上告部通信


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上告部通信
 私は漸く此頃、或る上告理由は決して逃がす事の出来ぬ理由を体得し、之を高言する事を憚らぬ確信を得るに至り、実に愉快に堪へ不申候、初めは例の通り学説の暗記、判例の引合、記録の棒引等遣り申候、併し此定跡の損害は、試験問題に出ぬ処を勉強し、受任にならぬ事件の研究をした損位の損害にて敢て後悔は仕らず候。
 斯く申上候迚決して慢心は仕らず、仕れず、破毀か棄却か判らぬ事沢山有之、破毀になると申しても随分棄却になり、棄却になると申したのが却て破毀となる場合あり、時々廃業し度くなる事も間々有之候、只提出すべき筈の理由は遺憾なく之を提出し又之れのみ心懸け居り候、該博深遠の法理を論じ糞を千載に垂るる如きは別に其人あり、吾人凡人の到底企及し得べき事に無之候。
<山崎今朝弥著、弁護士大安売に収録>
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