2006/10/13 議題「キャラクターとプレイヤーの関係について」

ギブスだ。ドロウのメンバーがギルドにはいったことで、今一度RPについて皆に考えてもらいたくミーティングを開いた。詳細は掲示板を参照してほしい。またこのことを発端にキャラクターとプレイヤーについて議論が発展したので、報告書にまとめておく。

まずドロウについては、この世界でRPできるドロウにEvil属性は選べないようだが、基本的に残虐の種族であると認知されていることをわかっておいてほしい。そしてドロウをRPするプレイヤーおよび、それに接する他のプレイヤーには、種族とのかかわりについて、RPを大事にしてほしい。 キャラクターが種族を意識したRPをしてほしいということだ。

ドロウに限らず、種族間ではある程度の差別が存在することが一般的だ。その世界観的前提を大事にRPしてほしいということだ。もちろん、個々のキャラクターでは、そういう差別に無頓着な設定をしている場合もあるので、必ず差別しろ、という意味でもない。具体的な種族間の歴史を知らないなら、それは種族間の交流に無頓着なキャラクターとして振舞えば問題ない。

さて種族間での差別が存在する場合、当然キャラクター同士の争いというのも否定できない。ここで、キャラクターとプレイヤーとの区別について各メンバーの意見がでたので、議題のとおりのミーティングとなった。

もう一度確認のために重要な前提をかいておく

  • 本ギルド内での活動は、基本的にすべてがキャラクターとしての言動として扱われる
  • 従って、いかなる争いも、キャラクターの争いとしてみなされるため、プレイヤーとしての争いにならないように注意してもらいたい

厳密に全ての言動をキャラクターとして割り切れない場合もあるだろう。キャラクターかプレイヤーか、その区別がはっきりしない部分も当然あるからだ。喜怒哀楽などの感情は特にプレイヤーとしての考えが反映されることが普通である。 RPとしては、そういうプレイヤーの感情を、どうやってキャラクターとして表現するかが大事ではあるが、常に考えてほしいのは、そういうことも含め「キャラクター」として考えるという指向だ。

この世界にいる以上、どのキャラクターがどのプレイヤーによってRPされているかは、明示されない。ということは、よくもわるくも常にキャラクターとして扱われるということだ。キャラクターが嫌われるとプレイヤーも嫌われたような錯覚を覚えるのは、ある意味しかたない。そういうデメリットも許容していかなければならない。

「キャラクターとして行動していれば、どんな言動をしてもプレイヤーが不利益をこうむることは決してない」といっているわけでもない。各自がキャラクターとして振舞うということはギルドの規約にもかいたが、そのキャラクターの言動を受ける聞き手についても、いろいろな意味で喜怒哀楽を含めた自由なRPが許されるべきである。場合によってはプレイヤーの感情に影響を及ぼし、誤解されるということも十分にある。これもこみで、各自の言動には責任をもってRPしてほしい。

誤解をとくのは現実世界でもそー簡単ではない。従って誤解を解くのがRPでも簡単であってはならない。
議論ではなにか問題がおこりそうなときにTELLをつかって、「キャラの性格だから」とプレイヤーがプレイヤーに働きかけるという方法があったが、このギルドではこの方法は推奨できない。これをしてしまうと、RPが非常に薄っぺらくなる危険性が高くなる。つまり都合の悪い状況をすべてTELLでキャラのせいにして解決できてしまうからだ。
誤解などの状況が発生した場合、できるかぎりキャラクターとして、その誤解を解くRPをしていってほしい。(もちろんそのキャラクターが誤解をときたいと思っているのならだが、、)

議題が議題だっただけに、少し偏ってきこえるかもしれんが、喧嘩や争い、もめごとを推奨しているわけではまったくない。状況によっては争いになるRPも十分にあるということだ。ほとんどのキャラクターが子供ではないだろうし、 知力や判断力もそれなりにはあるだおう。冒険中争いごとになれば、PTに迷惑がかかる、または命の危険がある、というのはいうまでもない。レベルの高い冒険者なら感情にまかせて争いをすればいいなどとは決して思わないだろう。

「キャラクターの性格だから、喧嘩して当然」と考えるのではなく、キャラクターの性格、おかれた状況、仲間との関係、そいうことをすべて考慮してRPしてほしいし、十分に考慮したうえでおこった争いは生きたRPとなるだろう。仲間は仲裁にはいるかもしれないし、リーダーはなんとか解決をはかるかもしれない。そいういう周りの反応も生きたRPになっていくだろう。(こうなったときにTELLで解決してしまうと、せっかくRPしていたプレイヤーが、がっかりするのは簡単に想像できると思う)

