平民大学夏期講習会(2)


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平民大学夏期講習会(2)
 雑誌『社会主義研究』、『新社会』、及び『新社会評論(新社会の継続誌)』にも平民大学夏期講習会開催の広告ないし概要が掲載されている。以下に紹介する。
(1)『社会主義研究』(平民大学)第1巻第3号(大正8年(1919年)7月号)奥付
「平民大学夏期講習会
 右開会に付、確定したる事項左の通り
期日 八月十日より十七日迄毎日午後七時開場七時半開講
場所 芝区新桜田町十九番地平民大学仮講場
会費 一夕の入場料金参拾銭
講師、演題及日割
 十日堺利彦(日本社会主義史)十一日大庭柯公(露西亜の民衆心理)山口弧剣(維新史の経済的説明)十二日、馬場弧蝶(詩人ウイリアム・モリス)山川菊栄、十三日、西川光二郎(日本労働運動の過去、現在、将来)十四日、川島清治郎(軍国主義)高畠素之(マルクス主義総批評)十五日、生田長江、十六日、山川均(労働運動の社会的価値)荒畑寒村(産業的自由の意義)十七日、大杉栄(社会改造の哲学)●未定宮武外骨
注意
■聴講順位の権利を得んと欲する方は早く申込まれたし(五十人以上の設備なし、満員に達するときは謝絶す)■申込の際聴講する講師(数名若くは全部を聴講するときは其数名若くは全部)を指名せられたし■其後の変更又は確定は本誌次号を見られたし■申込者に特に通知す」
<以上、社会主義研究』(平民大学)第1巻第3号(大正8年(1919年)7月号)奥付から引用。>
 講習会の会場が貸席「玉の井」(その後統一協会)に変更される前の広告である。本広告等を見た聴講希望者が多数であったから会場を変更したのだと思われる。

(2)『新社会』第6巻4号60頁(大正8年(1919年)9月1日発行)
「平民大学各大臣御招待学術講演会々則
会員 日本語を解する老若男女  期間 八月八日金曜日より十四日迄一週間
会費 一晩金参拾銭但釣銭なし  時間 毎晩五時半開場六時半始講約四時間
場所 芝区三田四国町統一協会内平民大学仮講堂
日割、講師、演題
八 日 金 堺 利彦 日本社会主義史  大庭柯公 ロシヤの民衆心理
九 日 土 川島清治郎 軍国主義の理論  高畠素之 マルクス学説批評
十 日 日 西川光二郎 日本労働運動史  室伏高信 社会民主々義批判
十一日 月 荒畑寒村 英国の労働的団結禁止法と其精神  生田長江 ニイチエの社会観
十二日 火 与謝野寛 落首文学評論  大杉 栄 社会改造の哲学
十三日 水 山口弧剣 維新史経済的説明  宮武外骨 江戸時代の階級思想と穢多
十四日 木 山川 均 労働運動の社会的価値 馬場孤蝶 詩人ウイリアム・モリス
東京市芝区新桜田町十九番地 平民大学(振替東京三一三七〇番、電話新橋二〇七七番)」
<以上、『復刻版新社会(第六巻)』(不二出版、1982年)、親本は『新社会』第6巻4号60頁(大正8年(1919年)9月1日発行)から引用。>
 実際に開催された夏期講習会と比べると(平民大学夏期講習会(1)参照)日割が若干異なっていることがわかる。本雑誌の発行年月日は夏期講習会の日程後であるが詳細は不明。

(3)『新社会評論』第7巻5 号裏表紙(大正9年(1920年)7月1日発行)
「大正九年平民大学夏期講習
目的 社会改造運動の闘将養成
科目 社会改造に必要なる哲、文、科、法、政及び経済等の学術研究並に其宣伝、応用術等の実地攻究
方法 各思想及労働団体、政党、当局者、思想及社会運動家等の訪問、見学、招待。茶話、研究、批評、演説、討論、講演、懇話、懇親会又はピクニツク等の開催。野外、屋外の集合、演習及び各種諸会の出席、傍聴並に珍書、禁書の研究。其他は口伝、口授
日時 八月九日より同廿二日迄二週間(毎期其日のプログラム作成)
講師 大学専任教授全部其他大勢(三項参照)
規約 入学、卒学凡て無試験。休学、退学一切随意
特典 甲種官定、社会学士の公認及び寄贈書の分配
学費 一日半円、一週三円、全期五円、申込と同時に前納(乗物、飲食、入場料等の実費は別)
宿費 一日一円以下の実費、五日分宛前納(但満員前に予約したる伝染無病者に限る)
場所 東京市芝区新桜田町十九平民大学(振替東京三一三七〇番、電話新橋二〇七七番)
(本大学発行「社会主義研究」「新社会評論」各月三十銭年三円三十銭)」
<以上、『復刻版新社会評論(第七巻)』(不二出版、1982年)、親本は『新社会評論』第7巻5号裏表紙(大正9年(1920年)7月1日発行)から引用。>
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