Q1 | DNAの遺伝情報は、いくつの塩基で1つのアミノ酸をコードするか。 | A1 | 3つ。 |
Q2 |
細胞の持つ遺伝情報は器官によって異なる。 ○×? |
A2 | × 同一個体であればどの細胞も同じ遺伝情報を有している。 |
Q3 | ある受容体が生体の変化を感知して調節中枢に情報伝達するシステムをなんというか。 | A3 | フィードバック |
Q4 | 生体の恒常性を保つ上では、正のフィードバックと負のフィードバックのどちらがより重要とされているか。 | A4 | 負のフィードバック |
Q5 | レム睡眠時の脳波は速波か徐波か | A5 |
速波。 REM=rapid eye movement |
Q6 | レム睡眠時、骨格筋は緊張しているか弛緩しているか。 | A6 | 弛緩している |
Q7 | 睡眠時間に占めるレム睡眠の割合は加齢により増加するか減少するか | A7 | 減少する |
Q8 | 骨髄において赤血球の前駆細胞の分化を促進させ、赤血球数を増加させる物質は何か | A8 | エリスロポエチン(エリスロポイエチン) |
Q9 | コロニー刺激因子は血液成分中の何を増加させる作用があるか。 | A9 | 好中球 |
Q10 | 癌化学療法における白血球減少症に対して用いる物質は何か | A10 | コロニー刺激因子 |
Q11 | サイトカインとは何か | A11 | |
Q12 | 鉄の摂取不足による貧血をなんというか | A12 | 鉄欠乏性貧血 |
Q13 | 鉄不足になるとなぜ貧血になるか | A13 | ヘモグロビンの合成量が少なくなるため |
Q14 | 鉄の吸収を促進するビタミンは何か | A14 | ビタミンC |
Q15 | 生体内で生じた血栓を溶解する役割を果たす蛋白質分解酵素は何か | A15 |
プラスミン フィブリン(線維素)の溶解に働く |
Q16 | トロンビンの前駆物質名は何か | A16 |
プロトロンビン これが活性化するとトロンビンになり、トロンビンはフィブリノーゲンをフィブリンに変える。 |
Q17 | DICの正式名称 | A17 | 播種性血管内凝固症候群 |
Q18 | プロトロンビン時間とは何か | A18 | |
Q19 | DICでは血液凝固が亢進するか抑制するか | A19 | 亢進する。 |
Q20 | DICでは血小板が増加するか減少するか | A20 |
減少する 血液凝固亢進のため、血小板が消費される。 |
Q21 | DICでは血漿フィブリノーゲンは増加するか減少するか | A21 |
減少する 血液凝固亢進のため、フィブリノーゲンが消費される。 |
Q22 | DICではフィブリン分解産物が増加するが、それはなぜか。 | A22 | 多量に形成された血栓を溶解するために線溶系が亢進するため。 |
Q23 | DICで増加するフィブリン分解産物の名称 | A23 | D-ダイマー |
Q24 | 血液型不適合妊娠における父母のRh式血液型はそれぞれ何か | A24 |
母親…Rh(-) 父親…Rh(+) |
Q25 | 血液型不適合妊娠(母児血液型Rh不適合)では、第一子妊娠時に溶血を生じる。○×? | A25 | × Rh(-)の母親とRh(+)の父親の第一子が産まれる際、胎児血液が母体に入って抗体が形成され、第二子妊娠時に不適合を起こす。 |
Q26 | 血液型不適合妊娠による免疫反応は即時型か遅延型か | A26 |
即時型 液性免疫(抗体)による免疫反応は即時型、細胞性免疫による免疫反応は遅延型。 |
Q27 | 涙液のリゾチームは感染防御に働くか | A27 | 働く。涙液にはリゾチームの他、IgAが含まれ、細菌感染を予防する。 |
Q28 | 腟粘膜のグリコゲンを分解し、腟内を酸性に保つ働きをする細菌名はなにか | A28 |
デーデルライン桿菌 グリコゲンを乳酸に分解することで腟内を酸性に保ち、病原菌の進入・繁殖を防ぐ。 |
Q29 | 胃液中の胃酸は細菌の増殖を抑制するか。 | A29 | する。胃酸はpH1.0~2.0程度の強酸であり、細菌の増殖を抑制する。 |
Q30 | 好中球とマクロファージが有する非特異的生体防御機能は何か | A30 | 貪食能 |
Q31 | 巨核球とは何か | A31 |
血小板の母細胞 成熟した巨核球の細胞体が細かくちぎれたものが血小板。 |
Q32 | 形質細胞はBリンパ球由来かTリンパ球由来か | A32 | Bリンパ球由来 |
Q33 | 形質細胞の働きは何か | A33 | 抗体を産生することで液性免疫に働く。 |
Q34 | 抗体を産生する細胞は何か | A34 | 形質細胞 |
