ある国に育った、貧しい少女時代のバルバリシアの物語を基点とするお話。
 彼女は病気の母を救う金を得るため、魔導帝国の策する強化魔導師生育の被験者に志願する。
 邪なる魔物の力と元より備わっていた資質により、彼女は強大な魔力を得る。
 魔導帝国の戦略のもと、次々と戦果をあげるバルバリシア。
 彼女は自分の力にとまどう。が、家族の命運を帝国に握られている今、
 目の前の凄惨な戦いを、非情に徹し片付けることしかできなかった。

 ……そんな彼女の前に、一人の名もなき戦士が立ちはだかる。
 帝国の侵略と圧政に立ち向かう組織の一員である名もなき戦士。
 バルバリシアにはその、名もなき戦士の名に覚えがあった。

 バルバリシアは凶星の日の元に生まれた。彼女は幼き日々を皆に忌み嫌われすごしていた。
 大人たちからは後ろ指を指され、子供たちには石を投げられた。
 そんな彼女をただひとり彼女を庇い、石を投げる子供たちに立ち向かった少年がいた。
 素直な少年だった。彼女がかなしそうな顔をしていたからというだけで、助けに入ったのだ。
 彼は父と共に何かを探している旅人だった。とても素直な少年だった。
 それから、彼女は初めて人と仲良くなれた。彼との時間はとても楽しかった。
 そんな楽しい時間は、少年と父の旅路のもとに、風のように去って行った。
 名もなき戦士は、まぎれもなくあの少年だった……。

 知らずして、バルバリシアは彼の仇となっていた。
 父を、友を、数々の仲間を、バルバリシアは彼から奪っていたのだ。
 戦士はバルバリシアを、あの時の少女だとは知らない……。

 ……とまあ、こんな具合で、バルバリシアが暗黒面に落ちてゆく具合を、
 ところどころエロを交えて描こうか……というビジュアルノベル。
 エグさとピュアさが交互に展開する構成にしたい。
 ちなみにコレにでてくる帝国は、ミシディアの黒歴史時代という設定。