キャラクター同士の争いは、当人同士や周りの仲間で解決してくれ。大事なRPの一部だから、ギルドマスターはそれにかんしてどうこういうことはない。

但しプレイヤー同士の争いになった場合(そう判断した場合)なんらかの仲裁を行う場合がある。これは他のプレイヤーに迷惑がかかるためだ。


2006/0918/ 議題「フォーラムにおける宣伝活動の是非について」

ギブスだ。先日話し合われたことについて報告をまとめる。
議題にあるとおり、公式フォーラムでこのこのギルドを宣伝するかどうかについてである。狙いはリクルート活動のコスト削減と効率化だ。各自の意見をまとめると

  • 宣伝自体は問題ない
  • リクルートはいずれにしろ一度面談する必要あり
  • ギルドWIKIの場所が探しにくいのでURLはのせてもいいのでは?
  • 特定のプレイヤーにリクルート活動の負担が増えるのはよくない
  • 宣伝効果はあるが、荒らしなどにあうリスクがある
  • もう少し様子をみたほうがいい

と賛成から反対までいろいろと意見がでた。
そこでおれの判断だが、今回は少し慎重になろうと思う。
結論は「フォーラムにはギルドのことをのせない」 だ

理由を以下にあげる
  • WIKIはおれしか書き込みができないが、掲示板は自由にかけてしまう
  • 意外にくだらない荒らしをしてるやつはおおく、すでにDDOでも話題になっている
  • 基本的にはくだらない荒らしの類は、無視するにかぎるが、ギルドの基盤ができるまでは、しょーもない噂の類でいらん混乱をまねきたくない。よって安全措置的に保守的な立場をとることにする。

リクルート活動については、基本的におれが頑張る。
急速な人員確保は不可抗力が大きいことがわかった。 多少不便かもしれんが、そもそも人員確保が本質的目的ではない。おなじ興味をもっているやつがうまく遊べるためのものだ。 リクルート活動については、もう少し工夫をしてみるが、 基本おれだけが行うということに戻そうと思う。

それから、これは俺からの頼みだ。 ギルド活動と非ギルド活動はしっかりと分けてくれ。非ギルドメンバーにギルド活動的常識は通用しないし、ともすれば不用意に敵をつくることになる。個人で話すがすむならいいが、ギルド全体にかかわってくると、他のメンバーに影響が及ぶ。Blue Moon の名前をだすときにはくれぐれも注意してほしい。このての話はかなり適切でないことはわかっているが、立ち上げのはじめの段階だ。そこのところを理解してほしい。
もちろん、各自がきをつけたとしても、なんくせつけるやつはいるだろう。そういう時はギルドマスターとして全力で保護に努めることを約束しよう。

もう一点、これも俺からの頼みだ。このギルド以外にもRPをするグループやギルドは存在する。できればそういうやつらとも関わりをもってほしい。もちろんこれはおれの個人的で一方的な願いなので、性にあわないやつは無視してくれて構わない。
勧誘するとかではなく、RPをして楽しみたいと思うやつが、いろいろ話せるようになったほうがいいと、そういう意味合いだ。
すこしづつでいい、ギルドでなければRPできない、という不遇な状況が改善できればと願ってならない。

以上だ。


2006/0907/ 議題「ギルドの意義について」

ギブスだ。ギルドの運営について問題が生じたため、臨時のギルドミーティングを行った。問題の洗い出しはできたが、解決策にいたってはまだだ。この事態に直面することは、ギルドを立ち上げた当初からある程度の覚悟はしていた。各自いろいろ意見をいってもらったが、その意見の一つ一つが正しい。まずミーティングで洗い出された問題点についてざっとまとめる。細かなずれはあるかもしれないが、そこは許せ。
そのあとだが、問題を解決するための行動をとらねばならん。そしてそのことを考える上で、おれがこのギルドを立てた理由と、それにいたるまでの経緯を話しておこうと思う。その上で、おれも含め各自でこのギルドについてもう一度考えてほしい。

"現状の問題:ギルド規約をみな守っている(違反していない)にもかかわらず、ギルド活動が潤滑に行われない。"

  1. INしているメンバーがいるが、ギルド外活動でなかなか組めない。組もうと声を上げたメンバーが楽しめない。そういう流れを作ろうと勤めているが、スルーされる。
  2. ギルドメンバーがいるがギルド外活動をしている理由:<レベル差の問題>レベル差によって、組みたくても組めない。極端なはなしをすれば、LV5以上はなれたキャラが組んで冒険するのは様々なシステム的弊害があり、現実的でない。ギルド活動をするためにまずレベル格差を埋めるためにギルド外活動が中心になっている

