エル・ヴィエント
ウルフ・チームがMDで展開した「アーネスト・エバンス」シリーズ第1弾。
物語は3部作中2番目に位置する。シリーズにはアル・カポネなど実在の人物も登場する。
今作は邪神復活を目論む邪教団を止めるために邪神の血を引く主人公アネットが各地を奔走する。
最初の話にあたる「アーネスト・エバンス」の方が後に出た。3作目は「アネット再び」の項参照。
「アーネスト~」はメガCDで発売されている(海外ではOP以外のデモを省いてロムで発売された)
山根和俊氏がパッケージの絵や漫画を描いていた。漫画はある事情により未完。非常に惜しい…
ゲームはアネットの滑らかな動きとド派手な拡大処理(画面が見辛い…)が売り。
レスティアーナ
レスティアーナ…
体から大きな円状の波動を飛ばしてくる(足場を破壊する)。
2つの誘導弾を放つ。回転ジャンプで体当たりしてくる。
ハスター…
首や尻尾を無茶苦茶に振り回して体当たり。各部位から画面端で反射する火炎弾を連射。
「なぜ私達の邪魔をするの、アネット? 同じハスター様の血を引く仲間でしょう?」
「なかなかやるわね、アネット」
「レスティアーナ。貴女と同じハスター様の血を引く選ばれた人間よ」
「ハスター様は私が召喚してみせる 貴女に邪魔はさせないわ!」
「…嘘をついても無駄よ!私はハスター様の無限の力を取り込むことが出来るのよ!!」
「何とでも言うがいいわ。私の邪魔をするのならそれなりの覚悟をしておくことね」
「ひとまずはさよならよアネット」
「・・・・・・・・」
「ヘンリー、あなたアネットを恐れているの?あんな小娘、なにかしようものなら私がとどめをさすわ」
「なに!?」
「……それはいけにえになれということなの?」
「・・・・・・・・」
※ヘンリー…ハスターを召喚して人類を滅亡させようと画策する邪教団の教祖
本作のもう一人の主人公ともいえる存在。
アネット同様、異界の邪神「ハスター」の血を引く少女。高い魔力を持ち戦闘力も高い。
ハスターを蘇らせ、その力を得ることを目的として邪教団と手を組んでいる。
2面でボスとして初登場し、崩れる足場の上で戦うことになる。
小さな竜のような姿の使い魔(邪神の眷属?)がおり、その背に乗って飛行する。
邪教団の教祖ヘンリーに「お前はハスター様と一体になるのだ!」と吹き込まれるが、
実際のところ生け贄同然であった。その末路が最終ボス「ハスター」。
前作(にあたる)「アーネスト・エバンズ」に引き続いて2度目のラスボスとなる。
レスティアーナの魂と体を糧に復活を果たした邪神「ハスター」は暴走したかの如く暴れ回る。
その暴れっぷりは手がつけられないほどだがアネットの高位の魔術を用いれば何とか勝てるはず。
勝利の後に残ったものは、変わり果てたレスティアーナの骸だけであった……
余談だが彼女は「アネット再び」でも登場している。
アネットの力を引き出そうとする謎の男「ジーク・フリード」の手によって
標本にされてしまったのだ。残念ながら背景扱いのため今回は除外した。
- レスティアーナキタ――(゜∀゜)―― -- おにゃほにゃ (2006-12-08 21:35:33)
最終更新:2006年12月08日 21:35