Q35 | 胸腺で成熟するリンパ球の名前 | A35 |
Tリンパ球(T細胞) キラーT細胞やヘルパーT細胞に分化する。 |
Q36 |
マクロファージは抗原提示細胞である。 ○×? |
A36 | ○ 提示された抗原の情報はキラーT細胞へ伝達され、キラーT細胞は抗原に対し細胞障害作用を示す。 |
Q37 | 感染や予防接種による抗原に対し、生体が自ら免疫応答を起こして獲得する免疫をなんというか | A37 | 能動免疫 |
Q38 | 免疫血清の注射や母体の抗体を母乳などを通して受け取ることで獲得する免疫をなんというか | A38 | 受動免疫 |
Q39 | インフルエンザワクチンの接種による免疫獲得は能動免疫か受動免疫か | A39 | (特異的)能動免疫。 |
Q40 | γグロブリンの与薬は能動免疫か受動免疫か | A40 |
受動免疫 γグロブリンとは抗体そのもの。 |
Q41 | 母乳を介した抗体の移行は能動免疫か受動免疫か | A41 | 受動免疫 |
Q42 | 特定の疾患に対する抗体を含む血清のことをなんというか | A42 | 抗血清/免疫血清 |
Q43 | 抗血清の与薬は能動免疫か受動免疫か | A43 | 受動免疫 |
Q44 | ワクチンの接種は能動免疫か受動免疫か | A44 | 能動免疫。ワクチンとは弱毒化/不活化した抗原のことであり、接種することにより免疫を獲得する。 |
Q45 | 胎盤を通過できる免疫グロブリンの種類 | A45 |
IgG IgGは免疫グロブリンのうち唯一胎盤通過が可能なものであり、胎児が母体から受け取る免疫グロブリン。 |
Q46 | 消化管免疫に働く免疫グロブリンの種類 | A46 |
IgA 消化管や気道の局所免疫にはIgAが関与する |
Q47 | 分子量が最も大きい免疫グロブリンの種類 | A47 |
IgM マクログロブリンともいわれる。 |
Q48 | Ⅱ型アレルギーに関与する免疫グロブリンの種類 | A48 | IgM/IgG |
Q49 | Ⅰ型アレルギーやアナフィラキシーを起こす抗体は何か | A49 | IgE |
Q50 | 細胞性免疫の低下した状態に起こりやすい感染は○○○感染である。 | A50 | 日和見感染 |
Q51 | 細菌性赤痢の病原体は何か | A51 | 赤痢菌 |
Q52 | 多発性硬化症(MS)は○○性疾患である | A52 | 脱髄性疾患 |
Q53 | カンジダは常在菌である。○×? | A53 | ○ 免疫力が低下したときなどに病変を起こす |
Q54 | カンジダ症は細胞性免疫が低下したときに発症しやすい。○×? | A54 | ○ |
Q55 | A群β溶血性レンサ球菌発症後に発症する急性腎炎を何というか。 | A55 |
急性糸球体腎炎 A群β溶連菌が抗原となり、腎糸球体に付着することで炎症を起こす。 |
Q56 | 心音のうち、Ⅰ音~Ⅱ音は収縮期にあたるか拡張期にあたるか | A56 |
収縮期 つまり、Ⅰ音とは収縮期の初期に聴取される房室弁閉鎖音のこと |
Q57 | 心音のうち、Ⅱ音~Ⅰ音は収縮期にあたるか拡張期にあたるか | A57 |
拡張期 つまり、Ⅱ音は拡張期初期前の大動脈弁及び肺動脈弁の閉鎖音を指す |
Q58 | 心筋の刺激伝導系のうち、最も早く興奮する部位はどこか | A58 |
洞結節(洞房結節) 洞結節→房室結節→ヒス束→右脚/左脚→プルキンエ線維 |
Q59 | 心電図の波形のうち、PQ間隔は何を示すか | A59 |
房室伝導 房室伝導とは、心房から心室に電気が伝わること。PQ間隔はこの伝導時間を示す。 |
Q60 | 心電図の波形のうち、P波は何を示すか | A60 | 心房の興奮(脱分極) |
Q61 | 心電図の波形のうち、QRS波は何を示すか | A61 | 心室の興奮(脱分極) |
Q62 | 心電図の波形のうち、T波は何を示すか | A62 | 心室の再分極(興奮から覚める過程) |
Q63 | 心電図の波形のうち、Q波は何を示すか | A63 |
心室中隔伝導 さらに、心室全体に伝わった興奮が心室基部に伝わるとR波S波と続く |
Q64 | 大動脈と肺動脈のどちらが血圧が高いか | A64 | 大動脈 |
Q65 | 大動脈と比べ、肺動脈の血管壁の厚さはどうか | A65 | 薄い |
Q66 | 肺動脈を流れる血液は動脈血か静脈血か | A66 | 静脈血 |
Q67 | 大動脈と肺動脈のどちらが塞栓症を起こしやすいか | A67 |
肺動脈。 肺動脈は毛細血管網から成り、血栓により閉塞しやすい。 |
Q68 | 中大脳動脈などの脳動脈本幹は、硬膜下腔とくも膜下腔のどちらを走行しているか | A68 | くも膜下腔 |