1,2に該当する双方はギルド規約に違反していない。しかしギルド活動が活発化されないことで、ギルドの存在意義にかかわるところまで問題が表面化した。これが今回のメインテーマだ。

これに対する解決策でセカンドキャラを作成することで、ギルドPTを組みやすくするという提案が出された。これは1つの解決策であるがいくつかの問題も含んでいる。そのためこのことについては時間いっぱいで後日に議題はもちこされた。ここまでが今回のミーティングの報告だ。各自問題意識について同じ認識をもっていてほしい。

まずセカンドキャラについてだが、ガイドラインにも書いたとおりだ。システム的にセカンドキャラを禁止することはできない。なので各プレイヤーの判断にゆだねられるところが大きい。おれがセカンドキャラに慎重(ギルドとしてセカンドキャラを推奨していない)なのは、セカンドキャラ、もしくはサードキャラ、をつくると、RPレベルが下がることだ。このギルドはRPをすることが最も重要なこととして発足されたもののため、RPレベルが下がることは避けなくてはならない。セカンドをキャラをつくるより、まずはメインキャラのRPをしっかりするべきだというのが、おれの考えだ。
これはおれの経験に基づいている。どんなにTRPGなどに熟練した人間でも、セカンドキャラをRPすると、どこかでかならず、ミスをする。
そして、それはうすぺっらいRPとして周りにはうつってしまうのだ。
セカンドキャラ導入で低レベルのプレイヤーがPTを組むことができても、そこでのRPがうさんくさくなっていると、RPをしていても楽しいと思えなくなる。このことを一番危惧しているのだ。

だから規約としては制限していないが、できるだけつくらないようにというガイドラインにしている。もちろん将来的に問題がなさそうだと思えば、特にガイドラインでも注意を促すことはしないだろうが、、まだこのギルド自体が若い。今の段階でセカンドキャラを推奨するのは、かなりの危険がある。

レベル格差を問題にしているが、実はおれ自信はまったくきにしていない。むしろレベル格差があるPTでも積極的に組むべきだと考えている。経験値がはいらない、死亡する確率が高くなる、などのシステム的不都合が問題視されているようだが、、それはそんなに大きな問題だろうか?それを今一度問いかけたい。

これについては、苦労して冒険しても経験値がはいらないのであればやはり問題だという意見がある。または、やはり誰もが活躍したいから、LVが低いキャラはその機会がへってしまう、という意見がある。これは正しい。

おれがいいたいのは、RPのことを中心に考えるRP指向とでも呼べばいいかもしれない概念だ。例えば実際にLV格差があるPTを組んで、全く活躍できない、はたまた依頼を達成しても全く経験値がはいらない、はたまた、序盤で死亡して、ほとんどそのままの状態だった、となった場合が、これも含めて一つの経験であり、この経験を実際にしないと、次のRPが生まれない。
活躍できなかった、という経験をしたキャラは、その実経験に基づき、そのキャラがとるべき行動が変わってくるはずだ。ふがいなくも敵をくいとめられなかった戦士は、より強靭な力を得ようと思うかもしれない。はたまた仲間の死亡を防げなかった僧侶は、二度とそのつらい経験をしないように、自分の神に誓いをたてるかもしれない。罠をまったくはずせなかったローグは、次回のトレーナーとの訓練では、より罠の解除訓練に励むかもしれない。こういった経験があるからこそ、次のRPに厚みがでていくるのだ。

そうでないと、システムを知っているプレイヤーが、ゆくゆく活躍できるだろう、もうすでに決まっている成長シナリオを、たんにたどっていくだけになってしまう。これはプレイヤーが望んだ都合のいい状況を、キャラという形で表現してるにすぎない。極端にいえば、プレイヤーの脳みそのなかで完結さへできてしまう。これはロールプレイではない!

