3つの注文と二つの決済注文

「IFO(アイエフオー)注文」は、IFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた注文方法で、両者の特徴をそのまま活かした方法です。

最初にIFD注文が約定した後に、自動的にOCO注文が発動される仕組みです。

IFDでは、決済注文は一つしか発注できませんが、OCOは一度に二つの決済注文が可能です。この両者を組み合わせることによって、一度に3つの注文が出せて、決済注文も二つ可能になります。

つまり、IFO注文で発注した場合、「新規ポジションの確保」「利益確定の指値」「損切りの逆指値」を同時に発注できて、最初の注文が約定されると、二つの決済注文も自動的に発動されるということです。

IFO(アイエフオー)取引<例>

たとえば、現在の相場が1ドル=116円だとします。1ドル=115円になったら買いという指値注文を新規で発注しました。

一定の利益を確保するため、【1ドル=117円になったら売り】、もう一方は損失を限定するため、【1ドル=114円になったら売り】という条件も同時につけ加えます。

このケースでは、予想どおり1ドル=117円(ドル高)になったら【2円の利益が確定】し、予想とは逆に1ドル=114円(ドル安)に振れたら【1円の損益が確定】ということになります。

このように、IFO(アイエフオー)注文は、買いから売り(売りから買い)まで、一度の注文で指定できて、決済も自動でされますから、為替レートをチェックできない方、パソコンの前に張り付くことが出来ない方でも、取引が可能な方法といえるでしょう。
最終更新:2009年04月26日 23:21