3.09・朝鮮問題の問答集・選外壱等

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朝鮮問題の問答集       (一)  今、日本が米国に併呑され、米国人が日本及日本人を軽蔑し又は虐待するなら、僕はキツトその時、日本の独立運動に狂奔するに相違ない。印度や愛蘭以上の深刻激烈のものであるに相違ない。さうして、先づ第一に独立運動を国家主義だの愛国主義だのと嘲笑する日本人に向つて、生命がけの戦争を開始するに相違ない。解放運動が有らゆる桎梏から逃れることが目的である以上民族的隷属に基く軽蔑や虐待からも解放さるべく、先づ独立運動を捲き起すのは当然だ。僕は今朝鮮問題を考へて真に『自分を抓つて人の痛さを知れ。』と云ふことをシミジミ日本人として感ずる。       (二)  実に甚だ遺憾ながら、東洋第一の文化を誇る日本内地と雖も、信濃川電化工事に際し鮮人虐殺頻々と起らば、死体陸続信川に浮ぶ位は朝飯前のことと存候。  此の事が東洋第一の日本に起りたること、電化工事に際し起りたること、鮮人に関して起りたること位では遺憾ながら少しも小生に興味も歓喜も起り不申候。切に貴社の憤起を祈る。       (三)  過般の震火災に際し行はれたる鮮人に関する流言蜚語に就ては、実に日本人と云ふ人種はドコの成下りか知らないが、実に馬鹿で臆病で人でなしで、爪のアカほどの大和魂も無い呆れた奴だと思ひました。その後のことは切歯痛憤身震ひがします。       (四)  朝鮮人に参政権を与ふるの必要なきかとのことですが、日韓併合の御趣旨に基き、とうの昔に自治独立を許すべきだといふが私の持論で、数回公表して居ります。況んやです。 選外壱等  吾々は昨年九月の震災を、この一周年に当り如何に記念すべきか、といふ読売新聞の課題に対し、選外壱等に当選さるべきものとして大正十三年八月十日書いた原稿。  (一)朝鮮人の殺された到る処に鮮人塚を建て、永久に悔悟と謝罪の意を表し、以て日鮮融和の道を開くこと。然らざる限り日鮮融和は到底見込みなし。  (二)司令官本部に宗一地蔵を建立し、永遠に無智と無謀と幼児の冥福とを祈り、以て排日問題の根本口実を除去すること。米国排日新聞の日本に対する悪口は悉く之に原因すればなり。  (三)セツテンデー若くは亀戸労働祭を挙行し、亀戸警察で軍隊の手に殺された若い労働者の魂を猛烈に祭ること。日本の労働者だからよいようなものの、噴火口を密閉したのみで安泰だと思つてるは馬鹿の骨頂だ。何時か一時に奮然として爆烈するは当然過ぎるほど当然である。 <山崎今朝弥著、山崎伯爵創作集に収録>

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