カトリーヌ)=ハリケーンという答えですが、 ハリケーンに名前をつけて人間だと思い込ませ、 人間にはできない芸当を赤字で宣言することで 「人間のカトリーヌが、人間にはできそうにもない事をした」と思わせることができます。 魔女がケーキを作ったら、男は死んでしまいました! 魔女はいったい何をしたのでしょう? これも同じく、「人間に不可能な行為」を欠いていますが 求めている答えがそもそも違います。 魔女がケーキを作ったことと、男が死んだことの因果関係を求めています。 ウミガメのスープならこれで成り立ちますが、ここは屁理屈推理合戦。 「人間に不可能な行為」を織り交ぜ、うまく「魔法」に見せかけましょう。 訂正例: 女はケーキに呪いを込めて、男を殺すことにしました。 【女は複数の人間に、同じケーキをふるまった】 【男だけが、女のケーキで死んでしまった】 【ケーキを食べた他の人間は、何の異常も起こらなかった】 【ケーキや食器に細工はない】 どうして男だけが死んだのか、魔法以外で説明できますか? 魔女がケーキを作り、男が死んだことの因果関係を求めているのは同じですが 「他の人物が同じケーキを食べたけど無事だった」「細工はない」という条件が足されています。 「異常性のないケーキ」で「男だけが死んだ」状況です。 かなり魔法っぽくなったのではないでしょうか? ---- 次に、「真相には一切のファンタジー要素を含まないこと」を 守らないとどうなるのかを説明します。 *真相が「魔法」以外のファンタジーである 魔法じゃなくて超能力でした、未来の科学技術でした! &bold(){絶対やってはいけません。} 魔法と呼ばれなくても、 「現実の人間に再現不可能な技術」は立派な魔法です。 SFも科学的な「空想」に基づいた「フィクション」なので現実的とは言えません。 未来の科学技術なら現代科学の延長だから魔法じゃない、 という意見もあるかも知れませんが &bold(){あくまでゲームの基準は} &bold(){「現代の(あるいは舞台が過去ならその時代の)技術で可能な範囲」でお願いします。} なぜやってはいけないかですが、 回答者は「真相はファンタジー要素を含まないもの」という前提のもと、謎に挑んでいます。 真相にファンタジーを入れてしまえば、回答者にとってフェアではありませんし せっかく挑んでくれた彼らを裏切ることになります。 &bold(){魔女と回答者の間に「互いにルールを守る」という信頼があってこそ、ゲームは成り立つのです。} どうかそのことを忘れないでください。 *問題の世界観や登場人物がファンタジー要素を含んでいる あまり見ないケースですが、版権キャラクターで屁理屈推理合戦を行う際にときおり見られます。 「天使なので空を飛べる」「吸血鬼なのでコウモリに変身して脱出できる」など、 原作での非現実的な設定をそのままゲームに出すとゲームが破綻してしまいます。 前述のとおり、回答者はファンタジー要素を含まないことを前提としているので 非現実的なキャラが出ると、そのキャラにとって何が可能で何が不可能かわからなくなってしまいます。 どのキャラクターを出すのも出題者の自由ですが、 &bold(){原作で非現実的な要素を含むキャラを出す時は、} &bold(){「ゲーム内では人間並みの身体能力である」という断りを入れてください。} ---- #comment() ----

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