3.15・前編終り


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前編終り
 随分飽き性の僕だが、物好から試みた弁護士はもうかれこれ二十年になる。何かで局面の展開をやりたい、乾坤一擲の勝負をして見たい。イクラ卑怯の僕でも、本気に腹が立つたら、憤然と奮ひ立つ勇気も出るだらう。余りに人にイク地がない、人バカ当にする僕には尚更意気地がない。何か天下に事起れかし、とソンナ大きな野心もなかつたが、何かムシヤクシヤ、早く弁護士を棒に振りたい位の考は此時分から常にあつた。
<山崎今朝弥著、山崎伯爵創作集に収録>
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