書評「生きんが為に」


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書評「生きんが為に」
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「生きんが為に」米騒擾事件の弁論公開
 東京四谷区荒木町八番地
 布施辰治法律事務所発行
 定価金五拾銭郵税金四銭
 振替東京三六四五五番
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 弁護士布施辰治君は、悪口屋を以て鳴る私が、常に最も尊敬する人の一人である。私の布施君に感心するは其長い弁論や強い精力の為ではなく、只其弁護士なる職務に対し非常に真面目の考を持つてる故である。
 本書は其布施君が、多年の宿望であつた『法廷弁論の社会公開』を果たすべく著はされた第一編である。布施君と云ふ弁護士が、否著者が、扱ふに米騒擾事件と云ふ題材を以てす、読者は果して何物をも得ずに居られるであらうか。私は世人、特に此頃の布施君を知らぬ人及弁護士の職務に対して疑念を懐く人に是非本書の一読を薦む。
<以上は、山崎今朝弥氏が著作者である。>
<旧仮名遣いはそのままとし、旧漢字は適宜新漢字に修正した。>
<底本は、『平民法律』第36号14頁。大正8年(1919年)10月。>
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