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■キャラクター名 天間屋 海道

■性別 男性

■所持武器 論文集

■首級 トロンボーン=ホーン

■エピソード 後述

■キャラクタータイプ ノーマル
■攻撃力 0
■防御力 0
■体力 4
■精神 6
■FS 20
■FS名 魔人科学

■特殊能力
「論文1 タマゴとニワトリよりは無意味だがバターを背に塗った猫がどうやって落ちるかよりは有意義な研究 第三章 中二力の肉体依存性について」 発動率75% 成功率100%

永続でマップ全体に「高中二的活性フィールド」を展開する。

「高中二的活性フィールド」内にいる敵味方問わずすべてのキャラクターは体力が-5になるまで死亡せず、体力0になっても攻撃力・防御力を無視されない。
<注>効果が発揮された場合、瀕死状態になるのは体力が-4になってからとなる。

ただし即死能力・死亡制約は「体力が-5になる」扱いになる。
論文を読み上げなければならないので発動後永続で行動不能となる。
また、論文の聴衆がたくさんいないと読みがいがないので、自陣3列目以降(敵陣寄り)でしか使えない。

■キャラクター説明
独立行政法人魔人総合研究所第三室長にして魔人発生学の権威。
30代までで魔人環境学・魔人社会学の分野で綺羅星のごとく数々の論文を発表しており、若き天才・次世代の魔人省長官などとうたわれていた。

だが、あるとき発見した一つの仮説に取り憑かれてしまい失脚。一独立行政法人の室長にまでおいやられ、学会では異端扱いされている。

白髪白髭白衣の白老人。人とも魔人ともコミュニケーションのとれないタイプ。

■エピソード
 トロンボーン=ホーンは天間屋 海道を嫌っている。

「本日はどのようなご用件でしょう、博士」

「……」

 ホーンの声は研究室の闇に消えていき、キーボードをたたく音だけが残る。声をかけられても天間屋はホーンを一瞥もしない。

 自分で呼び出しておいて無礼なものだ、とホーンはあからさまにため息をつく。
 その程度の皮肉を意に介さないことはわかっている。いや、それどころか聞こえているかも怪しい。

 この男は自分の世界に没頭するといつまでも返ってこない。それになんど振り回されたことか。

「博士」

「……国家刺客試験、というものを知っているかね」

 唐突に天間屋が話し始める。返事をするような愚は冒さない。話の邪魔をして機嫌を損ねられてはたまらない。

「国会議事堂の件以来威信を失いかけている政府の打った愚にもつかない政策だが、くふふ。内容自体はどうでもよい」

 不快な音を小刻みに立てながら天間屋の足が揺れだす。機嫌がよくなるとこの男はすぐに貧乏ゆすりを始める。
 パソコンデスクの上のコーヒーカップが倒れる。何もこぼれない。黒い何かのこびりついた内側を覗かせている。

「くふふふ、だがな、試験官はあのオルガノン=カノンとサンタルチア=パルチアだそうでな。くふふふふ、政府め、もはや力などないと思っていたがそんなのもまでそろえるとは」

 よりいっそうキーボードをたたく音が高くなり、呼応するように貧乏ゆすりも激しくなっていく。

「あるいはぽぽの一族めらが協力しているのかも知れんがわしの知ったことではない。重要なのはその二人がかかわっているということだ」

 かたかたかた

「分霊憑依と邪気眼収集家、その二人がそろっておればついにわしの論文の正当性が証明できるかもしれん。そうすればあっちん研の連中など」

 天間屋の口の端からくふふふふふ、と笑い声が漏れる。

「というわけでな、わしは国家刺客試験に参加したいのだよ」

 やっと本題に入ったのか、天間屋はゆっくりと首をホーンへとめぐらせる。

「それで私にどうしろと?国家刺客試験に参加しろというのですか?」

「いやいや、ホーンよ、我が子よ、ネクロマンスの傍流よ。そんなことではないのだ」

 呼びかけられた言葉がホーンの神経を逆しまになぞる。
 この男にネクロマンス=ダンスの複製として作られて幾星霜、子と呼ばれる筋合いなどないとホーンは思っている。

「参加資格は手に入れてある。くふふふふふふ、ぽぽの一族に掛け合ってな。まったく、論文と特許があわせて5つは持っていかれたわ」

 もっとも重要なものは手放しとらんがな。と天間屋が笑う。

「でしたら……」

「だがな。二次試験ではA級魔人の首級が必要なのだ。この老いぼれにそんなものとってくることはできん。これ以上ぽぽの一族に借りを作るのも癪だしな」

 なるほど、つまり天間屋はホーンにA級魔人の首を取ってこいというのだろう。
 それさえ聞けばもう用事はない。それよりも一刻でもはやくここから立ち去りたい。

「つまり私の任務は……」

「そうだ、ホーンよ。悲しき我が子よ。ネクロマンスの複製品よ」

 ぐちゃり、という擬音が似合うように白髪と白ひげに包まれた顔をゆがめ。

「その首、父におくれ」

 言った。
 殺気を感じ、逃げようとしたホーンの耳を明るい声が打つ。

「鬼無瀬時限流奥義・暮蛇蛙」

 魔人の脚力でのバックスッテプはしかし足首から先だけが地面に残ってしまいうまく飛べず、顔を守ろうとした両手は肩だけが体にせんじて落ちてゆく。
 ああ、切り刻まれたのだなとホーンが認識したときには首が。


「おお、哀れな我が子よ」

 天間屋が涙を流しながらホーンの頭を抱えているのを、ネクロマンス=ダンスは愉快気に眺めていた

 自ら殺させておきながら、天間屋は心からホーンのために涙しているのだ。

「ま、どうでもいいですけどね。それよりも天間屋博士、白金一族とは言わないでも、もうちょい上等な体用意できなかったんですか」

 ネクロマンスの言葉にも反応せず、天間屋はホーンの頭をホルマリン漬けにする作業をやめない。
 殺しておき、心まで涙を流しながらためらいなく利用する。

「お前の首、わしがきちんと使わせてもらうからな」

 ネクロマンス=ダンスは天間屋 海道を嫌ってはいない。