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Door

そんな所で立ち尽くして、いったいどうしたんだい?
君の進むべき道は、その扉の向こうだよ。

鍵だって、ほら。ちゃんと開いてるよ。
その鍵を開けたのは、疑いなく君だ。

涙をいっぱい目に溜めて、どうしたの?
ほら、今にも頬を伝う。
その涙は、僕が拭ってあげるから。さあ、その足は君が踏み出して。


何度も手をドアノブにかけては、ためらった末に目を逸らす。
君らしくないな、そんな脆い涙。
残念ながら、僕は一緒に行けないよ。その事はきっと、君が一番知っている。


待ってるから、行っておいで。ちゃんと、ちゃんとここで待ってるから。
そこに待つ人が居れば、帰る道には迷わない。

恐い恐い扉の向こう、そこから先は君しか歩けない。

君一人しか歩けない。

けれど出口の先には、僕がちゃんと立っていよう。

怖れるな、
惑うな、
迷うな。

一足先に、出口の鍵を開けておこう。
光をいっぱいに抱いて、君に贈るから。


さぁ、行ってらっしゃい。