システム的不都合を考えているのはプレイヤーであってキャラではないのだ。その前提をまず理解をしてほしい。

つまりだ、実経験に基づき、次にとりうるキャラクターの言動をプレイヤーが代弁しなければならないというのが、RP指向なのだ。
そしてこれをしない限り、問題はつぎからつぎにでてきてしまい、本質的な解決にいたらない。

たしかに一生レベルがあがらないのであれば、ゲームとして成り立たないので、それではやはり問題だ。しかしギルド規約には、ギルド外活動になんら制約をかけていない。だから、一生レベルがあがらないということはないはずだ。ギルド外活動でも、RUNラッシュをさけるグループもいるから、楽しく経験値を得るという方法、いくらでもあるはずだ。

問題なのは、RP指向をするまえに、プレイヤーがシステム的損得を考えてキャラを動かしているということなのだ。このことが様々な問題を生んでいる。

すこし難しくきこえるかもしれんが、とても重要なことだから、これについては、遠慮なく質問してくれ。みなに理解してほしいと思っている。

さて現実的な解決案は、RP指向を踏まえたうえで、次のようなことを提案したい。セカンドキャラについてはギルドとして推奨してもいい。しかし条件としては、セカンドキャラはいかなるギルド外活動も禁止する。もちろん、ギルドの権限で禁止を強制はできない。プレイヤーの良心にかかっている。この「セカンドキャラ代行案」はまだ議論の余地があるだろうから、セカンドキャラをいれることで解決をはかると提案したプレイヤーは、少し考えてみてくれ。
(これについては議論の結果、少し訂正しガイドラインにのせたので、そっちを参考にしてくれ)

次は、おれ自身が思っていた解決方法についていっておく。
おれはこのギルドを立ち上げた当初から、ギルドの解散、分割について模索していた。ミーティングに参加したメンバーには少し話したが今後重要となるテーマなので、この機会に話しておこう。

まず、おれがこのギルドを立ち上げた理由は
「D&Dとして遊ぶならRPをしなければ面白くない。そしてDDOにはRPを促進させるシステムがないので、楽しめない。だったら、自分で環境をつくってしまえばいい」と思ったからだ。
RUNやネタばれが横行しているこの世界で、楽しむためには、RPを楽しめるコミュニティが必要だ。そのコミュニティは、別にギルドでなくてもいい。とっかかりとしてギルドにしたが、俺個人としては、ソーシャルの公募の大半がRPになっていくのがベストだと思っている。そういうゲームの雰囲気ができれば、より楽しめる。そもそも本来のギルドは、プレイヤーのソーシャルコミュニティではなく、キャラのコミュニティでなくてはならないからだ。 冒険者ギルドという形をとるのが本来なのだ。

始まった当初から今現在でも、残念ながらRPは浸透しているとはいない。なのでまだこのギルドの存在はいるだろう。しかし、一つのギルドにとどまっている必要はまったくない。

おれが解散、分割を考えている意図をまとめると、次のようになる

解散:(ワーストケース)RPを楽しみたいというプレイヤーがほとんどいない
解散:(ベストケース)DDOにINするプレイヤーの多くが、RPをするようになり、本来の冒険者ギルドという形がとれるようになった

分割:(ワーストケース)ギルドの原則や規約では、各ギルドメンバーの楽しみを確保できなくなり、RPに対する考えやプレイスタイル毎に分割することで、お互いが楽しくプレイできるようにする

分割:(ベストケース)ギルドメンバー人数が多くなり、ギルド活動に支障がでてくる(ギルドチャットなどの混雑)ため、分家や新しい組織として、RPギルドが拡散していき、すこしづつでもDDOにRPスタイルが浸透していく。

つまり解散も分割も、よい方向にむいた場合にでも、いつか訪れることなのだ。このギルドはRPを楽しむためのギルドだ。そのことは最初に入会のときにいったはずだし、WIKIにも書いてあるはずだ。冒険者ギルドと混同してはならない。冒険者ギルドのそ側面がいま現在あるのは否定しないが、大事なのはRPをして楽しむということには、いろいろな方法があるということだ。このことを理解してほしい。分割も一つの選択肢としてあるということだ。 

おれとしてはワーストケースになって分割や解散がおこらないことをただただ願いたい。そして、ワーストケースにならないようにするにはRP指向が絶対に必要だ。プレイヤーの都合のいい状況をキャラの表現としてすりかえていては、 RUNやネタばれの類と、さほどかわならず、RPスタイルは浸透していかない。キャラが実経験をし、それにもとづいて、言動、スキル、フィーとなどの数値的パラメータにいたるまで、プレイヤーが変わりに調整していくことをしないと、最強キャラや、条件付最強キャラ(たとえば最強の魔法使いのつくりかた)を単につくりあげていくだけになってしまう。

長くなったが、いまいちどRPとはなにか? このギルドの意義とはなにか? 各自が考えてみてほしい。 以上だ
最終更新:2006年11月14日 00:33